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2015.09.24, Part VII

八幡平北西尾根を下る(3)

八幡平北西尾根を下る(八幡平市),12:24-12:25
1枚目:所々にある小さな沢にかかる板。 これは八幡平頂上にある展望所を改修した際に出た廃材だ。
2枚目:笹薮地帯を通る。

右に「笹と潅木で囲まれた小さな池」がある(八幡平市),12:27
ここは最初に訪れた際,近付いてみたが灌木の間を抜けるのに苦労した。 原生生物はほとんどいなかったので,以後は近付いていない。 ミツガシワが生えているので,普通は原生生物がたくさんいることが多いのだが,,。 水路とつながっているので,その影響かも知れない。


2013年09月の様子(2013.09.10,10:00,10:08撮影)。

2012年09月の様子(2012.09.22,13:53撮影)。

2010年10月の様子(2010.10.02,13:40撮影)。

2007年08月の様子(2007.8.23,13:47撮影)。

笹と潅木で囲まれた小さな池(八幡平市),12:28
枯れた ミツガシワMenyanthes trifoliata,ミツガシワ科(リンドウ科 ミツガシワ属) がたくさんある。

八幡平北西尾根を下る(八幡平市),12:28
左カーブ。ここは,いつもぬかるんでいるが, 前回(2013)から八幡平展望台を改修する際にでた廃材が置かれていた。


2013年09月の様子(2013.09.10,10:08-10:09s撮影)。

2012年09月の様子(2012.09.22,13:58撮影)。

八幡平北西尾根を下る(八幡平市),12:29
ナナカマドSorbus commixta,バラ科 ナナカマド属) の葉が色付いている。

八幡平北西尾根を下る(八幡平市),12:30
これは オヤマリンドウGentiana makinoi,リンドウ科 リンドウ属)

前方に第3湿原が見えてきた(八幡平市),12:30
3枚目:iPad mini で現在地を確認。 ここは地図には湿原として描かれていない。

八幡平北西尾根,第3湿原(八幡平市),12:32

2013年09月の様子(2013.09.10,10:00,10:14撮影)。

2012年09月の様子(2012.09.22,14:00撮影)。

2010年10月の様子(2010.10.02,13:45-13:46撮影)。

2007年08月の様子(2007.8.23,13:53撮影)。

八幡平北西尾根,第3湿原(八幡平市),12:32
湿原の北端近くの登山道沿いに池塘がある。


2013年09月の様子(2013.09.10,10:00,10:14撮影)。

八幡平北西尾根,第3湿原(八幡平市),12:33
ここで 採集(八幡平北西尾根,第3湿原-01)
原生生物はさほど多くない。 また, 共生藻を持つラッパムシ(Stentor pyriformis) は観察できなかった。
観察された生物: ディフルギア( Difflugia bacilliferaD. elegans), アミカムリ(Nebela marginata), 珪藻各種, イカダモ(Scenedesmus), サヤミドロ(Oedogonium), ゲミネルラ(Geminella), ミクロスポラ(Microspora), ヒザオリ(Mougeotia), ミカヅキモ( Closterium rostratum), 未同定のミカヅキモ(Closterium sp.), イボマタモ( Euastrum humerosum), シネココッカス(Synechococcus), メリスモペディア(Merismopedia), イタチムシ,

八幡平北西尾根,第3湿原(八幡平市),12:34
斜面を少し上がるとそこにも横に並んだ池塘(らしき水たまり?)が点在している。 前回,前々回より北(右)寄りに来てしまったようだ。


2013年09月の様子(2013.09.10,10:00,10:15撮影)。

2012年09月の様子(2012.09.22,14:05撮影)。

八幡平北西尾根,第3湿原(八幡平市),12:34
1枚目:ごくごく小さな池塘があった。 2枚目:水底を見ると,小さな黄緑色のつぶつぶが見えた。 現在研究中の 共生藻を持つラッパムシ(Stentor pyriformis) だろう。 3枚目:ということで 採集(八幡平北西尾根,第3湿原-02)
ここの原生生物はほどほど。 共生藻を持つラッパムシ(Stentor pyriformis) はわずかだがいた。
観察された生物: 渦鞭毛虫の一種, ディフルギア( Difflugia bacillifera), アミカムリ(Nebela sp.) ヘレオペラ(Heleopera), 共生藻を持つラッパムシ(Stentor pyriformis), サヤツナギ(Dinobryon sertularia), Chlorobotrys, エレモスフェラ(Eremosphaera viridis), ミクロスポラ(Microspora), ヒザオリ(Mougeotia), イボマタモ( Euastrum ansatumE. humerosum), Bambusina brebissonii, クロオコッカス(Chroococcus turgidus), ユレモ(Oscillatoria sp.), ワムシ, センチュウ,

八幡平北西尾根,第3湿原(八幡平市),12:36
1枚目:左側のやや大きな池塘(といっても小さいが)。 2枚目:水底に小さな黄緑色のつぶつぶが集まっている。 これもおそらく 共生藻を持つラッパムシ(Stentor pyriformis) のはず。 3枚目:とういことで 採集(八幡平北西尾根,第3湿原-03)
ただし,pyriformisの細胞数は従来(下段,下々段)より少なめだ。 採集位置が違っただけかも知れないが,最近は雨が多いので流し出されて,数が減ってしまったのかも知れない。
観察された生物: カラエリヒゲムシ(Salpingoeca), ディフルギア( Difflugia bacilliferaD. oblongaDifflugia sp.), 共生藻を持つラッパムシ(Stentor pyriformis), ディセマトストマ(Disematostoma minor), 珪藻各種, エレモスフェラ(Eremosphaera viridis), サヤミドロ(Oedogonium), ミクロスポラ(Microspora), 未同定のミカヅキモ(Closterium sp. C. idiosporum より短い), イボマタモ( Euastrum humerosum), ハタヒモ(Netrium digitus), Bambusina brebissonii


2013年09月の様子(2013.09.10,10:17撮影)。

2012年09月の様子(2012.09.22,14:07-14:08撮影)。

八幡平北西尾根を下る(八幡平市),12:36

2013年09月の様子(2013.09.10,10:18-10:19撮影)。

2012年09月の様子(2012.09.22,14:02-14:03撮影)。

2010年10月の様子(2010.10.02,13:47撮影)。

2007年08月の様子(2007.8.23,13:54-13:55撮影)。

八幡平北西尾根を北北西へ(八幡平市),12:38
湿原地帯を出て,笹薮地帯へ入る。
この辺は,道の両側が赤く染まっている。これは・・・。


2013年09月の様子(2013.09.10,10:19撮影)。

八幡平北西尾根を北北西へ(八幡平市),12:38
1枚目: チングルマGeum pentapetalum,バラ科 ダイコンソウ属) だ。
2枚目:iPad mini で現在地を確認。

八幡平北西尾根を北北西へ(八幡平市),12:39-12:40
ここは2年前(下段)までは道の中央部はやや凹んでいたが,おおよそ平坦だった。 しかし,今回は,道刈で出た草の切れ端で隠れてわかりにくくなっているが, 道の中央部が深く窪んでいる。 この2年間,ここを大量の雨水(雪解け水も?)が流れて,道が抉れてしまったのだろう。 狭い窪みを歩いたり,両側を歩いたりして進む。


2013年09月の様子(2013.09.10,10:20撮影)。

2010年10月の様子(2010.10.02,13:48-13:50撮影)。

2007年08月の様子(2007.08.23,13:57撮影)。 この時は,ここで引き返した。

Part VIII: 八幡平北西尾根を下る(4)
2015.09.24, 12:40 - 12:54