静岡市 |
麻機遊水地第4工区
Part III: 麻機湿原を北へ(2) |
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採集日:2014.01.23 | ウオッちず | で位置確認 |
麻機遊水地 第4工区,麻機湿原(静岡市),11:07
ふたたび橋が現れた。
ここは両側に水(というか水路?,注)がある。
注:地図や航空写真を見るかぎり周辺の川・水路などとつながってはいないようだ。
また,北側にある大きな池とも途中にある通路などによって分断されているようにみえる。
ただし,北側の大きな池には,その周囲に樋管らしきものが3ケ所ある。
それらは近くを流れる巴川や七曲川とつながっているようだ。
適宜,川から取水,あるいは川へ排水しているのかも知れない。
まずは左(西)側を撮影(静岡市),11:08
水路というか池というか・・・。
形からすると,かつての水路跡のようだ。
上記のように,ここは北側の大きな池とつながっているように見えないが,
周辺の堤防には,やはり樋管らしき場所が2,3ケ所確認できる(すべて西側の堤防にある,
七曲川沿いにはない)。
どこかで外とつながってはいるようだ。
ただし,現在,水の流れは確認できない。
橋の先をパノラマ撮影(静岡市),11:08
1枚目:遠くに見えるのがサッカー場。
2,3枚目:さきほど七曲川沿いからも眺めた緑色のネットで囲まれた「多目的広場」。
3枚目:橋の右隣にはパイプを並べた上に土盛をした「橋」がある。
こちらが遊水池南端とサッカー場の間を通る2本のルートのうちの直線的な道路にかかる「橋」だ。
土盛橋の反対側(静岡市),11:09
前方を七曲川が流れているが,こことつながっているかは不明。
既述したように,地図や航空写真を見るかぎり,つながってはいないようだ。
土盛橋を降りて横から撮影(静岡市),11:09
水の流れがないせいか,かなり「熟成」が進んでいる。
麻機遊水地 第4工区,麻機湿原(静岡市),11:10
1枚目:土盛橋際で
採集(麻機遊水地,第4工区-03)。
従属栄養の原生生物が多い。
中でも,淀んだ水によくいるミドリムシ類が目立った。
2枚目:iPad mini で現在地を確認。
ピンぼけてしまった。GPSのポインタもかなりぶれている。
観察された生物:
クリプトモナス(Cryptomonas ovata),
ミドリムシ(
Euglena hemichromata 多数,
Euglena sp.),
ウチワヒゲムシ(
Phacus pyrum,
Phacus sp.),
未同定の鞭毛虫,
小型鞭毛虫数種,
アクチノフリス(Actinophrys sol),
コクリオポディウム(Cochliopodium sp.),
リトノタス(Litonotus sp.),
ラクリマリア(Lacrymaria olor),
ディセマトストマ(Disematostoma bütschlii),
ミドリゾウリムシ(Paramecium bursaria),
キネトキルム(Cinetochilum margaritaceum),
ツリガネムシ(Vorticella convallaria),
シヌラ(Synura),
トリボネマ(Tribonema),
ヒザオリ(Mougeotia),
アオミドロ2種(Spirogyra),
ミカヅキモ(
Closterium moniliferum),
ユレモ2種(Oscillatoria sp.),
ケンミジンコ,
センチュウ,
木製橋の反対(西)側(静岡市),11:12
こちらも結構よさそうだが,橋の周囲には枯草が多いので水際に近付けそうにない。
木製橋近く(静岡市),11:13
少し進んだ位置で斜面を降りて水際に近付くことができた。
麻機遊水地 第4工区,麻機湿原(静岡市),11:13-11:14
1枚目:枯草には結構な量の水垢が付着している。
2枚目:これを
採集(麻機遊水地,第4工区-04)。
ここは期待したほどはいなかった。
観察された生物:
クリプトモナス(Cryptomonas ovata),
ミドリムシ(Euglena sp.),
小型鞭毛虫数種,
ディフルギア(
Difflugia mammilaris),
コレプス(Coleps hirtus),
タルケイソウ(Melosira),
他の珪藻各種,
ヒザオリ(Mougeotia),
アオミドロ2種(Spirogyra),
ワムシ,
センチュウ,
サッカー場の角を右へカーブ(静岡市),11:18
2枚目:カーブの途中に水路にかかる橋があった。
水路にかかる橋を正面からパノラマ撮影(静岡市),11:18
橋の先は「麻機湿原」に敷設された桟橋状の木道になっていた。入ってみる。
橋の脇に設置されている案内板(静岡市),11:19
「リバーフレンドシップ,River Friendship,NPO 麻機湿原を保全する会,
麻機遊水地第4工区 西側堤内湿原部 A=50,000m2,
お問い合わせ:静岡県静岡土木事務所 ・・・」とある。
麻機湿原に敷設された木道を進む(静岡市),11:19
1枚目:左のような湿原へ降りるスロープのような場所が何ケ所かあった。
ただし,進入禁止のようだ。
湿原内に設置されている各種案内(静岡市),11:19
1枚目:「カヤツリグサ科,アゼナルコ,・・・寄贈 NTT西日本 静岡」とある。
2枚目:「田んぼの復元」。
復元年月日:平成14年9月とある。10年前だ。
Part IV: | 麻機湿原〜桟橋状木道 2014.01.23, 11:20 - 11:33 |