八幡平市(旧松尾村)
御在所湿原
八幡平ロッジバス停〜五色沼
ここで採集されたサンプルの観察結果を Google で検索 お知らせ

採集日:2006.09.12 ウオッちず で位置確認

八幡平ロッジバス停(八幡平市,旧松尾村),11:18-11:19
1枚目:ここで降車して,近くにある御在所湿原へ向かう。前方に見える「いっぷく茶屋」の右に「八幡平ロッジ」がある。 2枚目:「八幡平ロッジ」(注)のさらに右には温泉もある。 3枚目:乗ってきたバスを見送る。バスはこの後,八幡平頂上へとさらに山を登っていく。

注:現地のパンフレットには「八幡平ロッヂ」とある。ジではなくヂ。 Googleで検索すると「ロッジ」が約 2,860,000 件,「ロッヂ」が約 2,870,000 件と両者ともほぼ同じ(2006.9.20現在)。 よく見ると各々の検索結果の中には「ロッジ」と「ロッヂ」が混在している。 どうやらGoogleではジもヂも同じとして処理しているようだ。
ただし,いずれの場合も「ロッジ」の方が圧倒的に多い。 そのためか「ロッジ」側にはコテージやロッジなど宿泊施設のコマーシャルがたくさん表示されるが,「ロッヂ」では何も表示されない。 ということで,本来であれば,現地の表記である「八幡平ロッヂ」とすべきだが,世の流れとして「ロッジ」が主流を占めているので, ここでも「ロッジ」表記を採用した。
なお,「八幡平ロッジ」の旧名称は「八幡平観光ホテル」。

八幡平ロッジバス停隣の公衆トイレ(八幡平市,旧松尾村),11:19-11:20
バス停の隣には立派なトイレがある。 入口を入ると中央にホールがあり,壁に周辺を紹介した様々なパネルが展示してある。

御在所湿原へ(八幡平市,旧松尾村),11:23-11:24
1枚目:採集道具をセットして,前方に見える「旅の宿」と, 2枚目:右隣の「いっぷく茶屋」の間にある砂利道へ入る。前方に鳥居が見えるが, 3枚目:これは「八幡平 赤沼神社」。 4枚目:鳥居の側に御在所沼遊歩道の案内板がある。 5枚目:鳥居をくぐって中に入る。「御在所園地遊歩道」(名前が色々?)の矢印にしたがい先へ進む。

御在所湿原へ(八幡平市,旧松尾村),11:25-11:26
砂利道はすぐにゆるやかな下り階段となる。

御在所湿原へ(八幡平市,旧松尾村),11:27-11:29
前回(2005.07.16)は,最初からひどいぬかるみで,湿原の木道はほとんど水没状態で歩くのが大変だった。 それに比べると,今回はやや乾いている感じがしたが,それでも所々にぬかるみがあった。

御在所湿原へ(八幡平市,旧松尾村),11:29
この花は・・・。

御在所湿原へ(八幡平市,旧松尾村),11:30-11:31
1枚目:途中にはかなり急な階段もある。 2枚目:振り返って撮影。この方が急な状態がわかると思うが,,。

この辺から御在所湿原?(八幡平市,旧松尾村),11:32-11:33
やがて平らになると,すぐに木道があらわれる(2,3枚目)。 この辺は湿地ではあるが,ススキの目立つ草原で,池塘があるような湿原のイメージはない。

御在所湿原(八幡平市,旧松尾村),11:34-11:36
木道の間に水たまりがあったので採集( 御在所湿原-1, 御在所湿原-2)。
観察された生物: アスタシア(Astasia), 小型鞭毛虫各種, ディフルギア( D. acuminata?), サイフォデリア(Cyphoderia), 小型繊毛虫数種, ハネケイソウ(Pinnularia), 他の珪藻各種, ミカヅキモ( C. intermediumClosterium sp.), ケンミジンコ, ワムシ,

御在所湿原(八幡平市,旧松尾村),11:36
2〜4枚目:途中で沢を渡る。

御在所湿原(八幡平市,旧松尾村),11:37-11:38
1枚目:この一帯は鉄分が多いらしく,いたるところ赤く染まっている。木道もこのとおり。 前回来た時は,この辺の木道に足を降ろすと,木道が水面下に沈んでしまうので,歩くのが大変だった。 ここでも採集(御在所湿原-3)。
観察された生物: ハネケイソウ(Pinnularia), ケンミジンコ, センチュウ,

御在所湿原(八幡平市,旧松尾村),11:39-11:40
2,3枚目:途中,前回はなかった新しい木道があった。 よく見ると,古い木道を撤去せずに,その上に新しい木道が設置してあった。 もともと地盤がやわらかく沈みやすいので,古い木道を有効活用したのだろう。 しかし,こうするとやがては木道周辺の地盤が固まって湿原内の水の動きが妨げられてしまう恐れもあるような気がするのだが,,,。

御在所湿原(八幡平市,旧松尾村),11:41
なにはともあれ,ここでも採集(御在所湿原-4)。
観察された生物: ワムシのみ

御在所湿原(八幡平市,旧松尾村),11:41

御在所湿原(八幡平市,旧松尾村),11:41
しばらく行くと左前方に「五色沼」(赤沼ともいう)が見えてきた。

御在所湿原 五色沼(または赤沼,八幡平市,旧松尾村),11:42

御在所湿原 五色沼(または赤沼,八幡平市,旧松尾村),11:42-11:43
沼の水が流れ出ている場所がある。流路の岩や草に黄色味がかった糸状のものがたくさん付着していたので, とりあえず採集(五色沼の流出口)。
観察された生物: 小型繊毛虫数種, 小型珪藻少々, Klebsormidium?, ヒザオリ(Mougeotia)?, 未同定の糸状藻類, ワムシ, イタチムシ,

御在所湿原 五色沼(または赤沼,八幡平市,旧松尾村),11:44-11:45
1枚目:沼に沿って歩くと前方に案内板がある。2枚目:その案内板。沼の特徴について詳しく書かれている。 4枚目:さらにその先には,隣にある御在所沼の展望台があり,その手前で右折する木道がある。 前回(2005.7.16),この辺は水びたしで,一部には木道もなかったため,歩くのが大変だった。 今回は新しい木道が敷設されていて歩きやすくなっていた。

御在所湿原 五色沼(または赤沼,八幡平市,旧松尾村),11:45-11:48
カップ付き指示棒が沼の岸辺に届いたので採集を試みたが,水は澄んでいて,岸辺は結構しっかりと固まっていて, カップを擦りつけても思うようにサンプルが採集できなかった。 何度か擦りつけて,やっと何かがカップに入ったがミズゴケの一部のみで,原生生物はわずかしかいなかった (五色沼の岸辺)。
観察された生物: ナベカムリ(Arcella), 小型珪藻少々, ヒザオリ(Mougeotia),

Part II: 五色沼&御在所沼〜御在所湿原 2006.09.12, 11:48 - 12:02

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