乗鞍高原
どじょう池 とその周辺
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採集日:2007.11.04 ウオッちず で位置確認

どじょう池へ(松本市),13:13-13:16
1枚目:坂を登っていくと,,,。 2,3枚目:傾斜がなくなったところで道は緩やかに右へカーブ。

どじょう池へ(松本市),13:16
カーブの途中には「一ノ瀬つつじ園」がある。

途中にあった池塘?(松本市),13:16-13:18
1枚目:フと「つつじ園」の向かいにある湿地を見ると,池塘らしきものが見えた。 ここは前回は見逃していた場所のようだ(後述するように,前回この近くで採集した池塘は,ここより少し先にある)。 池塘から少し離れた位置には何本もの踏み跡があった。しかし,さほど歩かれていないようで裸地化は起きていない。 それどころかかなりふかふかした草の絨毯のよう。 2枚目:池塘に近付いてみようとしたが,足が草の中に沈んでしまうのでこれ以上近付けない。 3枚目:やむなく同じ位置から望遠で撮影。ミツガシワの茎らしきものがたくさん見える。水もたっぷりある。 4枚目:カップ付指示棒でなんとか採集(どじょう池手前の池塘)
観察された生物: トラケロモナス2種(Trachelomonas), クリプトモナス(Cryptomonas), リピドデンドロン(Rhipidodendron), ユーグリファ( Euglypha acanthophoraEuglypha sp.), シクリディウム(Cyclidium), Chlorobotrys, バキュオラリア(Vacuolaria virescens), 珪藻各種, サヤミドロ(Oedogonium), Bulbochaete, ミカヅキモ( Closterium abruptumC. baillyanumC. dianaeC. intermedium), ツヅミモ( Cosmarium connatum), ホシガタモ( Staurastrum lunatumS. forficulatumS. polymorphum), チリモ(Desmidium sp.), ダルマオトシ(Hyalotheca dissiliens var. dissiliens), ケンミジンコ, ミジンコ, イタチムシ,

前回採集した池塘は乾いていた(松本市),13:18-13:19
1枚目:車道へ戻り少し歩くと,,。 2枚目:また池塘らしき場所があった。 前回(2006.6.8)採集したのはここだ。 しかしすでに干上がっているので採集不可。

どじょう池手前(松本市),13:19
右へのカーブが終わる付近にくると前方に駐車場がある(注)。 その向かいにどじょう池の入口がある。

注:ここはいつ来ても車が何台か停まっている。 春先はミズバショウなどを鑑賞に来る人がいるのでわかるのだが, 今の季節は何が目的でここに車を停めているのだろう・・・。

どじょう池へ(松本市),13:20
道標にしたがい右へ折れる。

どじょう池(松本市),13:20
右へ入って少し進んでから前方をパノラマ撮影。

どじょう池(松本市),13:21
さらに近付いて池の様子をパノラマ撮影。 ここもすでに水が減って泥状態になりつつあった。 前回(2006.6.8)とはだいぶ雰囲気が異なる。 当然だが,,,。

どじょう池(松本市),13:21-13:23
1枚目:前回採集した場所はかなり乾燥化していたので,どこかに水はないかと探したところ, 右手(南)の土手際に多少水が残っているのが見えた。 2枚目:そこへ近付くと,土管が土手の下に埋設されていた。水位調節用だろう。 3枚目:その土管の近くで採集(どじょう池-1)
観察された生物: 渦鞭毛虫の一種, クリプトモナス(Cryptomonas), 小型鞭毛虫数種, ユーグリファ( Euglypha acanthophora), ヒスチオバランティウム(Histiobalantium), オクロモナス(Ochromonas), 珪藻各種, クンショウモ(Pediastrum angulosum), イカダモ(Scenedesmus), AnkistrodesmusAsterococcus, コウガイチリモ( Pleurotaenium trabecula), ミカヅキモ( Closterium cynthiaC. dianaeC. pronumC. intermedium), ホシガタモ( Staurastrum connatumStaurastrum lunatumS. pseudosebaldi), トゲツヅミモ(Xanthidium antilopaeum), ダルマオトシ(Hyalotheca dissiliens var. dissiliens), ワムシ,

どじょう池(松本市),13:23-13:24
1枚目:カメラの位置を水面すれすれにして撮影。 2,3枚目:その近くにある泥を採集(どじょう池-2)。 後で調べてわかったが,この泥に砂粒はほとんど含まれていない。 大半は珪藻や腐食した草の破片など。 まだ完全に乾燥した訳ではないので,実験室に戻り水を加えると泥の中からたくさんの原生生物が現れた。
観察された生物: 渦鞭毛虫の一種, トラケロモナス(Trachelomonas), エントシフォン(Entosiphon), コクリオポディウム(Cochliopodium), ディフルギア( Difflugia bipesDifflugia sp.), ヒスチオバランティウム(Histiobalantium), レンバディオン(Lembadion lucens), 珪藻各種, クンショウモ(Pediastrum sp.), ミクロスポラ(Microspora), コウガイチリモ( Pleurotaenium trabecula), アオミドロ(Spirogyra), ホシミドロ(Zygnema), ミカヅキモ( Closterium dianaeC. intermediumClosterium sp., intermediumに似るが縦筋の幅が広い, Closterium sp.), ツヅミモ( Cosmarium connatumC. pachydermum), ツヅミモないしアルスロデスムス(両底部に突起があったりなかったり), ホシガタモ( Staurastrum connatumS. pseudosebaldiS. vestitum?), イボマタモ( Euastrum denticulatum,ないし類似種), ダルマオトシ(Hyalotheca dissiliens var. dissiliens), チリモ(Desmidium sp.), Cylindrospermum

車道を下る(松本市),13:25-13:28
1枚目:どじょう池での採集を終えて元来た道を戻る。 2,3枚目:途中目についたのがヤドリギViscum album)。 宿主の木が葉を落としてもヤドリギは葉を落とさないため,かなり目立つ。

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