HOME | 研究資料館 | 地域検索 | 採集の記録 | 2014 . 02 . 01 | お知らせ

2014.02.01, Part XI

粉引の道を北へ(1)

陶史の森,粉引の道を北北東へ(土岐市),12:18
1枚目:道の左半分は落ち葉で覆われている。 この辺は乾いていたが・・・。 2枚目:iPad mini で現在地を確認。

陶史の森,粉引の道を北北東へ(土岐市),12:19
ここは落ち葉の変わりにミズゴケで覆われていた。 ??
この後も,ところどころにこういった場所があった。 ミズゴケが育つということは,年中この辺は湿っているはずだ。 ここも湿地といえる。

陶史の森,粉引の道(土岐市),12:19-12:20
ミズゴケの先には,このような大形のシダも。 これは ウラジロGleichenia japonica,ウラジロ科 ウラジロ属) ? さきほど歩いた雲五川の東側の遊歩道では見かけなかった種類だ。 ここは雲五川の西側斜面なので,東側斜面より,やや日当たりが良い。 その辺が原因かも知れない。

陶史の森,粉引の道(土岐市),12:21
1枚目:道沿いに シデコブシMagnolia tomentosa,モクレン科 モクレン属) の案内があった。 2枚目:これがおそらくシデコブシの冬芽。

陶史の森,粉引の道(土岐市),12:22
これは イヌツゲIlex crenata,モチノキ科 モチノキ属) ? か,それに近い仲間?

陶史の森,粉引の道(土岐市),12:22
遊歩道脇のミズゴケの中に「湿地植物を大切に!,(陶史の森)」と書かれた板があった。 同じものがあちこちにあった。

陶史の森,粉引の道(土岐市),12:23-12:24
1枚目:ミズゴケの少し先に小さな水たまりがあった。 ここで採集(陶史の森-06)。 原生生物が結構いた。 2枚目:iPad mini で現在地を確認。
観察された生物: 小型鞭毛虫数種, アメーバ・プロテウス(Amoeba proteus)?, フセツボカムリ( Centropyxis aculeata), ディフルギア( Difflugia sp.1Difflugia sp.2), 大型クアドルレラ(Quadrulella sp.), アミカムリ(Nebela collaris), ユーグリファ(Euglypha sp.), トリネマ(Trinema sp.), サイフォデリア(Cyphoderia ampulla), スフェノデリア(Sphenoderia lenta), Assulina, 共生藻を持つオフリディウム(Ophrydium), 棘毛類繊毛虫, ヒカリモ(Chromulina), 珪藻各種, サヤミドロ(Oedogonium), ヒザオリ(Mougeotia), カメガシラモ(Tetmemorus laevis), ミカヅキモ( Closterium libellula), ツヅミモ( C. connatum, ハタヒモ(Netrium digitus), ネジモ(Spirotaenia condensata), フタボシモ(Cylindrocystis gracilis), ユレモ(Oscillatoria sp.), Calothrix

陶史の森,粉引の道(土岐市),12:24-12:25
1枚目:数10cm先には藻塊がたくさんある場所があった。 2枚目:ここでも 採集(陶史の森-07)。 ここにいる原生生物はわずか。 藻塊(今回はヒザオリ)が多い場所は意外と原生生物相が貧弱なのは,よくあることだ。
観察された生物: ナベカムリ(Arcella sp.), ディフルギア( Difflugia acuminataD. claviformis), Difflugia sp.3), アミカムリ(Nebela sp.), サイフォデリア(Cyphoderia ampulla), 小型繊毛虫数種, 珪藻各種, ヒザオリ(Mougeotia),

陶史の森,粉引の道(土岐市),12:26-12:27
1枚目:前方でやや左に折れる。 2枚目:この少し先に雲五川(またはその支流?)の一部が池のようになっている場所があるはずだが・・・。 右は樹木に覆われた急斜面なので到達不能。 3枚目:ウリカエデの案内。

陶史の森,粉引の道を北へ(土岐市),12:27
2枚目:おそらくこの辺のはずだが,見えるは木ばかり。

陶史の森,粉引の道を北へ(土岐市),12:27

前方で左にカーブし,雲五川の支流沿いの道となる(土岐市),12:28

この分岐は左へ(土岐市),12:28-12:29
1,2枚目:道が左右に別れていた。 3枚目:iPad mini で現在地を確認。 右へいくと支流の分岐点へ最短距離で到達できるようだ。 左は支流の先端を回るルート。 先端付近に湿地があるかも知れないので,ここは遠回りになる左へ。

陶史の森,粉引の道を西へ(土岐市),12:29
1枚目:道沿いに「リョウブ」と書かれた標識があった。 2,3枚目:さきほどもあったが,これがリョウブのようだ。まだ葉がある。 リョウブ(令法,Clethra barbinervis,リョウブ科 リョウブ属) 。

陶史の森,粉引の道(土岐市),12:30
足下には雲五川の東側にたくさん生えていた シシガシラBlechnum niponicum,シシガシラ科 ヒリュウシダ属) があった。

Part XII: 粉引の道を北へ(2)
2014.02.01, 12:30 - 12:40