前橋市 |
荻窪公園 |
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観察された原生生物名一覧(現在 13 種) |
採集日:2013.03.30 | ウオッちず | で位置確認 |
県道34号 渋川大胡線を北西へ(前橋市),12:01
この辺は右手前が荻窪清掃工場の敷地で,その先が荻窪公園になる。
「道の駅 赤城の恵(荻窪公園)」と書かれた案内が現れた(前橋市),12:02
道路の右には「天然温泉」(注),「あいのやまの湯」の文字も見える。
注:天然温泉とあるが,清掃工場に併設されているので余熱利用施設であることは確か
(中にある温水プールは余熱で暖めているという)。
しかし,天然温泉とこだわっているのでおかしいと思って調べてみた。
すると,ここには以前「前橋荻窪温泉」
(前橋荻窪温泉 會ノ山,あるいは,前橋荻窪温泉 會之山の湯,荻窪會之山温泉,等々)という仮設の温泉があったらしい
(1999年にできたかなり新しい温泉,湯元は地下1200m,源泉は49.5℃)。
それが2003年10月末にいったん閉鎖され,その後,新しく「あいのやまの湯」として生まれ変わった,そうだ。
たしかに「天然温泉」だ。
前橋市の電子広報,2003年11月1日号(NO.1255号)の16頁には,
「今年12月,荻窪町にオープンする予定の温水利用健康づくり施設の愛称を募集したところ,604件寄せられました。
・・・愛称は「あいのやまの湯」に決まりました。
これは,施設の所在地である荻窪町の字名「會ノ山(あいのやま)」に由来するもの。・・・」と記してあった。
さらに調べると,オープン翌年の2004年には自噴量が半減し,2011年10月頃に温泉の自噴が止まったらしい。
そのため,以後はポンプを使って温泉水を汲み上げているという。
入口近くにあった案内図(前橋市),12:03
道の駅の中に温泉があるようだ。それが「あいのやまの湯」。
公園の北側に「堂ノ池」という溜池がある。これは地図にあるとおり。
「子供の遊び場」と書かれた場所に池があるようだ。これは地図には描かれていない。
まずはそこへ行ってみることにした。
荻窪公園,「あいのやまの湯」の手前を左へ(前橋市),12:05
「前橋荻窪温泉 あいのやまの湯」の館内マップを見ると,中は温泉保養施設が主だが,農畜産物直売所もあるらしい。
その先にあった「道の駅『赤城の恵』,荻窪公園,ふれあいゾーン」の案内図(前橋市),12:05
ふれあいゾーンの遠景,たしかに池がある(前橋市),12:05
荻窪公園,ふれあいゾーン(前橋市),12:06-12:07
1,2枚目:こちらが親水池,
3枚目:北側に休憩所とトイレがある。
荻窪公園,ふれあいゾーン,親水池(前橋市),12:07
池に注ぐ水路に架かる橋の両脇の水底には落ち葉が積もってドロリとしていた。
ここで採集することにした。
荻窪公園,ふれあいゾーン,親水池(前橋市),12:09
水底にピペットを近付けて吸い取ろうとすると,真っ黒なヘドロが入ってきた。
落ち葉の直下には大量のヘドロがたまっているようだ。
なるべくヘドロを吸い込まないよう,落ち葉の表面をすくうようにして
採集(荻窪公園,親水池)。
それでもかなりの量のヘドロが入ってしまった。
観察された生物:
クリプトモナス(Cryptomonas sp.),
キロモナス(Chilomonas paramecium),
ミドリムシ(
Euglena spirogyra,
Euglena sp.),
小型鞭毛虫数種,
スピロストマム(Spirostomum intermedium),
レマネラ(Remanella),
メトプス(Metopus sp.)?,
コレプス(Coleps hirtus),
フロントニア(Frontonia leucas),
ゾウリムシ(Paramecium caudatum),
ブルサリア(Bursaria)のシスト,
小型繊毛虫数種,
荻窪公園,ふれあいゾーン(前橋市),12:11
池の北側に広がる「だんだん原っぱ」を通って「堂ノ池」へ向うことにした。
ここには舗装された遊歩道がある。
手前には「荻窪公園アジサイMAP」と題した案内図がある。
前出の案内図では「堂ノ池」の北側に「アジサイの丘」があったが,この「だんだん原っぱ」にもたくさんのアジサイが植えられているようだ。
「10種類約1000株のアジサイが植えられて」いるらしい。
荻窪公園,堂ノ池(前橋市),12:13
予想した通り,池は鉄柵で囲まれていた。採集不可。
荻窪公園,堂ノ池(前橋市),12:13
柵越しに池をパノラマ撮影。
荻窪公園,堂ノ池,望遠撮影(前橋市),12:14
わずかだが
コガモ(Anas crecca,1枚目)と
カルガモ(Anas poecilorhyncha,2枚目)の姿があった。
荻窪公園,次は清掃工場の北にある大入沼だが・・・(前橋市),12:15
iPad mini で現在地をこの後のルートをチェック。
いったん北口から公園を出て,東へ進んでみることにした。
荻窪公園,ここを左折(前橋市),12:16
1枚目:これからこちらへ向う。
3枚目:左(南)に「あいのやまの湯」の建物が見える。駐車場には車がたくさん。
大入沼の北側を通る道路からの眺め(前橋市),12:19
1,2枚目:地図にはこの道路近くにも池が描いてあるが,すでに埋め立てられて消滅していた。
2枚目:前方に見える水色の屋根の建物は?地図には名前がないものが多い。
調べると「前橋市最終処分場浸出水処理施設」だった。後出する貯留施設とともに平成15年(2003)に竣工。
さきほど「荻窪最終処分場浸出水処理施設」の脇を通ったが,
この後出てくるように,ここの北側に「前橋市最終処分場」ができたので,そこから出る浸出水を処理する施設が必要なのだろう。
3枚目:奥(南)に見えるのが大入沼(のはず)。
大入沼を望遠撮影(前橋市),12:19
予想通り溜池のようだ。周囲は柵で囲まれている。沼岸はかなり深く落ち込んでいる。
水もだいぶ少ない。もしかするとここもいずれは最終処分場に姿を変えるのだろうか?
「前橋市最終処分場」入口の先を左折(前橋市),12:21
ここは最終処分場の「貯留施設」。かなり広い。既述したように,平成15年(2003年)竣工。
「前橋市最終処分場」(貯留施設)の脇を北へ進む(前橋市),12:21