乗鞍高原
まいめの池
&偲ぶの池
ここで採集されたサンプルの観察結果を Google で検索 お知らせ

採集日:2014.06.29 ウオッちず で位置確認

まいめの池 or 偲ぶの池(松本市),13:13
東西に細長い池の中央付近からパノラマ撮影。
ここは古くからある案内では「 まいめの池」となっているが, 比較的新しい案内では,こちらは「偲ぶの池」と記してある。 そして,東の高台(1枚目)にある別の池が「まいめの池」とされている。 最初に古い案内を見てここを「まいめの池」としたので,過去の記録との整合性を保つために, 当面はここを「まいめの池 or 偲ぶの池」と呼ぶことにしている。

乗鞍岳をやや望遠で撮影(松本市),13:14

乗鞍岳を望遠で撮影(松本市),13:14

まいめの池 or 偲ぶの池(松本市),13:14
池の西側へ少し移動して,東を向いてパノラマ撮影。 この辺がいつもの採集ポイントなのだが,今回は西端の様子が気になったので, 採集する前に西端の様子も撮影することにした。

まいめの池 or 偲ぶの池(松本市),13:14-13:15
西端近くに移動して,再度,東を向いてパノラマ撮影。 1枚目:昨年は干上がっていた場所にもしっかり水がある。 しかし,2011年と2012年の07月とくらべるとやや少なめだ。 また,西端付近(3枚目)にはあまり水がない。すでに草地化しつつある。


2013年06月の様子(2013.06.30,13:48撮影)。 今回よりやや東側で撮影。

2012年07月の様子(2012.07.09,13:06撮影)。

2011年07月の様子(2011.07.10,12:56撮影)。

2010年08月の様子(2010.08.04,13:04撮影)。

2007年11月の様子(2007.11.4,12:54-12:56撮影)。

2006年06月の様子(2006.6.8,14:24-14:25撮影)。

まいめの池 or 偲ぶの池(松本市),13:15
1枚目:さきほどの採集ポイントへ戻り, 2枚目:ここで 採集(まいめの池 or 偲ぶの池)
1枚目:昨年(下段1枚目)と比べると,若干だが水位が高いことがわかる。
観察された生物: マルウズオビムシ(Peridinium), クリプトモナス(Cryptomonas sp.), 小型鞭毛虫数種, パラコンディロストマ(Paracondylostoma setigerum), 珪藻各種, クンショウモ(Pediastrum angulosum), イカダモ(Scenedesmus), サヤミドロ(Oedogonium), ヒザオリ2種(Mougeotia), アオミドロ2種(Spirogyra), ホシミドロ(Zygnema), コウガイチリモ( Pleurotaenium trabecula), ミカヅキモ( Closterium intermediumClosterium sp.), ケンミジンコ, センチュウ,


2013年06月の様子(2013.06.30,13:48撮影)。

まいめの池 or 偲ぶの池(松本市),13:16
池近くでは,この白い小さな花が目立った。 ハコベの仲間(ナデシコ科)に似ているので,調べたところ,花じたいは ノミノツヅリArenaria serpyllifolia,ナデシコ科 ノミノツヅリ属) に似ていることに気づいた。しかし,ノミノツヅリは咢片が花弁より長いが, これは逆に非常に短い。どうやら オオヤマフスマMoehringia lateriflora,ナデシコ科 オオヤマフスマ属) のようだ。

まいめの池 or 偲ぶの池(松本市),13:17
さきほどの西端の近くで撮影したが,西端ギリギリまで行っていないことが気になり, 再度,西端へ移動して,東を向いてパノラマ撮影。

まいめの池 or 偲ぶの池(松本市),13:17-13:18
東へ移動して,高台にある別の池へ。 既述したように,古い案内と比較的新しい案内では,まいめの池と偲ぶの池の名前が逆になっている。 古い案内にしたがって,以前は高台にある池を「偲ぶの池」と記していたのだが・・・。
2枚目:高台の手前には,右の池から流れ出る水の出口があり, そこに大きな岩が置かれていて渉れるようになっている。 岩と岩の間を滔々と水が流れていた。

偲ぶの池 or まいめの池(松本市),13:18
1〜3枚目:高台に上がったところで東を向いてパノラマ撮影。


2013年06月の様子(2013.06.30,13:51撮影)。

2010年08月の様子(2010.08.04,13:08撮影)。 観察できた原生生物はわずか。

2007年11月の様子(2007.11.04,13:04-13:05撮影)。 原生生物はまったく観察できなかった。

偲ぶの池 or まいめの池(松本市),13:18
池端は急に落ち込んでいて,草もなければ水垢・藻塊ともほとんど見当たらない。 採集中止。

偲ぶの池 or まいめの池(松本市),13:19
池の北側はやや遠浅になっているようだ。水際に草も生えている。 これまであそこでは採集していないので,近付いて採集してみることにした。

偲ぶの池 or まいめの池(松本市),13:19-13:20
1枚目:草のある水際で,,。 2枚目:採集(偲ぶの池 or まいめの池)。 草はあっても水垢はわずか。 これだと原生生物はあまり期待できない。 と,この時は思ったが,そのわりには結構いた。
観察された生物: 小型鞭毛虫数種, ユーグリファ(Euglypha acanthophora), 未同定の繊毛虫, クンショウモ(Pediastrum), イカダモ(Scenedesmus quadricauda), サヤミドロ(Oedogonium), ヒザオリ(Mougeotia), コウガイチリモ( Pleurotaenium trabecula), ミカヅキモ( Closterium baillyanum), ツヅミモ( Cosmarium quadrum, アルスロデスムス( Arthrodesmus convergens), ダルマオトシ(Hyalotheca dissiliens), ワムシ, ミジンコ, センチュウ,

上と同じ位置で乗鞍岳を撮影(松本市),13:21

乗鞍岳を望遠撮影(松本市),13:21

上高地乗鞍林道へ出て左折,どじょう池へ(松本市),13:23
2枚目:2013年06月の様子(2013.06.30,13:54撮影)。

目 次 へ

HOME | 研究資料館 | 採集の記録 | 採集地ごとの生息情報 | 長野県の他の地域