会津若松市
赤井谷地とその周辺
Part II: 赤井谷地(南縁〜西縁)
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採集日:2008.05.04 ウオッちず で位置確認

赤井谷地,南東縁を右折(会津若松市湊町赤井),13:20
1,2枚目:南東縁を少し進むと,また右への分岐があった。 ここを直進すると湿原から離れてしまうので,ここで右折することにした。

赤井谷地,南縁を西へ(会津若松市湊町赤井),13:21
1,2枚目:右折した後の様子。湿原の南縁沿いを西に向って道が伸びていた。

赤井谷地,南縁を北西へ(会津若松市湊町赤井),13:22
道の右脇はさきほどの南東縁と同様,丸太で仕切られていて「湿原内立入禁止」の案内板が立っていた。 枯れ草が多く,所々で水が滲み出している程度で,池等は見当たらない。

赤井谷地,南縁を西へ(会津若松市湊町赤井),13:23
前方で再び右に折れ(注),北西向きに変わる。

注:手前にある左への分岐のことではない。その先。

赤井谷地,南西縁を北西へ(会津若松市湊町赤井),13:23

赤井谷地,途中から旧耕地の脇を通る(会津若松市湊町赤井),13:24
前方で道は左に折れ,前方に見える湿原の西側にある林に沿った道にぶつかる。 後でわかるが,林と湿原の間はかつては水田だったようだ。 湿原保護のために耕作を止めたのだろう。

旧耕地も湿原に含まれる(会津若松市湊町赤井),13:25
左にカーブした後,前方で右折し,林に沿った道を北へ向う。 ここにも「湿原内立入禁止」の看板が(注)。

注:既述したように,この辺はかつては田圃だった場所。現在は湿原の一部と看做しているようだ。

赤井谷地の西側を流れる水路(会津若松市湊町赤井),13:25
看板の脇には用水路(注1)が南北に通っていた(注2)。

注1:新四郎堀というらしい。 この後通過する強清水地区に水田を作る際,東を流れる赤井川の水を利用するため, 谷地の西側に沿って掘られた水路とのこと(1662年竣工,参照:樫村著,尾瀬ケ原と赤井谷地,歴史春秋社,2000)。
注2:文献によると,赤井谷地の周辺は農地化され,このような用水路が掘削されたことで,湿原の水はけが良くなり, 乾燥化が進んでいるという。そのため,湿原の西〜南側には潅木が進入してきており,徐々に湿原ではなくなりつつあるらしい。 これまでの画像を見てもたしかに南縁には木立が多いのがわかる。

赤井谷地西縁,旧耕地脇を北へ(会津若松市湊町赤井,13:25-13:26
1〜4枚目:林沿いの道に入ったところで北〜東〜南方向をパノラマ撮影。 手前に広がる湿地は,かつての水田跡(ここも耕される前は湿原の一部だったのだろうが・・・)。 その先にある樹木のさらに先が自然のままの赤井谷地のはずだが,,,。 ここからは樹木に遮られて見えない。 4枚目:さきほど通ってきた道。道の左脇に「湿原内立入禁止」の白い看板が小さく見える。

注:現在いる場所は会津若松市湊町赤井だが,この少し先で, 水路(新四郎堀)とその西側が河東町八田で,東側が会津若松市湊町赤井になる。

赤井谷地西縁,旧耕地脇を北へ(会津若松市湊町赤井),13:26
少し進んで再度,パノラマ撮影。 ここはだいぶ水がある。しかし,周囲にはかつての田圃の畦が残っている。 あきらかにここはつい最近まで水田だったことがわかる。

赤井谷地西縁,旧耕地脇を北へ(会津若松市湊町赤井 or 河東町八田),13:28
さらに進むと乾いた場所もあった。

赤井谷地西縁,湿原?内へ向う道があった(会津若松市河東町八田?),13:28
脇道があった。ここもおそらく水田だった時代の畦道の名残りだろう。 とりあえず入ってみる。

赤井谷地西縁,湿原?へ向う道(会津若松市河東町八田 or 湊町赤井),13:29
右折した後の様子。前方で道が消えているようにみえるが・・・。

赤井谷地西縁,湿原?へ向う道(会津若松市河東町八田 or 湊町赤井),13:30-13:31
道のあちこちにカキドオシGlechoma hederacea var. grandis)が咲いていた。

赤井谷地西縁,湿原?内へ向う道は水路で行き止まりだった(会津若松市河東町八田 or 湊町赤井),13:32
さきほどカーブする途中でみた水路(新四郎堀)によって遮られていた。 水路の手前で左前右を撮影。 水路の先は潅木が生い茂っているが,以前は水路の両脇とも水田だったようだ (樫村著,尾瀬ケ原と赤井谷地,歴史春秋社,2000,p.147)。

赤井谷地西縁,湿原?内へ向う道は水路で行き止まりだった(会津若松市河東町八田 or 湊町赤井),13:33

赤井谷地西縁,途中の旧用水路で採集(会津若松市河東町八田 or 湊町赤井),13:34-13:35
引き返す途中,道脇の水路跡?で採集(赤井谷地の西縁,旧用水路)
観察された生物: クリプトモナス(Cryptomonas), ラッパムシ(Stentor igneus), フロントニア(Frontonia depressa), シヌラ(Synura), トリボネマ2種(Tribonema), 珪藻各種, アオミドロ(Spirogyra), ミカヅキモ( Closterium cynthiaC. macilentum?, C. ralfsii), ワムシ,

赤井谷地西縁,再び北上(会津若松市河東町八田?),13:36

赤井谷地西縁,ここは北西にある溜池の近くのはずだが・・・(会津若松市河東町八田),13:38
また右へ入る道があったが・・・。 地図によるとこの近くに溜池(注)のような場所あるはずだが,ここからはそれらしいものは見当たらない。 とこの時は思ったが,後日,航空写真で確認すると赤井谷地の北西にある溜池はまだまだ先だった。 また,この道路沿いからは遠く東に離れていて近付けそうにない。

注:前出の新四郎堀が作られた際,水源となる赤井川の水量不足を補うために作られた溜池らしい (樫村著,尾瀬ケ原と赤井谷地,歴史春秋社,2000)。

溜池の南側を通るはずの土手道?へ(会津若松市河東町八田),13:38
ここもほとんど道は消えかかっているが・・・。

溜池の南側を通るはずの土手道?(会津若松市河東町八田),13:39

ここも行き止まりだった(会津若松市河東町八田),13:40
さきほどと同様,水路(新四郎堀)によって遮られていた。

元へ戻り・・・(会津若松市河東町八田),13:40

赤井谷地の北を通る道路へ(会津若松市河東町八田),13:41
ここから先は草むした道だが,一応,続いているようなので行けるところまで進んでみることにした。

Part III: 二本松街道

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