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2013.04.13, Part XII

一関遊水地周囲堤を南へ(〜ビオトープ施設 メダカ池〜中里橋)

7つ目の交差点を通過(一関市),14:31

また車止めがあった(一関市),14:32
しかし,ここは車道との交差点ではない。 代わりに右手前にヘリポートがあり,その先は公園風,さらにその先になにやら建物(一関水防倉庫)がある。

2つ目のヘリポート(一関市),14:33

公園風の場所,名称不明(一関市),14:33

「周囲堤 No.14,あいぽーとまで 約 3 km」の脇を通過(一関市),14:33
1枚目:左前方に何やら箱型の建物がある。その手前には石碑があり,さらにその先には池がいくつか見える。 2枚目:右の建物は「一関市水防倉庫」(この時点では名前はわからなかったが)。 水防倉庫の先にも車止めがあるが,あれはその先にある橋(県道14号 一関北上線)の袂から車が進入できるためだろう。

箱型の建物の脇まで来た(一関市),14:34
右の3つの池の前にはなにやら案内板のようなものが見える。 せっかくなので近付いてみることにした。 自転車と一緒に堤防の斜面を降りた。 この時は気づかなかったが,もう少し先に堤防を降りる階段があった。

堤防を降りる途中で前方を撮影(一関市),14:35
この時は日が翳っていたので全体に薄暗かった。そのためピントが合っていない。

箱型の建物の前には4つの記念碑が立っていた(一関市),14:35
2枚目:望遠撮影。 左から「耕地整理記念碑」,「中里耕地整理記念碑」,「平成基盤整備完工記念碑」,「□□記念碑」(□は読めない)だった。 なお,ネットで検索すると,2番目の「中里耕地整理記念碑」がここではなく,畑の中に立っている写真があった。 このことから4つの記念碑とも元は別々の場所にあったのを裏にある箱型の施設を造る際にここへ集められたと推察できる。
それにしてもこの箱型の建物が何なのだろう?上にあがる階段があるが,洪水時の避難所にしては堤防に近すぎる。 高さも堤防より低いのでここに逃げるよりは,すぐ脇にある堤防に上がった方が安全だ。

建物の前にある池と案内板(一関市),14:36
左の四角池(1枚目)にはロープ柵が設置されていた。

道路際に立つ2つの案内板(一関市),14:36
1枚目:左側には「この『ビオトープ施設 メダカ池』は,"アドプト"により管理が行われています,云々」とある。 一番下には「水土里ネットてるい」とある。 この「水土里ネット」(みどりねっと)という言葉は,千葉方面で採集した際に目にした記憶がある。 調べたところ,7年前だった(2006.12.16,下段)。他でも目にしたような気がするが,現時点では思い出せない。
「水土里ネット」正式名称は「土地改良区」。 よって「水土里ネットてるい」は「照井土地改良区」が正式名称。 「照井土地改良区」は平泉町から一関市にまたがる広いエリアが含まれるらしい。 厳美渓の少し上流,小河原にある「大〆切頭首工」から取水する「照井堰・大江堰」によってこの地区を灌漑しているそうだ。 「大〆切頭首工」・・・須川高原温泉に向う途中の国道342号沿いにあるので,すでに目にしているはずだが・・・。
2枚目:こちらは3つの池の説明図だった。3つとも水路でつながっているらしいが・・・。 どうやら水路は地中に埋設してあるようだ。


2006年12月の様子(2006.12.16,15:22-15:23撮影)。

3つの池をパノラマ撮影(一関市),14:36
1,2枚目:四角い池。ここはロープ柵で囲まれている。採集不可。 3枚目:奥に細長い池がある。 4枚目:橋に近い側にある池だが,こちらは水深が浅い。半分湿地化している。

箱型の建物を正面から撮影(一関市),14:37
1枚目:記念碑は4つではなく計5つあった。右端のものは何だろう? 「□□整理記念碑」,□部分はまったく読めない。 2枚目:一番新しそうな記念碑を望遠撮影。 「経営体育成基盤整備事業 一関市地区,平成基盤整備完工記念碑,岩手県知事 達増拓也 書」と読める。 達増氏(現職)は2007年から知事を勤めているので,この記念碑が2007年以降に建てられたのは確か。

ビオトープ施設 メダカ池,右の池(湿地?)で採集してみることにした(一関市),14:37

ビオトープ施設 メダカ池(一関市),14:38
水底は白い泥が目立つ。原生生物はあまり期待できないがとりあえず 採集(ビオトープ施設 メダカ池-1)
観察された生物: 小型鞭毛虫数種, トリボネマ(Tribonema), 珪藻少々, ヒザオリ(Mougeotia), アオミドロ(Spirogyra)多数, ワムシ, ケンミジンコ,

ビオトープ施設 メダカ池(一関市),14:39
奥の細長い池の手前でパノラマ撮影。
3枚目:ここも南端側は水深が浅く,部分的に湿地化している。

ビオトープ施設 メダカ池(一関市),14:40
草の多い南端近くで 採集(ビオトープ施設 メダカ池-2)
観察された生物: コレプス(Coleps hirtus), 小型繊毛虫数種, サヤミドロ(Oedogonium undulatum), アオミドロ2種(Spirogyra), ホシミドロ(Zygnema),

堤防に上がる(一関市),14:41
戻ろうとして振り向くとそこには階段があった。 既述したように,北からだとこの階段が目に入らなかった。 階段を通って堤防へ上がった。

堤防に上がったところで撮影(一関市),14:42
1枚目:北側にある建物を撮影。この画像で建物が「一関市水防倉庫」であることがわかった。 2枚目:さきほどまでいた「ビオトープ施設 メダカ池」。 遠くに東北新幹線の高架が見える。右は県道14号 岩手平館線。

中里橋(県道14号 岩手平館線)の袂を横断する(一関市),14:42

橋を過ぎた先にも車止めがあった,ただし移動式(一関市),14:43
おそらくかつては他と同様に,固定式の車止めがあったのだろう。 しかし,この橋の周辺で工事が行われた際,撤去され,工事が終わった後も仮の車止めのままになっていると思われる。

Part XIII: 一関遊水地周囲堤を南へ(〜東北新幹線・中里陸閘〜一関市総合体育館脇)
2013.04.13, 14:43 - 14:57