小谷村
栂池自然園
ミズバショウ湿原
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採集日:2009.07.11 ウオッちず で位置確認

栂池ビジターセンター内を通って自然園へ(小谷村),13:54
1,2枚目:センターの入口手前から自然園と入口をパノラマ撮影。 左は通行止めになっているので,センターの入口を経由して中へ入らなければならない。 センター内で,パノラマウェイの乗り場で購入した入園券付き乗車券(3300円)を見せて中へ。

栂池自然園,ミズバショウ湿原,右はパス(小谷村),13:58-13:59
1,2枚目:入口を入るとすぐに左右に分かれた木道が現れる。 右はバリアフリータイプの木道で,ミズバショウ湿原の北縁〜西側を通るルート。 前回,前々回と歩いたが,こちらの木道沿いには池塘等の採集ポイントはない。 また,今回はあまり時間的余裕もないので, 右へは入らずに左の湿原の南縁を通る木道(通常は戻る際に利用するルート)へ。 こちら側には木道沿いに池塘がある。
なお,現在の時刻はおよそ14:00。 復路のバスは16:00(最終)なので,まだ2時間あるが, この後,ロープウェイ(5分)&ゴンドラ(20分)に乗って山を降りなければならない。 乗車時間は計25分だが,ロープウェイは20分おきに運行されているので, 最悪20分の時間的余裕を見ておかなければならない(実際,この後,発車直後にロープウェイ乗り場に着いたため, しばし待たされた。注1)。 となると,計45分(注2)。 余裕をみてバスの発車時刻の約1時間前(15:00)にはこの自然園を出なければならない。 残された時間は1時間なので,これからミズバショウ湿原を往復するが, 片道30分以内にUターンすることにした。

注1:当初は20分待たされたかと思ったが,画像の撮影時刻を見ると,待たされたのは約10分だった。 乗客が多かったので,10分間隔になったようだ。
注2:実際は,この他,ビジターセンターからロープウェイ乗り場の自然園駅まで歩く必要がある。 ゆっくり歩くと10分弱かかるので,これも含めると55分。約1時間,移動にかかることになる。

栂池自然園,ミズバショウ湿原(小谷村),13:59
1,2枚目:ミズバショウ湿原南縁を通る木道から白馬岳方向を撮影。 空が曇っているため,雪の白と雲の白がかぶっている。 また,明るさが足りないため,全体に色彩がにぶい。


できればこういう画像を撮りたかったのだが・・・(2006.8.11,10:34-10:35撮影)

栂池自然園,ミズバショウ湿原(小谷村),13:59-14:00
木道の左(南側)で花をつけていた樹木があった。 これはさきほど天狗原の白馬大池・山ノ神分岐付近でも撮影した ウラジロナナカマドSorbus matsumurana)。

栂池自然園,ミズバショウ湿原(小谷村),14:00
木道の脇では コバイケイソウVerantrum stamineum)が咲いていた。

栂池自然園,ミズバショウ湿原(小谷村),14:01
その近くの木道直下で採集(栂池自然園-1)
観察された生物: 小型繊毛虫数種, シヌラ(Synura), 小型珪藻少々, ワムシ,

栂池自然園,ミズバショウ湿原(小谷村),14:01-14:02
さらに進んで木道脇の小さな池塘で採集(栂池自然園-2)
観察された生物: クリプトモナス(Cryptomonas), トラケロモナス(Trachelomonas volvocina), 小型鞭毛虫数種, スピロストマム(Spirostomum teres), プロロドン(Prorodon sp.), 小型繊毛虫数種, 珪藻少々, ハタヒモ(Netrium digitus), フタボシモ(Cylindrocystis), ユレモ(Oscillatoria), Hapalosiphon, クマムシ, ワムシ,

栂池自然園,ミズバショウ湿原(小谷村),14:03
今度は左側で採集(栂池自然園-3)
観察された生物: クリプトモナス(Cryptomonas), キロモナス(Chilomonas paramecium), ミドリムシ(Euglena mutabilis), 小型鞭毛虫数種, 小型太陽虫, 小型繊毛虫数種, サヤツナギ(Dinobryon), ボツリオコッカス(Botryococcus sudetica), クレブソルミディウム(Klebsormidium), フタボシモ(Cylindrocystis), タテブエモ(Penium polymorphum), クロオコッカス(Chroococcus turgidus)多数, Hapalosiphon, ワムシ, センチュウ,

栂池自然園,ミズバショウ湿原(小谷村),14:04
近くにあったこれは??)。

栂池自然園,右はミズバショウ湿原北側のルートとの間を繋ぐ木道(小谷村),14:05
1枚目:この辺の木道が新しくなっていることに帰宅してから気づく。 下段は3年前の映像。T字路の反対側から撮影。 この頃は普通の木道だったが,現在はT字路の手前,および,南北ルートの連絡用木道がバリアフリータイプに変わっていた。 また,その先(画面左前)も形式は従来通りだが,新しくなっていた。 ここは大勢の人が訪れるので,木道が痛むのも速いのだろう(注)。 2,3枚目:T字路の手前で咲いていた コバイケイソウVerantrum stamineum)。

注:復路で乗車したロープウェイ内で聞いた乗務員の説明によると, この栂池自然園を訪れる人は,最盛期には1日5000人にもなるという。

2006.8.11,13:05反対側から撮影。 前方に見えるのは,ビジターセンター脇の栂池ヒュッテ記念館。

栂池自然園,ミズバショウ湿原(小谷村),14:05-14:06
南北ルート連絡用木道の脇で採集(栂池自然園-4)
観察された生物: 渦鞭毛虫の一種, ミドリムシ(Euglena mutabilis), ヒアロスフェニア(Hyalosphenia papilio), アンフィトレマ(Amphitrema stenostoma), ウロトリカ(Urotricha), サヤツナギ(Dinobryon sertularia), カメガシラモ(Tetmemorus laevis), ツヅミモ( Cosmarium globosum), イボマタモ( Euastrum cuneatum), ハタヒモ( Netrium digitus多数, N. oblongum), フタボシモ(Cylindrocystis), タテブエモ(Penium polymorphum), クロオコッカス(Chroococcus turgidus), シネココッカス(Synechococcus), Hapalosiphon, クマムシ, ワムシ, センチュウ,

栂池自然園,ミズバショウ湿原の南側を南南西へ(小谷村),14:07
分岐を過ぎ,さらに南西へ向って歩く。

栂池自然園,ミズバショウ湿原(小谷村),14:07-14:08
左手前の小さな池塘で採集(栂池自然園-5)
観察された生物: 小型鞭毛虫数種, 小型繊毛虫数種, 珪藻少々, ボツリオコッカス(Botryococcus sudetica), ヒザオリ(Mougeotia), ホシガタモ( Staurastrum hystrixS. wandae), ハタヒモ( Netrium digitus多数, N. oblongum), クロオコッカス(Chroococcus turgidus), ネンジュモ(Anabaena), Hapalosiphon, ケンミジンコ, ミジンコ, ワムシ, イタチムシ(Chaetonotus hystrix), センチュウ,

栂池自然園,ミズバショウ湿原(小谷村),14:09
1,2枚目:今度はこのやや大きな池塘で・・・。

栂池自然園,ミズバショウ湿原(小谷村),14:10
採集(栂池自然園-6)
観察された生物: 渦鞭毛虫の一種, ディフルギア( Difflugia oblonga), 共生藻を持つチラキディウム(Thylakidium), ハタヒモ( Netrium digitusN. oblongum), クロオコッカス(Chroococcus turgidus), シネココッカス(Synechococcus), メリスモペディア(Merismopedia), ユレモ(Oscillatoria), ミジンコ, ワムシ, センチュウ, イタチムシ,

栂池自然園,ミズバショウ湿原(小谷村),14:10-14:11
近くにはできたばかりのチングルマGeum pentapetalum)の果穂が。

栂池自然園,ここはミズバショウ湿原の南西端付近(小谷村),14:12-14:13
1枚目:この辺からゆるやかに右へカーブし,南西向きから西向きに変わる。 2枚目:前方に雪をかぶった山が見えてきた。 3枚目:3年前ほぼ同じ場所から撮影した画像(2006.8.11,10:55撮影)。

栂池自然園,ミズバショウ湿原(小谷村),14:13
1,2枚目:パノラマ撮影。左右で明るさが違ってしまった。 右の池塘で・・・。

栂池自然園,ミズバショウ湿原(小谷村),14:14
採集(栂池自然園-7)
観察された生物: 渦鞭毛虫の一種, ラブドモナス(Rhabdomonas sp.) ヘレオペラ(Heleopera), サヤツナギ(Dinobryon sertularia), 共生藻を持つ未同定の繊毛虫, ボツリオコッカス(Botryococcus sudetica), ミカヅキモ(Closterium pronum), ホシガタモ( Staurastrum hystrixS. simonyi), ハタヒモ( Netrium digitus), クロオコッカス( Chroococcus pallidusC. turgidus),

栂池自然園,ミズバショウ湿原(小谷村),14:15
1,2枚目:パノラマ撮影。 左にやや大きな池塘がある。 木道からやや離れているが,よく見ると,水辺が木道の側まで広がっていた。

栂池自然園,ミズバショウ湿原(小谷村),14:15
そこで採集(栂池自然園-8)
観察された生物: ミドリムシ(Euglena mutabilis), ラッパムシ(Stentor sp.), ナベカムリ(Arcella sp.), 共生藻を持つチラキディウム(Thylakidium), 共生藻を持つプラチオフリア(Platyophrya similis), 珪藻少々, ヒザオリ(Mougeotia), イボマタモ( Euastrum cuneatum), タテブエモ( Penium cylindrusP. polymorphum), クロオコッカス( Chroococcus pallidusC. turgidus), シネココッカス(Synechococcus), Hapalosiphon, ワムシ, イタチムシ,

栂池自然園,ミズバショウ湿原(小谷村),14:16
1,2枚目:パノラマ撮影。 前方で右から木道が合流している。 ここはミズバショウ湿原の北側と南側(現在)のルートが合流する地点。 手前右に大きな池塘がある。

栂池自然園,ミズバショウ湿原の南西端(小谷村),14:16
その池塘の前に立って木道の合流点を撮影。合流点のすぐ側にも池塘があるが,,。

栂池自然園,ミズバショウ湿原の南西端(小谷村),14:17
まずは手前の池塘で採集(栂池自然園-9)。 もうだいぶ採集したので,今回はここまでとした。
観察された生物: カリキモナス(Calycimonas physaloides), ラブドモナス(Rhabdomonas sp.) ディフルギア( Difflugia oblonga), ヒアロスフェニア(Hyalosphenia papilio), ラッパムシ(Stentor multiformis ?), サヤツナギ(Dinobryon sertularia), ジクチオスフェリウム(Dictyosphaerium), ボツリオコッカス(Botryococcus sudetica), エレモスフェラ(Eremosphaera viridis), アステロコッカス(Asterococcus sp.), ゲミネルラ(Geminella), Microthamnion kuetzingianum, ツヅミモ( Cosmarium globosum), ホシガタモ( Staurastrum simonyi), イボマタモ( Euastrum cuneatum), クロオコッカス( Chroococcus pallidusC. turgidus), ミジンコ, ワムシ, センチュウ,

さて,既述したように,復路のバス時刻(16:00)に合わせて山を降りるには, ミズバショウ湿原に滞在できる時間は最大1時間(14:00-15:00,この後,ロープウェイ&ゴンドラに乗車して山を降りる)。 30分以内にUターンすれば間に合うので,まだ10分くらいは余裕がある。 しかし,隣のワタスゲ湿原を往復するとなると,時間的にギリギリになってしまう。 用心してこの辺で戻ることにした。 ミズバショウ湿原とワタスゲ湿原の間には「風穴」という場所があるので,そこの写真を撮ってから戻ろう。

栂池自然園(小谷村),14:19-14:20
合流点の先に咲くキヌガサソウParis japonica)。 3年前(下段)に比べると,葉,および,花弁の数が多め。 3年前は7〜9葉がほとんどだが,今回は,8〜12葉。 花弁も同様。 今気づいたが,花弁と葉の数は常に一致している?


3年前にもここで咲いていた(2006.8.11,11:04撮影)

栂池自然園,(小谷村),14:20
キヌガサソウの近くにはサンカヨウOplopanax japonicus)の群生も。

栂池自然園,ミズバショウ湿原からワタスゲ湿原へ至る途中に風穴がある(小谷村),14:21
ワタスゲ湿原(標高1870m)はミズバショウ湿原(標高1860m)より若干高い位置にあるので, 途中,わずかだが木道は階段状となる。

栂池自然園,残雪が(小谷村),14:21
その途中にはこのように残雪が所々にあった。

栂池自然園,階段状の木道を上がると・・・(小谷村),14:21

栂池自然園,そこに風穴がある(小谷村),14:22

栂池自然園,風穴(小谷村),14:22
既述したように,ここで引き返すことにした。


3年前にもここには残雪があった(2006.8.11,11:02-11:03撮影)

栂池自然園(小谷村),14:25
戻る途中で見かけたタテヤマリンドウGentiana thunbergii var. minor)。 前回(2006.8.11)はいたるところで咲いていたが, 今回はまだ季節的にやや早いのだろう。ここ以外では見当たらなかった。

栂池自然園,ミズバショウ湿原を戻る(小谷村),14:27
左前方にミズバショウ湿原の北と南のルートをつなぐ木道が見えてきた。

栂池自然園,ミズバショウ湿原を戻る(小谷村),14:27
同上。

栂池自然園,ミズバショウ湿原を戻る(小谷村),14:28
栂池ヒュッテ記念館が見えてきた。

栂池自然園,(小谷村),14:29
木道に迫り出して咲いている花があった。 これはオオバタケシマランStreptopus amplexifolius var. papillatus)?,

栂池自然園,ビジターセンターを通って外へ(小谷村),14:30
休憩せずに,そのまま林道白馬大池線を歩いて自然園駅へ向う。
既述したが,復路のバス(16:00)に乗車するには,ここを15:00までに出れば十分間に合うはず。 時間的にはまだ余裕があるので,ここで食事をしていきたい気もした。 しかし,ロープウェイで待たされる可能性があるし(実際そうだった), 他にも予測できないことが起きてバスに乗り遅れると,復路の新幹線にも乗り遅れてしまうので, ひとまず栂池高原のバス停まで行って,そこで時間に余裕があれば,食事等を考えることにした。

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