HOME | 研究資料館 | 地域検索 | 採集の記録 | 2012 . 02 . 21 | お知らせ

2012.02.21, Part VII

糠田橋の南も吉見総合運動公園だった!

旧荒川沿いの河川敷を南へ(吉見町),12:37

民家の手前に右へ入る脇道があった(吉見町),12:38
右の道はGoogle mapの航空写真,および,国土地理院の地図にはあるが, 市販の地図には描かれていない。GPSの地図も市販の地図と同じなので,ここからはGPSもあてにならない。

右折するとそこも吉見総合運動公園だった!(吉見町),12:38
道の両脇に杭がある。左の杭には「吉見総合運動公園」としっかり書かれている。 ただし,字が一部かすれているので何年かは経っているはずだ。 右の杭にはチェーンが付いている。

糠田橋南の吉見総合運動公園(吉見町),12:39
1枚目:入口を入ると道は直進した後,ゆるやかに左へカーブしている。 カーブ部分は国土地理院の地図には描かれていない。 2枚目:未舗装道と北側の畑の間に「パートナーシップ花広場,埼玉県」と書かれた看板があった。

糠田橋南の吉見総合運動公園(吉見町),12:39-12:40
1枚目:カーブの途中にも道路脇に「吉見総合運動公園」と書かれた杭が立っていた。 2枚目:既述したように,GPSには現在の道は描かれていない。持参した市販の地図も同じだ。 3枚目:国土地理院の地図には現在の道が描かれてある。 ただし,南北に通る水路の位置が異なる。 国土地理院の地図だとこの辺で水路を横切るはずだが,実際には前方のT字路に沿って水路があった。 水路を付け替えたか,あるいは, 最近できたと思われるT字路の位置が計画より東(水路沿い)にずれたのかも知れない。

糠田橋南の吉見総合運動公園(吉見町),12:41
1〜3枚目:T字路を左折。上記のように,T字路に沿って水路が続いている。 1枚目:国土地理院の地図だと,左手(南側)にいくつかの池らしき場所があるはず。 2枚目:前方に荒川右岸の堤防があるはずだが,ここからはほとんど確認できない。河川敷がいかに広いかがわかる。 3枚目:右側はその先で大きく左にカーブしている。こちらへ進むと堤防へ上がれるはずだ。

糠田橋南の吉見総合運動公園(吉見町),12:41
未舗装道を南へ。突き当った先に池らしき場所があるはずだ。

ふたたびT字路が迫る(吉見町),12:42
あの先に池らしき場所があるはずだが・・・。

T字路の先は潅木と枯草で覆われていた(吉見町),12:43
国土地理院の地図だと,眼前にやや大きな池らしき場所があるはずだが,,。 草木で覆われていてそれらしき場所はまったく見えない。

糠田橋南の吉見総合運動公園(吉見町),12:44
さらに近付くと,さきほどまで道路沿いにあった水路が土管を通って池らしき場所へつながっていた。 ここには水が溜っていた。

糠田橋南の吉見総合運動公園(吉見町),12:45-12:46
これ幸いと,土管近くで 採集(吉見総合運動公園-4)。 緑色の藻塊はアオミドロだった。 アオミドロが大量に増えているので,見た目は原生生物相が豊かそうに見えるが,実際は,原生生物の種数はわずか。 耕作地が公園として整備しなおされた際に,あたらしくできた水たまりであることを如実に示している。 農薬の影響などもまだ残っているのかも知れない。 さきほどいた糠田橋北側とはだいぶ様子が異なる。北側は公園化されてからだいぶ時間が経過している(注)ので, どうにか原生生物相が豊かになりつつあるといえるが,ここはこれからだ。 北側と同じになるのには10年,20年はかかるだろう(いやもっとか?)。
観察された生物: 小型鞭毛虫数種, アンフィレプタス(Amphileptus), 小型繊毛虫数種, 珪藻各種, アオミドロ(Spirogyra), ワムシ, ケンミジンコ,

注:北側が公園として開設されたのは,1982年らしい(埼玉県のHPによる)。 ということはできてから今年で30年が経過したことになる。 私が北側の公園を最初に訪れたのは2003.4.6,できてから21年後だった。

糠田橋南の吉見総合運動公園(吉見町),12:46-12:47
土管近くの道路際に咲いていたオオイヌノフグリVeronica persica)。

まずはT字路の左側へ(吉見町),12:48
この後,T字路の右へ進んで堤防に上がるのだが,その前に左側がどうなっているかを確認することにした。

T字路の左側(吉見町),12:49
右前方の茂みもおそらく池らしき場所のはずだが,どう見ても近付けそうにない。 ここでUターンすることにした。

さきほどのT字路まで戻り,そのまま直進(吉見町),12:50

糠田橋南の吉見総合運動公園(吉見町),12:51
道路の左側にさきほどの池らしい場所が続く。 この先で茂みがいったん消えるが,そのさらに先にも別の池らしき場所がある。

2つの池らしき場所の間にある平坦な場所(吉見町),12:51
1枚目:さきほどまでいたT字路の先にある池らしき場所。 3枚目:右がその西側にある2つ目の池らしき場所。 手前は草で覆われているが,全体にボコボコしている。 少し歩いてみることにした。 地面は掘り起こされたままのような柔らかい状態。歩くたびに土が崩れて靴がやや沈む。 歩きにくい。

糠田橋南の吉見総合運動公園,2つ目の池らしき場所の先も同じ状態が続いていた(吉見町),12:52
1枚目:遠くにも別の池らしき場所がある。国土地理院の地図にある通りだ。 3枚目:2つ目の池らしき場所の南東端付近。 この付近は,元は耕作地で,公園として整地されたままの状態なのだろう。 今後,どのようになるのやら・・・。
画面右の枯草,最初は葦(アシ or ヨシ)かと思ったが,後出の荒川太郎右衛門地区自然再生事業のエリアで群生していた オギMiscanthus sacchariflorus,イネ科 ススキ属)とよく似ている。 これもおそらくオギだろう。

帰宅後,Google mapの航空写真を見たところ,T字路の先にあった池らしき場所は,道路側(北側)は草木が茂っているが, 裏側(南側,位置的には上段の画像の1枚目右奥付近?)には水辺が写っていた。 ただし,他の池らしき場所(両側,奥)は写真を見るかぎり,すでに池ではなくなっているようだ。 したがって,T字路の先にあった池らしき場所の裏(南側)に今も水辺があるとは限らないが,可能性はある。 次回,確認してみよう。

Part VIII: 糠田橋南の吉見総合運動公園
2012.02.21,  12:53 - 13:06