視界が開けた先にはやや危険な道が・・・(魚沼市),10:20
1〜3枚目:パノラマ撮影。
3枚目:少し降りた先に,尾根の脇を通る狭いルートがあった。
ここは左に薮があるので安心して歩けたが,,。
なお,既出した遭難事故の調査報告(注)によると 2000年6月18日に起きたブロック雪崩の災害現場は,この辺らしい。
左前方(2枚目)に沢らしき場所があるが,あそこはヤスノ沢右支沢と呼ばれる所で,
例年6月には,この辺は雪がないのだが,2000年は雪解けが遅れてあの沢に沿って雪渓が点在していた,という。
季節がら山菜採りに入山した人があの沢の下方で雪崩に合って死亡したのが始まりで,
その遭難者の収容作業をヘリを使って行っていたところ,この付近から大規模なブロック雪崩が起こり,
収容作業を行っていた警察官,地元ガイドらを直撃したという(死亡4名,重軽傷5名)。
注:
和泉・他,2000年6月新潟県浅草岳で発生したブロック雪崩災害の実態,雪氷 64号, 39-47頁(2002年1月)
http://dspace.lib.niigata-u.ac.jp/dspace/bitstream/10191/9106/1/64 (PDF)
浅草岳西尾根を登る(魚沼市),10:22
左は急な斜面(垂直ではないが,見た目はそれに近い)だが,
この辺は道幅があるので,さほど恐くはなかった。が・・・。
その先に半分崩れかけた場所があった(魚沼市),10:25
1,2枚目:パノラマ撮影。
ここは左へ滑り落ちても潅木地帯にひっかかるので大きな怪我はしないと思うが,
それでも落ちたくはないので,ここからは必死だった。
上述のように,2000年6月18日の雪崩災害は左下で起きたらしいが,
事の起こりはこの辺で山菜採りをする人がいたことによる。
ということは,この辺で山菜採りをする人が普通にいるのだろう。
なかなかすごい所で山菜採りをするものだ(注)。
注:もっとも,
昨年読んだ
「渡辺幸任著,出羽三山信仰と月山筍,杏林堂漢方薬局,2013」
によれば,月山の筍採りもこういった場所で行うらしい。
山菜採り(筍採りを含む)もなかなか大変だ。
斜面から顔を出している岩に手をかけつつ進んだ(魚沼市),10:26-10:27
2枚目:iPad mini で現在地を確認。
地図だと平坦で歩きやすい道のように思えるが,とんでもない場所だった。
浅草岳西尾根を登る(魚沼市),10:30
1,2枚目:これは
タケシマラン(Streptopus streptopoides var. japonicus,ユリ科 タケシマラン属)
? ではないか?
3枚目:これはおそらく
ショウジョウバカマ(Heloniopsis orientalis,ユリ科 ショウジョウバカマ属)
浅草岳西尾根を登る(魚沼市),10:30
ホソバナライシダ(Arachniodes borealis,オシダ科 カナワラビ属)?
ふたたび木の根の階段を上がる(魚沼市),10:34
2枚目:iPad mini で現在地を確認。
浅草岳西尾根を登る(魚沼市),10:35
やや小振りだが・・・。
ヤマソテツ(Plagiogyria matsumureana,キジノオシダ科 キジノオシダ属)?
浅草岳西尾根を登る(魚沼市),10:35-10:36
1,2枚目:これは
ホソバナライシダ(Arachniodes borealis,オシダ科 カナワラビ属)?
3,4枚目:これは
ハネヒツジゴケ(Brachythecium plumosum,アオギヌゴケ科 アオギヌゴケ属)
かも?
浅草岳西尾根を登る(魚沼市),10:37
今度は岩だらけの道を上がる。
浅草岳西尾根を登る(魚沼市),10:39, 10:39, 10:45
段差の激しい場所が多くなった。
登るのがややしんどい。
浅草岳西尾根を登る(魚沼市),10:46
これは
オヤマリンドウ(Gentiana makinoi,リンドウ科 リンドウ属)
浅草岳西尾根を登る(魚沼市),10:49
1枚目:今度はやや砂利というか小石の多い道が現れた。
道の両側は深く抉れている。その上,かなり傾斜がある。
登るのはさほどきつくないが,この後,下る際,かなり苦労した。
注意しないと,すぐに滑りそうだった。
2枚目:iPad mini で現在地を確認。
浅草岳西尾根を登る(魚沼市),10:51
1枚目:ロープ場があった。
この桜曽根コースでロープが設置されていたのはここだけ。
2枚目:iPad mini で現在地を確認。
Part VII: | 桜曽根コース:浅草岳西尾根を登る(3) 2014.09.15, 10:52 - 11:03 |