八幡平市(旧松尾村) |
八幡平北西尾根に点在する湿原群
Part I: 八幡平頂上〜最初の傾斜湿原 |
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採集日:2012.09.22 | ウオッちず | で位置確認 |
八幡平頂上展望台(八幡平市),13:19-13:20
1枚目:1枚目:東側。こちらはメガネ沼と鏡沼の脇を通って南にある八幡平頂上駐車場へ戻るルートの入口。
2枚目:北側。八幡平の北西尾根を通って北へ向う登山道。これからこちらへ向う。
2,3枚目:案内通り,展望台の工事が行われていた。
2007年08月の様子(2007.08.23,13:24-13:25撮影)。
展望台の脇から北西尾根の登山道へ入る(八幡平市),13:20
2010年10月の様子(2010.10.02,13:16撮影)。
八幡平北西尾根沿いの遊歩道へ入った(八幡平市),13:20
道の両側には,解体した展望台の部材が何ケ所かに分けて置かれていた。
これらは撤去するのだろうか?それとも再利用される?
八幡平北西尾根沿いを下る(八幡平市),13:21, 13:23, 13:25
1枚目:少し下ると前方の視界が開けてきた。
2枚目:ここから先は人気が無いので熊避けの鈴を装着。
3枚目:最近は膝の調子があまり良くない。ここから先は急な段差もあり,滑りやすい場所も多いので,
久しぶりに登山用の杖を使うことにした・・・。
しかし,3つに分解した杖を連結させようとしたが,大きい方がうまく入らずしばし四苦八苦した。
一時は諦めたが,この後,差し込む部分を回転させると入りやすくなることを思い出し,再度,挑戦したところなんとか入った。
八幡平北西尾根沿いの湿原群(八幡平市),13:27
ここは池塘といよりも水たまりといった方がよいかも知れない。前方にも水たまりがあり,水路のようになっている。
斜面沿いなので,水の多い時期にはかなり水流が起こるはず。
そのためか,これまでの観察では,ここの原生生物は少なめ。
2010年10月の様子(2010.10.02,13:20-13:21撮影)。
2007年08月の様子(2007.8.23,13:30撮影)。
八幡平北西尾根沿いの湿原群(八幡平市),13:28
遊歩道近くで採集(八幡平北西尾根沿い-01)。
観察された生物:
渦鞭毛虫の一種,
トラケロモナス(Trachelomonas volvocina),
小型太陽虫,
サッカメーバ(Saccamoeba),
トゲフセツボカムリ(
Centropyxis aculeata,
C. ecornis),
共生藻を持つラッパムシ(Stentor pyriformis),
小型繊毛虫数種,
サヤツナギ(Dinobryon sertularia),
珪藻各種,
ヒザオリ(Mougeotia),
ミカヅキモ(
Closterium cornu,
C. idiosporum,
C. rostratum),
ツヅミモ(
Cosmarium globosum),
イボマタモ(
Euastrum cuneatum),
フタボシモ(Cylindrocystis),
クロオコッカス(Chroococcus sp.),
ワムシ,
センチュウ,
八幡平北西尾根沿いを下る(八幡平市),13:30
上記のように,再度,杖の組み立てに挑戦し,なんとか組み立てることができた。
やはりこの杖があると,歩きやすい。滑りやすい段差を通る時などは,これがないとかなり危険だ。
いったん土手のような場所を上がり,すぐに再び下る(八幡平市),13:31
2枚目:2010年10月の様子(2010.10.02,13:23撮影)。
樹林の間から前方にやや広い湿原が見えてきた(八幡平市),13:36
ここは南西から北東にかけて傾斜した湿原(八幡平市),13:37
3枚目:GPSで現在地を確認。
2010年10月の様子(2010.10.02,13:29撮影)。
八幡平北西尾根沿いの傾斜した湿原(八幡平市),13:38
ここから見ると,池塘らしきものは何も見えない。
これまではそのまま通り過ぎていたが,よくよく見ると,傾斜した湿原だが,若干の段差というか,段丘状になっているようにも見える
(画像ではほとんどわからないが,歩きながら眺めるとなんとなくそうかなと思える程度)。
そこで,失礼して,少し上がってみることにした。
傾斜した湿原のせいか,足下はかなりしっかり(硬い)していた。ぬかるんではいない。
2010年10月の様子(2010.10.02,13:30撮影)。
2007年08月の様子(2007.8.23,13:47撮影)。
八幡平北西尾根沿いの傾斜した湿原(八幡平市),13:38
少し上がると,このように細長い池塘があった。
遊歩道と平行した細長い池塘なので,遊歩道からは隠れて見えなかった。
八幡平北西尾根沿いの傾斜した湿原(八幡平市),13:39
まずは細長い池塘の南端付近で
採集(八幡平北西尾根沿い-02a)。
観察された生物:
渦鞭毛虫の一種,
テカメーバ(Thecamoeba terricola),
ディフルギア(
Difflugia bacillariarum,
D. oblonga,
D. pyriformis,
共生藻を持つLesquereusia or other genus ?,
共生藻を持つラッパムシ(Stentor pyriformis),
珪藻各種,
アステロコッカス(Asterococcus superbus),
エレモスフェラ(Eremosphaera viridis),
アミカムリ(Nebela carinata),
ヒザオリ(Mougeotia),
カメガシラモ(Tetmemorus granulatus),
ミカヅキモ(
Closterium abruptum),
イボマタモ(
Euastrum cuneatum,
E. humerosum,
E. sinuosum),
ハタヒモ(Netrium digitus)多数,
タテブエモ(Penium polymorphum),
Bambusina brebissonii,
クロオコッカス(Chroococcus turgidus),
ワムシ,
イタチムシ,
センチュウ,
八幡平北西尾根沿いの傾斜した湿原(八幡平市),13:39, 13:40, 13:40, 13:41
1,2枚目:池塘の北側へ移動。
3枚目:ここで採集(八幡平北西尾根沿い-02b)。
4枚目:ピペットに吸い込んだ水を見ると,なにやら緑色の粒々が。
共生藻を持つラッパムシ(Stentor pyriformis)だ。
観察された生物:
渦鞭毛虫の一種,
ナベカムリ(Arcella sp.),
ディフルギア(
Difflugia acuminata,
D. bacillifera,
D. bacillariarum,
D. oblonga),
共生藻を持つLesquereusia or other genus ?,
アミカムリ(
Nebela carinata,
N. collaris),
共生藻を持つラッパムシ(Stentor pyriformis),
エレモスフェラ(Eremosphaera viridis),
サヤミドロ(Oedogonium),
ミカヅキモ(
Closterium sp.),
イボマタモ(
Euastrum crassum,
ハタヒモ(Netrium digitus)多数,
タテブエモ(Penium polymorphum),
Bambusina brebissonii多数,
ユレモ(Oscillatoria sp.),
ワムシ,
ミジンコ,
ここは八幡平頂上から400m降りた地点(八幡平市),13:42
2枚目:2010年10月の様子(2010.10.02,13:30撮影)。
Part II: | 最初の傾斜湿原〜遊歩道脇の小池 2012.09.22, 13:42 - 13:58 |