米沢市〜福島県北塩原村
吾妻連峰の湿原群
Part VII: 〜明月荘〜弥兵衛平湿原
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採集日:2011.09.08 ウオッちず で位置確認

弥兵衛平湿原へ,東大巓の北尾根を下る(米沢市),11:20
木道を下る途中で北に見える山際を望遠撮影したつもりだったが,曇り空でかなり薄暗く写ってしまった。

弥兵衛平湿原へ,東大巓の北尾根を下る(米沢市),11:20
さらに望遠撮影したが,これだけでは何が何やら。

弥兵衛平湿原へ,東大巓の北尾根を下る(米沢市),11:21
1枚目:木道を下る途中に小さな池塘がある。 2枚目:前回同様,ここで採集(東大巓北尾根の池塘)。 前回同様,原生生物は少なめだった。 北尾根を下る途中で採集できるのはここだけ。他にも途中にいくつも池塘があるが,以下のように,木道からは遠く離れているので採集不可。
観察された生物: 小型繊毛虫数種, トゲフセツボカムリ( Centropyxis constricta), ディフルギア( Difflugia bacillifera), アミカムリ(Nebela sp.)?, Assulina, スピロストマム(Spirostomum teres), ハタヒモ(Netrium digitus), タテブエモ(Penium sp.), フタボシモ(Cylindrocystis), ミジンコ,


前回の様子(2007.07.01,11:35撮影)。

小湿原の手前で右に折れ,潅木地帯へ入る(米沢市),11:23

左右にくねりながら下っていく(米沢市),11:24
1,2枚目:パノラマ撮影。 1枚目:左手前の湿原には池塘が点在するが,サイズが小さいので現在は草丈が伸びて輪郭がハッキリしなくなっている。 前回(下段1枚目)は,まだ草丈が短いので池塘の形がハッキリわかった。


前回の様子(2007.07.01,11:38-11:39撮影)。

弥兵衛平湿原へ,東大巓の北尾根を下る(米沢市),11:25
ふたたび潅木地帯(というか一部は樹林帯)に入る。 前回はこの辺でウグイスが鳴いていた。さすがにこの時期は鳴いていなかった。

弥兵衛平湿原へ,東大巓の北尾根を下る(米沢市),11:26-11:27
途中には「明月荘」の案内(1,2枚目)や道標(3枚目)がある。

前方で潅木地帯を抜け平坦な場所へ出る(米沢市),11:31
遠くに明月荘の屋根が見える。

明月荘手前の湿原を通過(米沢市),11:31
1〜3枚目:パノラマ撮影。結構広い湿原だ。池塘もあるが,木道から離れ過ぎている。 池塘の先にある潅木地帯(ないし樹林帯)の中に明月荘の屋根が見える。 この辺から先の湿原と樹林帯が入り交じった区域が弥兵衛平湿原(のはず)だ。


前回の様子(2007.07.01,11:47撮影)。

弥兵衛平湿原(米沢市),11:32
明月荘前の分岐に着いた。前方を左折する。

弥兵衛平湿原(米沢市),11:33
1〜3枚目:分岐の手前でパノラマ撮影。 1枚目:左が弥兵衛平湿原方向。 2,3枚目:前方(北東)は滑川温泉・姥湯温泉へ向うルート。 右(南東)へ行くと,すぐ近くにある「明月荘」(避難小屋)に到達する。
ここで現在地を確認しようとしてGPSを無くしたことに気付いた。 この時点ではどこで無くしたかハッキリしなかった。 もしかしたら藤十郎を下る途中で何度か屈んだので,その時にポケットから落ちたのかも,などと考えた。 さきほど明月荘・東大巓分岐の後もGPSを使ったのを,この時はすっかり忘れていた。
なお,この分岐周辺は池塘というよりは,踏み付けによって裸地化した場所に水がたまっているように見える。 GPSを無くしたことでやや気が動転していたこともあり,今回は採集せずに通り過ぎてしまったが, 前回は,ここでも採集していた。


前回の様子(2007.07.01,11:50撮影)。

分岐に立つ標柱(米沢市),11:34
1枚目:左面「←至 明星湖・立岩・大沢」,右面「←至 東大巓・人形石,→至 滑川温泉・姥湯温泉」 2枚目:前回の様子(2007.07.01,11:50撮影)。 標柱の近くで前回(2枚目)はコバイケイソウがたくさん咲いていたが,今回(1枚目)はすでに皆枯れて倒れていた。

弥兵衛平湿原(米沢市),11:34
1,2枚目:パノラマ撮影。 分岐を過ぎると,ふたたび湿原と潅木地帯が入り交じった場所が現れる。
この後の画像のどれを見てもわかると思うが,ここから先の木道周辺はまったく荒れていない。 明月荘は西吾妻一切経縦走路を行き来する人が宿泊する場所なので, 木道周辺はかなり荒れて裸地化しているが,そこから先のこの弥兵衛平湿原は訪問者があまりいないのだろう。

弥兵衛平湿原(米沢市),11:34
1,2枚目:右奥に細長い池塘?がある。池塘は前方で左に折れているが, 木道もその左に折れた池塘の手前で左に折れる。

弥兵衛平湿原,細長い池塘の屈曲点(米沢市),11:35
木道はここで左に直角に折れるが,右脇に池塘が迫っている場所がある。


前回の様子(2007.07.01,11:53撮影)。

弥兵衛平湿原(米沢市),11:36
1枚目:細長い池塘の岸辺で採集(弥兵衛平湿原-1)。 2枚目:前回の様子(2007.07.01,11:54撮影)。
観察された生物: ミドリムシ(Euglena mutabilis,中型), アスタシア(Astasia sp.), または,ラブドモナス(Rhabdomonas sp.), トゲフセツボカムリ( Centropyxis sp.), 共生藻を持つチラキディウム(Thylakidium), 珪藻各種, グロエオキスティス(Gloeocystis sp.), ツヅミモ( Cosmarium globosum), イボマタモ( Euastrum cuneatumE. humerosum), ハタヒモ( Netrium digitusN. oblongum多数), クロオコッカス(Chroococcus turgidus), センチュウ,

弥兵衛平湿原(米沢市),11:36
1枚目:岸辺付近は水深が浅いが,少し先は10cmほどの深さがある。水底に緑色の藻塊らしきものがたくさん見えた。 2枚目:水面にカメラを近付けて撮影してみた。どうやら カワモズク(Batrachospermum) のようだ。上のサンプルには入っていなかったが・・・。

弥兵衛平湿原(米沢市),11:37
1枚目:木道脇にある道標(ルートを示す案内板〕。 「25/30 東大巓←→明月荘→立岩 米沢市」とある。 2枚目:前回の様子(2007.07.01,11:55撮影)。

Part VIII: 弥兵衛平湿原(1) 2011.09.08, 11:37 - 11:50

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