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2010.06.26, Part I

赤湯駅〜長井駅〜葉山登山口(草岡)〜

今日の山形新幹線は混んでいた(さいたま市→),06:45-09:12
1枚目:例によって近所の市ヶ谷駅の自販機で木曜日(6/24)に購入した切符。 今回は,葉山山頂へ行くことに決めてすぐ,JRのサイバーステーションで山形新幹線の予約状況を確認したところ, 乗車予定の「つばさ73号」の普通車はすでに満席,グリーンは残りあとわずか,の状態だった(注1)。 通常は出発の前日に切符を購入しているが,この分だと明日には満席になってしまうのは確実だ (実際,当日は満席だった)。 慌てて市ヶ谷駅に行き,グリーンの指定席を購入した。グリーンもすでに窓際はすべて埋まっていた(注2)。
2枚目:関東平野を走っている間,空は厚い雲で覆われていたが,東北に入ると,徐々に雲が薄くなり, 山形県内に入ると青空が広がって来た。予報通り。

注1:復路の切符も購入したが,復路は普通,グリーンとも残りあとわずかの状態だった。 それでもグリーンだとなんとか窓際の座席がとれた。しかし,・・・。 既述したように,長井駅に戻るのが大幅に遅れたため,予定していた山形新幹線「つばさ126号」に乗り遅れてしまった。 なお,購入時は気付かなかったが,この「つばさ73号」は「臨時」だったらしい。 この後,赤湯駅から乗車した山形鉄道 フラワー長井線も,これに合わせて臨時だった。 そして,何故か一律100円という格安運賃。理由は後述。
注2:かなり混んでいたようで,すでに自分で座席を選べる状態ではなくなっていた。 本当に残りあと僅かだったようだ。

赤湯駅で山形鉄道に乗り換え(南陽市),09:14
1枚目:ほぼ定刻(09:13)通り赤湯駅に到着。 2枚目:向いの1番線は東京方面行きの新幹線ホーム。復路はあそこから乗車した。

赤湯駅で山形鉄道に乗り換え(南陽市),09:15
1枚目:山形鉄道 フラワー長井線は4番線。山形鉄道はJRではないが,改札を通らずにそのまま4番線へ。 2枚目:階段を降りる途中でフラワー長井線の車両を撮影。1両のみ。 車体には「スウィングガールズ」の大きな文字が。2004年公開の映画のタイトルだ。 この長井線の沿線でロケが行なわれたらしい。 復路で乗車した別車両には出演者らのサインが飾ってあった。

赤湯駅で山形鉄道に乗り換え(南陽市),09:16-09:17
1枚目:車両の先頭に座った。 2枚目:座席に座ったまま望遠にして撮影。線路が部分的に草で覆われている。 途中にはレールも見えないくらい一面草原になっている場所もあった。 なかなかのどか(?)。
なお,この車両は臨時だった。乗車した山形新幹線も臨時だったので,その到着に合わせたものだろう。 臨時は良いとしても,なぜか運賃は一律100円。正規の料金は赤湯〜長井間,600円(復路で確認)。 本来はワンマンだが,特別なせいか女性職員が乗っていて,この臨時便は長井駅が終点であること, 料金が一律100円であり,降車する際に運転手に手渡して欲しい旨の説明をしていた(注)。

注:山形鉄道のHPを見てその理由がわかった。 今年は「あやめ公園100周年」の年で,これに合わせて運賃が100円の列車を06.12〜06.30まで毎日運行すると書かれていた(2010.6.29現在)。 ただし,1日1往復のみ。私が乗った赤湯駅09:29発がちょうどそれだった(長井駅発は10:08)。 この後,山から長井駅に戻った際には「あやめ祭り」が開催される直前で駅周辺には大勢の人が集まっていた(後述)。

山形鉄道(フラワー長井線,あやめ号)で長井駅へ(南陽市),09:41-09:43
あやめ号は09:29赤湯駅を出発した(はず,写真撮影しなかったので確証なし)。 最初は北北西へ,途中で左へカーブし,2番目の駅(宮内駅)ではほぼ西向きとなる。 その後,さらに左へカーブして西南西へ進む。
1枚目:これは4番目の駅(梨郷駅)を過ぎた後の様子(09:41)。 前方に見えるのは経塚山(標高 324 m)。あの山を右へ迂回した後,西向きとなり,最上川を渡る。
2枚目:経塚山を迂回している途中。画面左端に「→,建高寺」とあるが,この寺は線路の右,経塚山の山裾にある。 遠くに見える雪山は??

最上川を渡った後の二番目の駅,今泉駅が米坂線との乗換え駅。 その手前で右にカーブし,北西向きとなる。 今泉駅を過ぎた後は,最上川の支流,白川を越えてから北向きに変わり,以後は最上川の左岸側を北上する。

長井駅に到着(長井市),09:56-10:00
1枚目:前方に長井市の町並みが現れた。 2枚目:長井駅に着いた。この車両は臨時でここが終点になる。 線路じたいはこの先,荒砥駅まで続いている。

長井駅に到着(現在地の確認, 長井市),10:01
1,2枚目:パノラマ撮影。 ホームの先で線路を渡り駅舎へ向かう。

線路を横断して駅舎へ(長井市),10:01

長井駅の駅舎(現在の標高 約205 m,長井市),10:03
駅舎の右手にあるトイレで用をたしてから駅舎を撮影。 この時は人気は少なかったが,山から戻った時はだいぶ賑やかだった(後出)。

駅前の様子,この後,タクシーで葉山登山口まで移動(長井市),10:03
1〜3枚目:駅舎前から北東西をパノラマ撮影。
1枚目:トイレに行く前はタクシー乗り場にタクシーが1台停まっていたが,トイレを出てこれらの写真を撮る時にはすでに一台もいなくなっていた。 北側(画面中央)を見るとタクシー会社(長井交通)があったので,そこで乗せてもらおうとすると, 二階の窓が開いて女性が一言,「乗るなら駅前のベンチで座って待っていてください」。 その後,ほどなくタクシーが目の前に停まったので,それに乗車して葉山登山口へ向かった。

タクシーは市街地を通って駅の西側へ移動した後,最上川の支流,野川に架かる谷地橋を渡った。 その先で北上し,長井北中学校(注)の脇を通ってT字路を左折。県道11号 長井白鷹線に出てさらに北上。 ほどなく中里バス停の手前で左折し,縄文の村,古代の丘の脇を通って,葉山の山裾を通る置賜西部広域農道へ出た。 そこを右折するとほどなく以下のような景色となる。
注:4ヶ月後(2010.10.14)の早朝,この長井北中学校の敷地にクマが侵入し,男性職員を襲ったという ニュースが流れた。クマは猟友会によって校舎内で射殺されたが,それにしても山から遠く離れた場所まで クマがやってくるというのには驚いた。

草岡地区にある葉山登山口(現在の標高 約335 m,現在地の確認, 長井市),10:18
1〜3枚目:タクシー(駅からここまで15分,料金は2200円余)を降りた後,左前右をパノラマ撮影。 現在立っているのは,置賜西部広域農道。 当初の予定では,この先の大石大明神までタクシーで到達したかったのだが,,,。 これで10分の狂いが生じた(10:18-10:28)。
1枚目:前方にT字路のサインがあるが,あの先左からここへやってきた。 2枚目:ここが登山道の入口?とは書かれていないが,何やら和歌のような文字が記された標柱が立っている。 「百鳥の啼く高原に 盆石のごとく具える山 秋づきぬ」と書かれているように思う。 残念ながら,読み人の名前は草に隠れて見えない。 3枚目:立ち去って行くタクシーの後ろ姿。 その左手前に何やら案内板がある。 上に「・・・木むら,・・・キャンプ場→」とあり,その下には, 「←葉山登山口」と書かれている(注)。 この後,撮影した画像には,ここから少し先(北)から上がって合流する道があった。 その入口のことだろう。 ここも登山口。要するに近接して2ケ所に登山口があるということのようだ。 (もしかすると,北側には駐車場があるのかも?未確認)

注:ネット上にある画像で,この案内板を写したものがあった。それによると, 「梨の木むら,縄文キャンプ場→」,そして,「←葉山登山口」と書かれていることが判明。

以後のあらすじ:
予定では,ガイドブックでこの先にある大石大明神から葉山神社まで2時間となっていたので, 健脚でない私でも往復5時間をみておけばよいだろうと考えていた(注1)。 そこで,ここから長井駅まで戻る時間も含めて6時間後の長井駅発で帰路につくことにした。 その場合,赤湯駅から17:28発の「つばさ126号」に乗車することになるが, 既述したように,今日は2日前の時点で指定席は「残りわずか」の状態だったので,今回も事前に切符を購入した。
しかし,葉山山頂湿原を訪れた後,ここへ戻ったのは17:00ちょうど。 6時間42分もかかってしまった 登山記録の詳細はこちら→(今回のコースタイムのまとめ)。 この後,タクシーに乗車して長井駅に戻ったのが17:25頃。 乗車予定だった16:22発の赤湯行きには1時間も遅れてしまい, 当然ながら購入したグリーンの指定席券(7180円)は無駄になった(注2)。

注1:この時点ですでに勘違いしていた。 2時間というのは,山頂から大石大明神へ降りる下りのコースタイムなので, 当然ながら登りは,それよりも時間がかかる。 ちなみにここより北にある白兎登山口から山頂までは2時間50分となっていた。 しかもこれは健脚のコースタイムだ。 健脚でも5時間はかかるのだから,私の場合はそれ以上を見積もっておかなければならなかった。 (ただし,既述したように,白兎登山口から登るよりも,大石大明神から登るコースの方が登りやすいので, 健脚だとここからの登りに2時間50分はかからないかも知れない)
今回は,湿原での滞在時間が11分(13:37-13:48),および, その先へ少し歩いてみた時間が17分(往復,13:48-14:05)で,計28分を費やした。 よって,ここ(車道)からの登り降りにかかった正味の時間は6時間14分(6時間42分−28分)ということになる。
ガイドブックでは大石大明神〜葉山神社間のコースタイムが示してあるので, それと比較するために,ここ(車道)と大石大明神の間を歩いて往復した時間(約20分)を差し引くと, 私の場合,大石大明神〜葉山神社間の往復にかかった時間は正味6時間弱となる。 途中での休憩時間や写真撮影にかけた時間(10〜20分前後?)も考慮すれば, まあ,健脚でない者のコースタイムとしては妥当なところだろう。
注2:遅れても自由席券として乗車はできるが,既述したように,今日はかなり混んでいた。 立つのもやっとなくらいヘトヘトに疲れているのに,着席できるかどうかわからない自由席車輌に乗車する訳にはいかない。 金額の問題ではないので,やむなく長井駅で(注3)新しく指定席を購入しなおした(注4)。 当然ながら普通車はすでに満席状態だったが,幸いグリーンはやや空いていて窓際の席が取れた。
注3:山形鉄道はJRではないが,長井駅から山形新幹線の切符を買えるようになっていた。
注4: 以前(2008.8.3)に沼田駅で体験したことを思い起こさせた。

葉山登山道へ入る,ただしこの辺はまだ林道?(長井市),10:18

未舗装林道を北西へ,左から道が合流している(長井市),10:18-10:19
1〜3枚目:パノラマ撮影。 1枚目:入ってすぐ左から合流してくる道があった(これは国土地理院の地図には描かれていない)。 その先は同じ車道。 ただし,こちらは通行量は多くないようだ。草が多い。 3枚目:こちらが進行方向。わずかに上り坂。

未舗装林道を北西へ(長井市),10:20
少し歩くと,ほどなく今度は右から合流する道があった(これは国土地理院の地図には描かれている)。 既述したように,こちらがさきほど案内板にあった「葉山登山口」から入ってくる道のようだ。

未舗装林道を北西へ,右から道が合流している(長井市),10:20
1,2枚目:合流点でパノラマ撮影。 1枚目:進行方向。2枚目:北側からくる道。こちらも未舗装。 遠くに案内板のようなものが立っているが,残念ながらここからは字が読めない。

未舗装林道を北西へ(長井市),10:20

未舗装林道を北西へ(長井市),10:21
1,2枚目:やや左右にくねりながら北西へ向かう。

未舗装林道を北西へ(長井市),10:22
途中にある杉林?

未舗装林道を北西へ,ふたたび右から道が合流している(現在の標高 360 m,長井市),10:23
1,2枚目:パノラマ撮影。ここも国土地理院の地図に描かれている。 この写真が後で役に立った。 というのは,下段のように上から降りてくると左右の道はどちらも同じようで区別がつかない。 そのため,山から降りてきた際,ここでどちらへ進めばよいか迷ってしまった。 早く車道に出てタクシーを待とういう気持ちがあり,かなり焦りを感じた。 もし,道を間違えば携帯で呼んだタクシーに乗れなくなってしまう恐れもあったからだ。 幸い,この写真を撮ったことを思い出して,元来た道がわかって事なきを得た。

振り返って撮影,どちらもよく似ている(現在地の確認, 長井市),10:23
このように上から降りてくると,どちらへ進めばよいか迷ってしまうほどよく似ている。

後でわかったが,さきほどの広域農道から,大石大明神・登山道へ向かう入口は, 200mほどの区間に計4ケ所あるらしい。 私は南から2番目の入口から入ったことになる。上の段の道はおそらく一番北側から入ってきた道だろう。

Part II: 葉山山頂へ(〜大石大明神前〜大石沢に架かる橋)
2010.06.26, 10:24 - 10:39