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2011.11.02, Part III

琵琶沼:西岸沿いを北へ

琵琶沼西岸を北へ(山辺町),11:07

琵琶沼西岸を北へ(山辺町),11:07-11:08
1枚目:足下はハウチワカエデAcer japonicum)?の葉で埋め尽くされていた。 2,3枚目:GPSを確認。2枚目:現在地の確認。 3枚目:現在の標高599 m。

琵琶沼,西岸沿いの遊歩道を北へ(山辺町),11:08

2010年07月の様子(2010.07.10,13:47 撮影)。

琵琶沼,西岸の中間付近にある「琵琶沼の生いたちを探る」と題した案内板(山辺町),11:09
案内板には,この琵琶沼は少なくとも5万年以上の歴史があると書かれている(おそらくそれ以上)。
たしかこの後だったと思うが,既述したように,前方から歩いてくるコリー犬を連れた女性に遭遇した。 コリー犬はかなり若いようで,私の姿を見て驚いたような顔?をしていた。 ここで他の訪問者に出会ったのは今回が初めてだ。

琵琶沼,西岸沿いを北へ(山辺町),11:10
足下にはシダが。

琵琶沼,西岸沿いを北へ(山辺町),11:11

琵琶沼,前方に沼の北西端にある案内板が見えて来た(山辺町),11:12
1,2枚目:パノラマ撮影。 2枚目:太い木の脇に赤い実をつけたマムシグサArisaema serratum)が1本。 去年(2009.11.02,下段1枚目)とまったく同じ位置に立っている。


2009年11月の様子(2009.11.02,08:57 撮影)。

琵琶沼,西岸沿いを北へ(山辺町),11:12
マムシグサArisaema serratum)。 どういう訳かこのマムシグサはいつもこんな風に1本だけ見つかることが多い。 毎年,実をつけるのであれば,周囲にも多少あってもよさそうだが・・・。 また,雌雄異株らしいが,雄株は先に枯れてしまうのだろう。それらしいものは見当たらない。


2009年11月の様子(2009.11.02,08:57 撮影)。

琵琶沼,沼の北西端が近付く(山辺町),11:13

琵琶沼西岸(山辺町),11:13-11:14
いつもの採集場所の手前にも沼岸に近付けそうな場所があった。 前方にはまだ青々としたヒメカイウCalla palustris)があるが,,。

琵琶沼西岸(山辺町),11:14
ここは水際にヒメカイウはない。落ち葉がたくさん。 ここで採集(琵琶沼-2)
観察された生物: ミドリムシ( Euglena acusE. spirogyra)多数, ウチワヒゲムシ( Phacus landekiensisPhacus sp.), トラケロモナス( Trachelomonas superba), T. volvocina), T. volzii var. cylindracea), アスタシア(Astasia sp.), キクリディオプシス(Cyclidiopsis acus)多数, カリキモナス(Calycimonas physaloides), メノイディウム(Menoidium gracile), リピドデンドロン(Rhipidodendron), 小型鞭毛虫数種, ポリカオス(Polychaos dubium), ディフルギア( Difflugia acuminataD. claviformis), ユーグリファ(Euglypha), ラッパムシ(Stentor sp.), スピロストマム( Spirostomum minusS. teres), ウロトリカ(Urotricha), コレプス( Coleps heteroacanthusColeps hirtus), プロロドン(Prorodon sp.), フロントニア(Frontonia), ディレプタス(Dileptus monilatus)?, ヒスチオバランティウム(Histiobalantium natans), キネトキルム(Cinetochilum margaritaceum), 棘毛類繊毛虫, シヌラ(Synura), バキュオラリア(Vacuolaria virescens), メロトリキア(Merotrichia capitata), 珪藻各種, グロエオモナス(Gloeomonas sp.), ジクチオスフェリウム(Dictyosphaerium), Dimorphococcus lunatus, セレナストルム(Selenastrum), イトクズモ(Ankistrodesmus), ヒザオリ(Mougeotia), ミカヅキモ(Closterium dianae), アルスロデスムス( Arthrodesmus incus), ワムシ, ケンミジンコ, センチュウ,

琵琶沼西岸,少し進むと・・・(山辺町),11:15

琵琶沼西岸,ここがいつもの採集場所だ(山辺町),11:16

琵琶沼西岸(山辺町),11:16
ヒメカイウCalla palustris)はほとんど枯れているが, 去年(2009.11.02)に比べると,若干だが,まだ緑の葉が多く残っている。


2010年07月,沼を埋め尽くすヒメカイウの群生(2010.07.10,13:51 撮影)。

2009年11月の様子(2009.11.02,08:58 撮影)。

2009年05月,沼を埋め尽くすヒメカイウの群生(2009.5.10,11:38 撮影)。

琵琶沼西岸(山辺町),11:17-11:18
1枚目:足下はぬかるみ状態。そのままでは水がある場所までは手が届かない。枯れ枝に足を置いて・・・。 2枚目:カップ付き指示棒を伸ばして, 3枚目:採集(琵琶沼-3)
1枚目:靴の脇にヒメカイウCalla palustris)の実がある。 まだ,赤く色付いていない。一昨年の同月同日(2009.11.02,下々段)には赤く色付いた実があった。 今年は一昨年に比べて暖かいのかも知れない。 一昨年は手袋をしていたが,今回は手袋なしでOKという点でも,気温の違いがわかる。
観察された生物: 渦鞭毛虫の一種, クリプトモナス(Cryptomonas sp.), ミドリムシ( Euglena spirogyra), ウチワヒゲムシ( Phacus sp.), アスタシア(Astasia sp.), キクリディオプシス(Cyclidiopsis acus)多数, ラブドモナス(Rhabdomonas sp.) ディフルギア( Difflugia claviformisD. oblonga), ユーグリファ(Euglypha), ウロトリカ(Urotricha), コレプス( Coleps heteroacanthusColeps hirtus), プロロドン(Prorodon sp.), アンフィレプタス(Amphileptus), 小型ディレプタス(Dileptus), ウロセントルム(Urocentrum turbo), レンバディオン(Lembadion bullinum), ゾウリムシ(Paramecium caudatum), ツリガネムシ(Vorticella), 未同定の繊毛虫(表層にBalanonemaと同じ小さなリング状の構造が多数), 小型繊毛虫3種, ヒカリモ(Chromulina), バキュオラリア(Vacuolaria virescens), 珪藻各種, アルスロデスムス( Arthrodesmus incus), 数珠状で活発に動くバクテリア, ワムシ, ケンミジンコ, センチュウ,


2010年07月の様子(2010.07.10,13:51-13:52 撮影)。 3,4枚目:この時すでに実ができていた。

2009年11月の様子(2009.11.02,08:59-09:01 撮影)。 2枚目:ヒメカイウの実が赤く色付いている。

2009年05月の様子(2009.5.10,11:39 撮影)。

Part IV: 琵琶沼:北岸沿いを往復する
2011.11.02, 11:19 - 11:34