高崎市
榛名湖
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観察された原生生物名一覧(現在 37 種)

採集日:2010.05.22 ウオッちず で位置確認

終点の榛名湖バス停からの眺め(高崎市),11:49
バスは定刻(1155)より早めに終点に着いた。
1〜4枚目:バスを降りた目の前に榛名湖が広がっていた。即,パノラマ撮影。 1枚目:左はバスが方向転換するためにとってあるスペース。その先に遊覧船の乗り場がある。 遠くに見えるのは掃部岳(掃部ヶ岳,標高 1449m)。 2枚目:掃部岳の右にある盛り上がりは硯岩。そのさらに右が鬢櫛山(標高 1350m)。 3枚目:画面中央(北北東方向)は見たままの烏帽子ヶ岳(標高 1363m)。 4枚目:榛名湖の東に隣接する榛名富士(1390.7m,注)。 その奥に見えるのが相馬山(標高 1411m)。

注:麓の県立榛名公園近くからロープウェイが頂上まで通じている。 が,「運転中」となってはいたものの(後出),何度見てもロープウェイを移動している客車は見えなかった。 今日はなんらかの理由で運転中止?だったのかも。

榛名湖バス停から県道33号 渋川松井田線へ(高崎市),11:49

榛名湖の南岸沿いを東へ(県道33号 渋川松井田線,高崎市),11:50
1,2枚目:左に恐竜の形をしたボートが浮かぶボート乗り場を見つつ,県道33号の歩道へ。

榛名湖の南岸沿いを東へ(県道33号 渋川松井田線,高崎市),11:51
ここは,榛名富士の麓にある県立榛名公園(あるいはその周辺の遊歩道や登山道)へ向う人が多く通るので, 柵付きの立派な歩道がある。

榛名湖南岸沿いを東へ(県道33号 渋川松井田線,高崎市),11:52

榛名湖南岸沿いを東へ(県道33号 渋川松井田線,高崎市),11:56-11:57
これはヤマツツジRhododendron obtusum)?

榛名富士を左に眺めつつ歩く(高崎市),11:57-11:58
1,2枚目:榛名富士の右手前に,これから歩く湖畔沿いに敷設された桟橋状の木道が見える。

県道33号から湖岸沿いの木道へ(高崎市),11:58
深く落ち込んだ湖岸と県道33号の間が広がり,小さな広場のような場所が現れた。

県道33号から湖岸沿いの木道へ(高崎市),11:59-12:00
1〜3枚目:パノラマ撮影。 湖岸沿いに敷設された木柵沿いに進む。

湖岸沿いの木道へ(高崎市),12:00
これは花が終わった後のヘラオオバコPlantago lanceolata)?

湖岸沿いの木道へ(高崎市),12:00
1,2枚目:パノラマ撮影。 木道が迫って来た。前方の坂をそのまま降りようかと思ったが,かなり急なので, 画面右の先にある坂道から木道へ向った。

湖岸沿いの木道を東へ(高崎市),12:02
1,2枚目:木道に入って少し進んでからパノラマ撮影。 木道の入口近くには漁業協同組合?の建物があり,人がいたので撮影できなかった。

湖側の岸辺の様子(高崎市),12:02
水は澄んでいて藻塊などは見当たらなかった。

途中から湿原の上を通る(高崎市),12:03
1枚目:さらに進むと, 2枚目:木道は湖畔沿いに広がる湿地の上を通るようになる。

湖に通じる水路の上を通過(高崎市),12:03
1枚目:湖側。2枚目:湿地および車道側の水路。 こちらには水面に多数の藻塊が浮かんでいた。 採集したかったが,木道から水面までの距離がかなりあり,カップ付き指示棒を使っても届きそうにないので止めた。

湖岸沿いの木道を東へ(高崎市),12:05-12:06
水路の先に行くにしたがい,木道の位置がやや低くなる。 枯草の間に水たまりがあったので, カップ付き指示棒を使って採集(榛名湖-1)。 枯草は赤い泥で覆われていたが,この赤はおそらく酸化鉄だろう。 しかし,残念ながら翌日の観察では,原生生物はほとんどいなかった。 波打ち際で常に湖の水で現れているせいか,それとも他の要因によるものかは不明。 モヤモヤしているのは糸状バクテリア?
観察された生物: 小型繊毛虫数種, 珪藻少々,

湖岸沿いの木道を東へ(高崎市),12:07-12:08
少し進んでからまた採集(榛名湖-2)。 ここも同様。残念ながら原生生物はほとんどいない。
観察された生物: クリプトモナス(Cryptomonas sp.), 小型鞭毛虫数種,

湖岸沿いの木道を東へ(高崎市),12:09
湖側は水が澄んでいるのと,木道からやや離れた位置に水面があるため, カップ付き指示棒でも届きそうにない。なので採集できず。

水際にたくさんの魚が(高崎市),12:09
1枚目:前方に県立榛名公園が迫って来た。 2枚目:この辺の湖畔は草地というよりは普通の土でできている。 水際ではたくさんの魚が群れていた。 県立榛名公園には「ワカサギが産卵中なので採らないように」といった趣旨の案内があちこちにあった。 よって,これらはワカサギHypomesus nipponensis)?

木道の先にある県立榛名公園へ(高崎市),12:10-12:11
2枚目:木道の先は湖に注ぐ水路に架かった橋で終わる。

県立榛名公園(高崎市),12:11
1〜4枚目:公園の広場から西〜北をパノラマ撮影。 1枚目:今歩いてきた桟橋状の木道。 2枚目:やや奥に見えるのは杏ヶ岳(標高 1292.3m)かも? 3枚目:掃部岳(掃部ヶ岳,標高 1449m)と右隣にある硯岩。 4枚目:画面中央は「ひともっこ山」。


この後,県道33号 渋川松井田線を通って榛名富士の南東にある「ゆうすげの道」という遊歩道を歩いた。 湿原ということで訪れてみたが,採集できそうな場所はどこにもなかった。 その後,榛名富士の南〜東の裾野にある遊歩道をウロウロ。結局,どこにも採集できそうな水辺はなかったので, 榛名富士の南縁を通って県立榛名公園へ戻り,ふたたび桟橋状の木道へ。

県立榛名公園の南端を通って往路で歩いた桟橋状木道へ(高崎市),14:00-14:01
1〜3枚目:広場へ出たところでパノラマ撮影。 1枚目:ここからは往路で通った径路を逆向きに進む。

榛名湖畔に敷設された桟橋状木道を西へ(高崎市),14:01
水路に架かるコンクリート製の橋を渡ってそのまま木道へ入る。

左に車道へ出る分岐があるが(高崎市),14:02
1〜3枚目:パノラマ撮影。

周囲がぬかるんでいた(高崎市),14:02
往路では気づかなかったが,桟橋の近くがぬかるんでいて緑色の藻塊があちこちに浮かんでいた。 これなら原生生物がいそうなので近付いて採集してみることにした。

木道を降りて近付く(高崎市),14:03
1,2枚目:パノラマ撮影。 ここは水際からやや離れているが,時折水の流れがあるようで,水たまりができやすい場所のようだ。

榛名湖畔に敷設された桟橋状木道(高崎市),14:03
ここで採集(榛名湖-3)。 ここには,原生生物がたくさんいた。 湿原に特有のミカヅキモや他の接合藻類が色々いた。 今回の採集で原生生物がそれなりに観察できたのはここだけ。
観察された生物: 渦鞭毛虫の一種, ミドリムシ(Euglena mutabilis), アスタシア(Astasia sp.), 小型鞭毛虫数種, コアノキスチス(Choanocystis), ラフィディオフリス(Raphidiophrys sp.), スファエラストルム(Sphaerastrum), ヒアロディスカス(Hyalodiscus rubicundus), トゲフセツボカムリ( Centropyxis aculeata), バンピレラ(Vampyrella), 小型アメーバ, 共生藻を持つストロンギリディウム(Strongylidium), ミドリゾウリムシ(Paramecium bursaria), 棘毛類繊毛虫, モナス(Monas sp.), ヒカリモ(Chromulina), シヌラ(Synura), ハネケイソウ(Pinnularia), 他の珪藻各種, イカダモ( Scenedesmus longus or S. lunatus), ヒザオリ(Mougeotia), カメガシラモ(Tetmemorus laevis), ミカヅキモ( Closterium cynthiaC. dianaeC. gracileC. idiosporumC. intermediumC. ralfsii), ツヅミモ( Cosmarium laeve), ホシガタモ( Staurastrum disparS. proboscideum or margaritaceumStaurastrum sp.), イボマタモ( Euastrum ansatum var. pyxidatum), ハタヒモ(Netrium digitus), フタボシモ(Cylindrocystis), ユレモ(Oscillatoria), ケンミジンコ,

車道と木道の間に湿地が広がっている(高崎市),14:04-14:05
1〜3枚目:木道の先にある土手から西側に広がる湿地をパノラマ撮影。 枯草の間に水がたまっている場所があるかと探したが,はっきりそれとわかる場所はみあたらなかった。 なんとなくありそうではあるが,いずれにしても湿地の中に入って捜しまわる訳にもいかないので, あきらめて木道へ戻ることにした。

木道に戻る(高崎市),14:05

桟橋状木道を西へ(高崎市),14:05-14:06
1枚目:水際が木道を越えて進入している場所。 2枚目:往路で採集した場所。ここには原生生物はほとんどいなかった。

桟橋状木道を西へ,湖へ注ぐ水路を横断(高崎市),14:07

車道近くの草地に上がってパノラマ撮影(高崎市),14:08
1,2枚目:県道33号沿いに立ち並ぶ食堂。 3枚目:向い側に広がる展望広場?これからこちらへ進む。 4枚目:木道を出た後は,この「榛名湖漁業協同組合事務所」の脇を通ってここまで来た。


この後は,元来た道(県道33号)を通って榛名湖バス停まで戻った。 そこで復路のバス待ちをしている間に,近くに湖岸に近付ける場所を発見したので, そこでも採集を行なった。しかし,いたのは珪藻ばかり。

榛名湖の標高は1084m(高崎市),14:51

近くにある公衆トイレと観光案内所(無人)(高崎市),14:52-14:57

その向いに湖岸へ降りる道があった(高崎市),14:57

榛名湖岸(高崎市),14:58-14:59
波打ち際で採集(榛名湖-4)。 針状の珪藻類(3,4種?)がたくさんいた。 しかし,他の原生生物はほとんどいない。
観察された生物: クリプトモナス(Cryptomonas sp.), 小型鞭毛虫数種, 小型太陽虫, ストロンビディウム(Strombidium), キネトキルム(Cinetochilum margaritaceum), 小型繊毛虫数種, クンショウモ(Pediastrum boryanum), 糸状珪藻多数, 未同定の糸状藻類(分枝する), センチュウ,

同位置から榛名富士を再度撮影(高崎市),15:00

湖岸の様子(高崎市),15:00

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