鶴岡市/湯殿山/六十里越街道 |
笹小屋跡
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観察された原生生物名一覧(現在 9 種) |
採集日:2013.08.21 | ウオッちず | で位置確認 |
ここは「笹小屋跡」,T字路だ(鶴岡市),12:56
1〜3枚目:パノラマ撮影。
3枚目:六十里越街道はこのまま北へ進むが,前方右に水路を渡る脇道がある。
これからあそこへ入る。
「笹小屋跡」(鶴岡市),12:56-12:57
1枚目:案内板。
前方で右に入る道を「とうふ道」というらしい(注1)。
2枚目:その右に立つ斎藤茂吉の歌碑(注2)。
3枚目:iPad mini で現在地を確認。
注1:とうふ道とは変わった名前だが,
「伊藤孝博著,六十里越街道,無明舎,2008」(p.108)によると,
笹小屋の主人,遠藤繁蔵という人物が,仙人沢参籠所の依頼で豆腐を作るようになり,その豆腐を参籠所に届けるために
参籠所まで往復できる近道を自ら切り開いたそうだ。それで「豆腐道」。
注2:
前掲書によると,
山形県南村山郡金瓶村(現・山形県上山市)に生まれた斎藤茂吉は,少年期より何度も六十里越街道を通って出羽三山に参詣したという。
六十里越街道のあちこちにこういった斎藤茂吉の歌碑が建てられているようだ。
水路に架かる木橋を渡って「とうふ道」に入る(鶴岡市),12:57
ここから先は「とうふ道」を歩いた時の様子は,こちら。
「笹小屋跡」(鶴岡市),14:03-14:04
樹木の右(西)側にある水たまりへ近付く。
「笹小屋跡」(鶴岡市),14:04-14:05
1枚目:水深はかなり浅い。ピペットを少し深く入れると泥ばかりが入った。
表面に糸状藻類がたくさん浮かんでいた。
2枚目:泥を吸い込まないよう,水面ギリギリのところを
採集(笹小屋跡の水たまり)。
観察された生物:
ウチワヒゲムシ(Phacus sp.),
オフィオキチウム(Ophiocytium parvulum),
トリボネマ(Tribonema),
珪藻少々,
サヤミドロ(Oedogonium),
ヒザオリ(Mougeotia),
アオミドロ(Spirogyra)多数,
ミカヅキモ(
Closterium lunula,
C. moniliferum,
C. ralfsii),
ミジンコ,
「笹小屋跡」(鶴岡市),14:06
水たまりの近くで咲いていた
ズダヤクシュ(Tiarella polyphylla)?
「笹小屋跡」(鶴岡市),14:07-14:08
1枚目:斎藤茂吉の歌碑の前に四角い水たまりがある。井戸のなごり?(注)
2,3枚目:その中にイモリがいた。
アカハライモリ(Cynops pyrrhogaster,イモリ科 トウヨウイモリ属)?
注:前出の
伊藤孝博著,六十里越街道,無明舎,2008
には「大小便の壷跡と思われるコンクリート製の舟」と記してある(p.102)。
う〜む。