八幡平市(旧松尾村)
八幡平北西尾根に点在する湿原群
Part IV: 八幡平北西尾根を下る(4)
ここで採集されたサンプルの観察結果を Google で検索 お知らせ

採集日:2015.09.24 ウオッちず で位置確認

八幡平北西尾根を北北西へ(八幡平市),12:40
ここにも解体した旧八幡平頂上展望台の部材が沢になっている場所に置かれて,木橋として使われている。


2013年09月の様子(2013.09.10,10:21-10:22撮影)。

坂を上がる(八幡平市),12:41

八幡平北西尾根を北北西へ(八幡平市),12:42
1,2枚目:実だけでなく葉まで赤く色付いた ゴゼンタチバナChamaepericlymenum canadense,ミズキ科 ゴゼンタチバナ属)。
3枚目:おそらくクマの仕業?割れた標識。


2013年09月の様子(2013.09.10,10:23-10:24撮影)。

八幡平北西尾根,第4湿原に着いた(八幡平市),12:42

八幡平北西尾根,第4湿原(八幡平市),12:43
ここは湿原の南端にやや大きな池塘が2つ?並んでいる。
ここにも解体した展望台の部材を利用した木道が敷設されている。


2013年09月の様子(2013.09.10,10:24撮影)。

八幡平北西尾根,第4湿原(八幡平市),12:43
1,2枚目:2つ並んだ池塘?をパノラマ撮影。
1枚目:左(西)側の池塘は,水底から草が顔を出しているが, 2枚目:右(東)側の池塘にはない。

八幡平北西尾根,第4湿原(八幡平市),12:43
まずは右側の池塘で 採集(八幡平北西尾根,第4湿原-01)
ここには原生生物が結構いた。 共生藻を持つラッパムシ(Stentor pyriformis) もいた。
観察された生物: 渦鞭毛虫の一種, ディフルギア( Difflugia bacilliferaDifflugia sp.), アミカムリ( Nebela carinataN. collaris), 共生藻を持つアンフィトレマ(Amphitrema stenostoma), 共生藻を持つラッパムシ(Stentor pyriformis), ミドリゾウリムシ(Paramecium bursaria), モナス(Monas sp.), Chlorobotrys, 珪藻各種, イカダモ( Scenedesmus sp.), アステロコッカス(Asterococcus superbus), ボツリオコッカス(Botryococcus sudetica), エレモスフェラ(Eremosphaera viridis), ブルボケーテ(Bulbochaete), ヒザオリ(Mougeotia), ホシガタモ( Staurastrum gracile), イボマタモ( Euastrum cuneatum), ハタヒモ( Netrium digitusN. oblongumN. pseudoactinotaenium), ミカヅキモ( C. pronum), タテブエモ(Penium polymorphum), クロオコッカス( Chroococcus pallidusC. turgidus), Hapalosiphon, ケンミジンコ, センチュウ,

八幡平北西尾根,第4湿原(八幡平市),12:44-12:45
1枚目:左側の池塘を南側から撮影。 2枚目:ここでも 採集(八幡平北西尾根,第4湿原-02)
ここには共生藻を持つラッパムシが2種いた。 Stentor fuliginosusStentor pyriformis だ。
3枚目:水底から生えている草の様子。 かなり細い草だ。これは?
観察された生物: ミドリムシ(Euglena mutabilis), 小型鞭毛虫数種, ディフルギア( Difflugia bacillifera), アミカムリ( Nebela collarisN. marginata), ヒアロスフェニア(Hyalosphenia papilio), ヘレオペラ(Heleopera silvatica), 共生藻を持つアンフィトレマ(Amphitrema stenostoma), 共生藻を持つラッパムシ(Stentor fuliginosus), 共生藻を持つラッパムシ(Stentor pyriformis), 珪藻各種, エレモスフェラ(Eremosphaera viridis), ボツリオコッカス(Botryococcus sudetica), サヤミドロ(Oedogonium), ヒザオリ(Mougeotia), コウガイチリモ( Pleurotaenium minutum = Haplotaenium minutum), ミカヅキモ( Closterium pronum), ハタヒモ( Netrium digitusN. oblongum), Bambusina brebissonii, クロオコッカス( Chroococcus pallidusC. turgidus), ユレモ(Oscillatoria sp.), イタチムシ,

八幡平北西尾根,第4湿原(八幡平市),12:46
さて,問題はこれから。
というのは,航空写真を見ると,ここから50mほど西に池塘のある別の小湿原があるのがわかる。 できればそこでも採集してみたいのだが,そこは周囲が樹木や笹薮が囲まれている。 ここからが一番近いはずなので,多少薮漕ぎをすれば到達できるのではと考えているのだが,,,。

笹やぶに沿って進んでみた(八幡平市),12:46-12:47
1枚目:薮沿いにはこのような小さな池塘?がいくつかあった。
2枚目:航空写真だと薮沿いに進めば西へ向うと思ったのだが,,,。 気がつくと,北へ向って進んでいた。

笹やぶに沿って進んでみた(八幡平市),12:47
1枚目:またあった。 2枚目:元の登山ルートに戻ってしまった。。。

八幡平北西尾根を北北西へ(八幡平市),12:48
1枚目:さきほどの木道の北端に着いてしまった。。 前回(2013.09.10)はこの先にも池塘があったので,ひとまずそこへ向うことにした。
2枚目:木道の北端付近にも,このような小さな池塘がいくつかある。


2013年09月の様子(2013.09.10,10:30撮影)。

現在地の真西にはやや大きめの池塘が2つあるのだが,,(八幡平市),12:48
1枚目:航空写真で現在地を確認。 このように,ここの西には縦長の池塘が2つ並んだ小湿原がある。しかし,・・・。
2枚目:眼前には,このように広大な笹薮が広がっている。 直線的に近付くのはとても無理だ。 それもあって,さきほどは木道の南端付近にある別の小湿原へ向い,そこから北上して,この2つ並んだ池塘へ行こうと試みたのだが,,。
前回も,そして,この後もコメントしたが,眼前の笹薮の下には2つ並んだ池塘の方向から流れ下る水路がある。 もしかすると,かつてはそこが2つ並んだ池塘に向うルートだったのかも知れない。 踏跡が出来て,そこが窪んだので,水路になってしまった,のかも,と思っている。

八幡平北西尾根を北北西へ(八幡平市),12:49-12:50
3枚目:2013年09月の様子(2013.09.10,10:31撮影)。

ほどなく登山道の左に笹のない場所が現れる(八幡平市),12:52

2013年09月の様子(2013.09.10,10:32撮影)。

八幡平北西尾根,第5湿原(八幡平市),12:53
左へ入り,少し進むと,前方に池塘がある。


2013年09月の様子(2013.09.10,10:33撮影)。

八幡平北西尾根,第5湿原(八幡平市),12:53-12:54
1,2枚目:水底は枯草&落ち葉と カワモズク(Batrachospermum) で覆われている。
3枚目:ここで 採集(八幡平北西尾根,第5湿原)
カワモズク以外の原生生物はわずかだが, 共生藻を持つラッパムシ(Stentor pyriformis) がわずかだが,いた。
観察された生物: 共生藻を持つラッパムシ(Stentor pyriformis), ボツリオコッカス(Botryococcus braunii), ブルボケーテ(Bulbochaete), ハタヒモ(Netrium digitus), カワモヅク(Batrachospermum), クロオコッカス(Chroococcus turgidus), ミジンコ, センチュウ,


2013年09月の様子(2013.09.10,10:33-10:34撮影)。

Part V 八幡平頂上へ戻る(1) 2015.09.24, 12:54 - 13:25

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