景場平,前方を左折し,ここで一番大きな池へ(福島市),12:02
下々段,2枚目の案内図は6年前(2009.06.14)にここで撮影したものだが,
この案内図によると,この景場平の中央付近に,福島市と猪苗代町の境が描かれている。
おそらく前方の標柱付近がその境のはずだ。
が,しかし,他の地図を見ると,国土地理院の地図(下々段1枚目)を含めて,景場平の東端付近にその境界線が描かれている。
そちらが正しいとすれば,この景場平の大部分は福島市に属するはずだ。
う〜む,どちらが正しいのだろう。境が変わった?
前回は,案内図にしたがい,ここから先を猪苗代町としたが,今回は福島市のままにしておく。
2009年06月の様子(2009.06.14,11:40撮影)。
1枚目:本日12:04撮影。
2枚目:2009年06月の様子(2009.06.14,11:41撮影)。
景場平,池際でパノラマ撮影(福島市),12:02
2枚目:前回(下段)は無かったが,今回は池際に「立入禁止」の案内が立っていた。
2009年06月の様子(2009.06.14,11:41撮影)。
景場平(福島市),12:03
近くにあるほぼ干上がった小さな池塘?
景場平(福島市),12:04
さらに西へ。
景場平,ゆるやかに右へカーブ(福島市),12:05
前方がやや窪んでいるので水がたまりやすい場所になっている。
2009年06月の様子(2009.06.14,11:53撮影)。
ここもおおよそ干上がっていた(福島市),12:06, 12:07, 12:08
2枚目:とりあえず,湿っている泥を
採集(景場平-01)。
原生生物はほとんどいない。
観察された生物:
小型鞭毛虫数種,
珪藻各種,
ボツリオコッカス(Botryococcus sudetica),
ヒザオリ(Mougeotia),
イボマタモ(
Euastrum cuneatum),
センチュウ,
景場平(福島市),12:08-12:09
1枚目:ここは若干水気がある。
2枚目:杖の先端に泥をつけて
3枚目:
採集(景場平-02)。
ここにも原生生物はほぼゼロ。
水がある時は流れがあるようだ。そのため,原生生物は洗い流されてしまうのだろう。
観察された生物:
ディフルギア(
Difflugia oblonga),
珪藻各種,
ボツリオコッカス(Botryococcus sudetica),
ヒザオリ(Mougeotia),
スティゴネマ(Stigonema),
センチュウ,
そろそろ湿原の西端だ(福島市),12:10
1枚目:木道際と,少し離れた位置に小さな池塘?があった。
2枚目:2009年06月の様子(2009.06.14,11:54撮影)。
景場平(福島市),12:11-12:12
1枚目:木道際の池塘?の様子。
2,3枚目:カップ付き指示棒を使って
採集(景場平-03)。
2015.10.16: サンプル全体( 10 ml弱)を実体顕微鏡で詳細にチェックしたところ,
Stentor pyriformis 10細胞を発見できた。
現在培養中。
観察された生物:
共生藻を持つラッパムシ(Stentor polymorphus),
景場平(福島市),12:13
こちらは遠過ぎて無理。
景場平(福島市),12:14
ハクサンシャクナゲ(Rhododendron brachycarpum,ツツジ科 ツツジ属)
の脇を通過。
景場平はここまで,引き返す(福島市),12:14
1枚目:前回との時間差は20分。時間差が広がった。
2枚目:2009年06月の様子(2009.06.14,11:55撮影)。
こうして比較すると,6年間で標柱がすっかり色褪せてしまったことがわかる。
また,下段の地図(国土地理院)には,この少し先で猪苗代町へ入るように描いてある。他の地図もおおよそ同じ。
しかし,既述したように,ここにある案内図では,景場平の中央付近にその境界が描かれている。
どちらが正しいかは不明。境界が変更された可能性もある。調べたが,今のところ関連する情報は見つからない。
景場平を出る(福島市),12:20
元へ戻る(福島市),12:47
ここにも胞子葉をつけた
ヤマソテツ(Plagiogyria matsumureana,キジノオシダ科 キジノオシダ属)
が。
Part VI: | 鳥子平 2015.10.10, 12:48 - 13:07 |