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2012.01.27, Part V

高麗川右岸〜万年橋〜萱方運動公園南の河川敷へ

堤防天端道路を少し進んだところで, 浅羽ビオトープ方向をパノラマ撮影(坂戸市浅羽),13:14
1枚目:手前はビオトープへ降りる坂道。 車はここを下って3枚目に写っている駐車場らしき場所に停めることができるようだ。 ただし,さきほど見たように堤防の外側(浅羽野橋近く)にもっと広い駐車場がある。一般の訪問者はそちらへ停めるのだろう。 ここはおそらく管理者用?

「新古河線 9号」鉄塔を左に見ながら,高麗川右岸堤防を西〜南西へ進む(坂戸市浅羽),13:15

高麗川右岸堤防上を西〜南西へ(坂戸市浅羽),13:16-13:17
1枚目:左が鶴舞団地。 2枚目:右前方に見えてきたのが厚川鶴舞運動公園。 運動公園の手前で砂利道に変わった。 踏み固められておらず,タイヤが砂利の中に沈んでしまう。走り難いので左の車道へ降りることにした。
Google mapの航空写真を見ると,ここから先は厚川鶴舞運動公園の敷地で,今眼の前にある堤部分は存在していない (2012.2.2現在)。 ということは,ここから先の堤防は比較的最近盛土をして造成されたようだ。 舗装されていないのは,おそらくそのためだろう。 今後舗装され,この後現れる万年橋手前の堤防天端道路とつなげられると思われる(あくまで予想だが)。

高麗川右岸堤防沿いを南西〜南南西へ(坂戸市浅羽),13:18

厚川鶴舞運動公園駐車場の案内(坂戸市浅羽→鶴舞),13:18

鶴舞団地の南西端で左折する(坂戸市鶴舞),13:19

角に案内があった(坂戸市鶴舞),13:20
1,2枚目:パノラマ撮影。 2枚目:こちらへ進むと,高麗川にかかる若宮橋(沈下橋)がある。 若宮橋はこの後,万年橋を渡って高麗川左岸堤防を下流(北北東)へ進んだ際に,訪れた(橋の袂で採集もできた)。

左折してすぐに右折(坂戸市鶴舞),13:20

するとふたたび前方に堤防天端道路が現れた(坂戸市鶴舞),13:21

堤防天端道路へ入る(坂戸市鶴舞→厚川),13:21
右に立つ標柱には「城山,↑ここから厚川・萱方,←0.3km先 大家児童センター」と記されている。

車止めを通過(坂戸市厚川),13:21
1〜3枚目:パノラマ撮影。ここからふたたびヒト・自転車専用道となる。 1枚目:いかにも最近整備されたばかりのような道だ。 路面は痛んでいないし,両側の白線もクッキリ。 Google mapの航空写真(2012.2.2現在)を見ると,この先は未舗装の堤防天端道路が続いている。 やはり舗装されたのはつい最近のようだ。

高麗川右岸堤防沿いを南南西へ(坂戸市厚川→萱方),13:22

万年橋が迫る(坂戸市萱方),13:24
橋の下をくぐれるか心配だったが,舗装はされていないものの,橋桁に「頭上注意」と案内があるので, 通れそうだ。

万年橋をくぐる(坂戸市萱方),13:24
「お知らせ,校内マラソン大会,2月1日(水),10:00〜12:00」,「実施致します。ご協力をお願い致します。 坂戸西高等学校」とあるので,ここはマラソンコースでもあるようだ。 坂戸西高等学校は高麗川の上流にあるので,高麗川沿いの遊歩道がマラソンコースとして利用されているのだろう。

萱方運動公園(坂戸市萱方),13:24-13:25
1,2枚目:入口の奥が工事現場になっていた。 3枚目:入口脇にある案内板。万年橋に備わっている水管橋の更新工事が行われていた。 これから訪れようとしている場所はこの公園の南(上流側)の河川敷なので, 最初は公園内からそこへ行けるかと思っていたが,入口から公園の奥を覗いてもそれらしい場所は見えなかった。 そこで,とりあえずこのまま堤防天端道路(1枚目)を進むことにした。

萱方運動公園を右に見つつ南東へ(坂戸市萱方),13:26
ここから見ても公園の奥に南側の河川敷に通じる道などはなさそうだ。 ただし,この後,その河川敷へ出ると公園側へ通じていそうな草むした道があった。 なお,堤防天端道路と萱方運動公園の間に草むした水路があるが,ここも鶴舞川(注)というらしい。 この先の高麗川の上流に取水堰?があり,そこから取水された水が流れて浅羽ビオトープへ向って流れていくようだ。

注:元からあった鶴舞川の流路ではなく,この後出てくる五号堰から続く農業用水路というのが正しいかも。 それが鶴舞川につながり,鶴舞川の流路じたいも開発にともなって改修されているので, 浅羽ビオトープに流れていく水路全体を大雑把に鶴舞川と呼んでいるようだ。

ほどなく樋管が現れた(坂戸市萱方),13:27
運動公園の南端近くに樋管があった。脇を流れる水路(鶴舞川?)の対岸には小学生が描いたと思われるたくさんのパネルがあった。 「ホタルの住める川にしよう」などと書かれている。

樋管の名称を確認,吉根樋管とある(坂戸市萱方),13:27
1枚目:ここには「五号堰及び吉根樋管」と記してある(注1)。 上段の画像(2枚目)を見ると,樋管から対岸に向けてコンクリート製の堤のような構造がある(注2)。
2枚目:樋管の操作部分にある円柱形の構造に付けてある銘板には 「ネオラック,潤滑油,テラスオイルT15,給油量 4.5リットル,豊国工業株式会社」などと書かれている。 ネオラックで検索すると,「手動ラック式開閉機ネオラック」がヒットした。 樋管(樋門)の扉を上げ下げする装置としてはよく知られたもののようだ。

注1:許可受人・住所氏名のところに「五号堰水利組合」という名称がある。 ここから600mほど南に高麗川から取水するための「五号堰」があるので, おそらくその五号堰と,目の前にある「吉根樋管」をセットにして管理するのが「五号堰水利組合」(注1の注)なのだろう。 五号堰の上流には三号堰,四号堰がある。そこから続く水路も途中で合流・分岐を繰り返しつつ, 最終的には浅羽ビオトープを経て高麗川へ戻っていく。 とすると三号堰,四号堰に関しても「水利組合」があるのだろうか? と思って調べてみたが,そうではなさそうだ。別の名称の水利組合があった。
注1の注:ネットで検索すると,「大家五号堰水利組合」という名称がヒットする。 現在はこちらが正式名称のようだ。地図を見るとこの付近には「大家」という地区名がない。 しかし,万年橋の南東に大家神社が,ここから南に大家小学校,南南西に東武越生線 西大家駅等がある。 Wikipediaには,1954年に「坂戸町,三芳野村,入西村,大家村,勝呂村が合併し,坂戸町となる」 という記述があった。58年前までこの辺は入間郡大家村と呼ばれていたようだ。 また,この吉根樋管が建造されたのは明治31年(1898)と相当古い( 参照)。 この組合もその際に結成されたのだろう。よって「大家五号堰水利組合」。
注2:よく見ると,川を横切るコンクリート製の堤の脇には縦溝がある。 田植えの時期にはあの縦溝に板を差し込んで水位を上げ,手前の樋管側へ水を導くのだろう。

樋管の先で道は二股に分かれていた(坂戸市萱方),13:28
1,2枚目:パノラマ撮影。 地図を見ると左の舗装道しか描かれていない。鶴舞川(ないし五号堰から続く水路)は右の未舗装道に沿って流れている。 これから向かう河川敷は左ではないことは確かなので,右の未舗装道へ進むことにした。

GPSと地図で現在地を確認(坂戸市萱方),13:30-13:31
1,2枚目:GPSの地図には,右側の未舗装道は描かれていない。 3枚目:持参した市販の地図(コピー)も同様。 帰宅後,Google mapを確認したところ,右の未舗装道がしっかり描いてあった。 そして,道沿いを流れる鶴舞川も描いてあり,さきほどの吉根樋管や,この先にあるはずの高麗川の五号堰も描いてある。 頼りになるのはGoogle map?
ただし,Google mapには,さきほどの萱方運動公園は描かれていない。 逆にGPSや市販の地図には萱方運動公園が描かれている。 データとしてはGoogle mapの方が古いのか,と思いきや, 浅羽ビオトープとその周辺はGoogle mapが正確(遊歩道もしっかり描いてある)で, GPSや市販の地図はビオトープが整備される前のまま。 どちらが(全体として)古い・新しいとは断定できないようだ。
一方,おなじビオトープでも以前からある 三ツ又沼ビオトープは, GPSにも市販の地図にもGoogle mapにもきちんと描かれていない。

Part VI: 萱方運動公園南の河川敷
2012.01.27, 13:32 - 13:45