瀬戸市/海上の森
海上の森近くの名称不明池
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観察された原生生物名一覧(2013.05.12 現在 82 種)

採集日:2013.05.12 ウオッちず で位置確認

左に目指す池が現れた(瀬戸市),14:58-14:59
1,2枚目:パノラマ撮影。 1枚目:左に池があった。 2枚目:道はこの先も続いているようだが・・・。前方に倒木が見える。 3枚目:iPad mini で現在地を確認。池の北西端に出たようだ。 前方の道(2枚目)は途中までしか描かれていない(点線で)。果たしてその先にも道はあるのか? 今回は確かめなかったので不明のままだ。
ただし,iPad mini (FieldAccessHD)で航空写真(オルソ画像)を見ると,この池の南東側に開けた場所が写っている。 写真からは耕作地のようには見えないが,かつては耕作地があり,この道はそこへ通じる道だったのかも知れない。 また,湿地のようにも見えるので,次回はその開けた場所も訪れてみたい。 さきほどの分岐(14:55-14:56)を左へ進めば,その開けた場所へ出るようだ。

名称不明の池(瀬戸市),15:00
1〜3枚目:池側を向いてパノラマ撮影。

名称不明の池(瀬戸市),15:00
1〜3枚目:池端に近付いて再度パノラマ撮影。 水面はヒツジグサNymphaea tetragona,スイレン科 スイレン属 ) の葉で埋め尽くされている(注)。 2枚目:岸辺近くになにやら赤茶色に染まった構造物が廃棄されてあった。 どうやら回転式の椅子のようだ。しかし,すべてが金属(おそらく鉄)で出来ているようなのでやや変わった椅子だ。

注:今回は訪れることができなかった「赤池」にもヒツジグサがあるらしい。 次回は是非,赤池も訪れてみたい。

名称不明の池(瀬戸市),15:00-15:01
1枚目:椅子の左側にある岩に乗って, 2枚目:その周辺で採集(名称不明の池-01)。 ここにはたくさんの原生生物がいた。 今回の採集サンプルの中では,この池が一番原生生物が多い。
観察された生物: キストディニウム(Cystodinium), 渦鞭毛虫の一種, クリプトモナス( Cryptomonas platyurisCryptomonas sp.), ウチワヒゲムシ(Phacus trypanon), エントシフォン(Entosiphon), トラケロモナス(Trachelomonas intermedia), ペラネマ(Peranema), 小型鞭毛虫数種, アカントキスチス(Acanthocystis penardi), ポンフォリクソフリス(Pompholyxophrys sp.), トリカメーバ(Trichamoeba), サッカメーバ(Saccamoeba), コクリオポディウム(Cochliopodium sp.), 大型コクリオポディウム(Cochliopodium sp.), ナベカムリ(Arcella sp.), ディフルギア( Difflugia oblongaDifflugia sp.), バンピレラ(Vampyrella), サイフォデリア(Cyphoderia ampulla), フレンゼリナ(Frenzelina), ラッパムシ(Stentor muelleri), 共生藻を持つスティコトリカ(Stichotricha), アスピディスカ(Aspidisca costata), ハルテリア(Halteria), ウロトリカ(Urotricha), レンバディオン( Lembadion bullinumL. lucens), ミドリゾウリムシ(Paramecium bursaria), ツリガネムシ(Vorticella), 共生藻を持つチラキディウム(Thylakidium), マルロモナス(Mallomonas sp.), 珪藻各種, クラミドモナス(Chlamydomonas sp.), ボツリオコッカス(Botryococcus braunii), クレブソルミディウム(Klebsormidium sp.), ヒザオリ(Mougeotia), オニノカナボウ(Triploceras gracile), コウガイチリモ( Pleurotaenium ehrenbergii), コウガイチリモ( Pleurotaenium trabecula), ミカヅキモ( Closterium acutumC. gracileC. setaceumC. ulna?, Closterium sp.), アルスロデスムス( Arthrodesmus incus), ツヅミモ( Cosmarium contractumC. obsoletumCosmarium sp.), ホシガタモ( S. avicula var. subarcuatumS. connatumS. cuspidatum), イボマタモ( Euastrum ansatum var. pyxidatum), アワセオオギ(Micrasterias denticulata), ダルマオトシ(Hyalotheca dissiliens), Sphaerozosma granulata, ミクロキスティス(Microcystis), ワムシ, ケンミジンコ,

名称不明の池(瀬戸市),15:01-15:02
岩の周囲にはやや見なれない草が。これは ゴウソCarex maximowiczii var. maximowiczii,カヤツリグサ科 スゲ属) というらしい。

名称不明の池(瀬戸市),15:02
そしてこれ。これは何だったか,え〜と。 ??) イグサの仲間?

名称不明の池(瀬戸市),15:02, 15:04
1枚目:今度は椅子の右側。廃棄されたタイルのようなものの上に乗って,, 2枚目:その近くで 採集(名称不明の池-02)。 これまでヒツジグサが育っている場所では原生生物があまり多くなかったことが多いので,さほど期待しなかったが 翌日以降の観察では,今回のサンプル中,ここがもっとも原生生物の数(種数)が多かった。 意外なものだ。
観察された生物: キストディニウム(Cystodinium), クリプトモナス(Cryptomonas sp.), ミドリムシ(Euglena sp.), トラケロモナス(Trachelomonas armata), カラエリヒゲムシ(Salpingoeca), 小型鞭毛虫数種, ポンフォリクソフリス(Pompholyxophrys sp.), 小型太陽虫, サッカメーバ(Saccamoeba), コロトネベラ(Korotnevella), ナベカムリ(Arcella gibbosa), ディフルギア( Difflugia acuminataDifflugia sp.), フレンゼリナ(Frenzelina), ラクリマリア(Lacrymaria sp.), ハルテリア(Halteria), ウロトリカ(Urotricha platystoma), ウロレプタス(Uroleptus), アスピディスカ(Aspidisca costata), 共生藻を持つスティコトリカ(Stichotricha), ミドリゾウリムシ(Paramecium bursaria), レンバディオン(Lembadion lucens), プルーロネマ(Pleuronema), ツリガネムシ(Vorticella), モナス(Monas sp.), シヌラ(Synura), マルロモナス(Mallomonas sp.), クラミドモナス(Chlamydomonas sp.), サヤミドロ(Oedogonium), ゲミネルラ(Geminella), ヒザオリ(Mougeotia), コウガイチリモ( Pleurotaenium ehrenbergii), ミカヅキモ( Closterium acutumC. dianaeC. gracileC. intermediumC. libellulaC. lunulaC. macilentum v. japonicumC. naviculaC. setaceum), ツヅミモ( Cosmarium contractumC. obsoletum, ホシガタモ( Staurastrum lunatum?, S. hantzii), イボマタモ( Euastrum ansatum var. javanicumE. sinuosum), アワセオオギ(Micrasterias denticulata), ダルマオトシ(Hyalotheca dissiliens), ハタヒモ(Netrium digitus), ネジモ/トルチテニア(Spirotaenia obscura) -> Tortitaenia obscura, メリスモペディア(Merismopedia), ユレモ(Oscillatoria sp.), ケンミジンコ, イタチムシ,

さきほどの広場のような場所まで戻った(瀬戸市),15:06
1〜3枚目:パノラマ撮影。 1,2枚目:草に覆われた道?なりに前方で左へカーブ。 3枚目:こちらがさきほど出て来た場所。 こちらへ戻ったのでは道路へ出るまでに距離があり過ぎるので,ここはこの広場を通って近くにある車道へ出ることにした。

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