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2009.06.27, Part V

五才沼〜桁倉沼

五才沼(ござぬま)に到着(湯沢市川向),14:10
1,2枚目:沼岸へ降りる通路の手前に立ち,沼方向をパノラマ撮影。

五才沼,ここから岸辺へ降りる(湯沢市川向),14:11

五才沼,沼岸へ降りる途中で再度パノラマ撮影(湯沢市川向),14:11
1,2枚目:沼の周囲には草が生えているが,その多くは浮島状に発達した草の固まりのようだ。

五才沼,沼岸にはベニヤ板のようなものが置かれていた(湯沢市川向),14:12
坂を下るとその先に長方形の物体が敷かれていた。 形と靴で踏んだ時の感触から,おそらくベニヤ板だと思われる。 ぬかるんだ湿地の上を歩きやすくするために誰かが置いたのだろう。

五才沼(湯沢市川向),14:12
1〜3枚目:その板の上に立って周囲をパノラマ撮影。 眼の前には浮島状の草原があった。 ベニヤ板から先に足を踏み出そうとすると,ずぶずぶと靴が沈んだ。 また,足を屈伸させると板全体がゆらゆらと上下に振動した。 ここはすでに浮島の一部のようだ。

五才沼(湯沢市川向),14:13-14:14
1枚目:その浮島の右側でまず採集(五才沼-1)。 2枚目:少し離れた位置に浮かぶジュンサイBrasenia schreberi)。
観察された生物: クリプトモナス(Cryptomonas), スポンゴモナス(Spongomonas intestinum), カラエリヒゲムシ(Salpingoeca), ポンフォリクソフリス(Pompholyxophrys sp.), ナベカムリ( Arcella gibbosaArcella sp.), Lesquereusia, トリネマ(Trinema sp.), バキュオラリア(Vacuolaria virescens), 珪藻各種, クンショウモ( Pediastrum tetrasPediastrum sp.), イカダモ(Scenedesmus), コエラストルム(Coelastrum reticulatum), Dimorphococcus lunatus, イトクズモ(Ankistrodesmus falcatus), Quadrigula, キルクネリエラ(Kirchneriella), サヤミドロ(Oedogonium), ヒザオリ2種(Mougeotia parvula), アオミドロ(Spirogyra), ホシミドロ(Zygnema), ツヅミモ(Cosmarium geometricum ?), アルスロデスムス( Arthrodesmus triangularis), ホシガタモ( Staurastrum gracileS. punctulatum), ケンミジンコ, ミジンコ,

五才沼,左側で採集(湯沢市川向),14:14
1枚目:今度は浮島の左側へ移動。 2枚目:その近くで採集(五才沼-2)
観察された生物: カリキモナス(Calycimonas physaloides), カラエリヒゲムシ(Salpingoeca), 小型太陽虫, ナベカムリ( Arcella sp.1Arcella sp.2), フセツボカムリ(Centropyxis aculeata), Centropyiella, ディフルギア( Difflugia oblongaDifflugia sp.), クアドルレラ(Quadrulella), フレンゼリナ(Frenzelina), キネトキルム(Cinetochilum margaritaceum), キルトロフォシス(Cyrtolophosis), 小型繊毛虫数種, タルケイソウ(Melosira), 他の珪藻各種, イカダモ( Scenedesmus acuminatusScenedesmus), ジクチオスフェリウム(Dictyosphaerium), QuadrigulaDimorphococcus lunatus, ボツリオコッカス(Botryococcus sudetica), テトラエドロン(Tetraedron limneticum), サヤミドロ(Oedogonium), ゲミネルラ(Geminella), クレブソルミディウム(Klebsormidium ?), ヒザオリ(Mougeotia parvula), ホシミドロ(Zygnema), ミカヅキモ(C. dianae), アルスロデスムス( Arthrodesmus octocornisA. triangularis), ツヅミモ(Cosmarium contractum v. minutum), ホシガタモ( Staurastrum brachiatumS. gracile ?), Achromatium oxaliferum, ミジンコ(Sida sp.), クマムシ, センチュウ,

五才沼(湯沢市川向),14:15
1〜3枚目:沼を立ち去る前にもう一度パノラマ撮影。 ここはさきほどの苔沼にくらべると,浮島はわずかだが,いずれは少しずつ成長して, 苔沼と同様,沼全体を覆うようになるのだろう。 そして,やがては沼から湿原へと変化していくはず。何万年後かはわからないが,,,。

五才沼(湯沢市川向),14:15-14:16
沼岸を離れて道路に上がろうとした際に撮影。 これは実が熟す前のクマヤナギBerchemia racemosa)?

五才沼,左に成長しつつある浮島を再度撮影(湯沢市川向),14:17
1,2枚目:さきほど二番目に採集した場所でパノラマ撮影。 左(1枚目)の沼岸から少し離れた位置で,沼岸に沿って浮島が育っている様子を撮影。

五才沼の先にも道は続いているが,,(湯沢市川向),14:18
道へ戻ってさらにその先へ少し進んでみたが,道はすぐに沼から離れてしまった。 よってそれ以上先に進んでも意味がないと考えて,引き返した。

五才沼,去る前に再度,道路際からパノラマ撮影(湯沢市川向),14:19
1〜3枚目:坂を下る途中,さきほど沼岸へ降りた場所の手前から再度, 沼とその脇の道をパノラマ撮影。

県道51号 湯沢栗駒公園線へ戻る(湯沢市川向),14:20

県道51号 湯沢栗駒公園線に上がり左折(湯沢市川向),14:22

道路際に咲くミヤコグサ(湯沢市川向),14:23
ミヤコグサLotus corniculatus var. japonicus)。

県道51号 湯沢栗駒公園線を戻る(湯沢市川向),14:23-14:37
1枚目:やや傾斜のある坂を上がる。 2枚目:この先に桁倉沼園地へ入る脇道があるが,その手前にある標識を撮影。 そこには, 「←ここは木地山キャンプ場入口, ↑県道51号 国道13号 湯沢 29 km, ↑じゅんさい沼キャンプ場P 4 km」 と書かれていた。 「じゅんさい沼キャンプ場」というのは,この後訪れる「秋田いこいの村」のさらに先にあるじゅんさい沼の近くにあるキャンプ場らしい。

ここで左折し桁倉沼園地へ(県道51号 湯沢栗駒公園線,湯沢市川向),14:38
ということで,標識を過ぎると,往路でも撮影した桁倉沼園地への入口が現れる。 ここで左折。

桁倉沼園地へ(湯沢市川向),14:38
左折した直後の様子。 既述したように,道の左側には大量の土砂が積まれていた。

桁倉沼園地,ふれあいの広場(湯沢市川向),14:40
少し進んだ先に「ふれあいの広場」があった。

桁倉沼園地,ふれあいの広場に立つ案内板(湯沢市川向),14:40
案内板のタイトルは「生活環境保全林」。 かなりデフォルメされた周辺案内図が描いてある。 桁倉沼で採集を試みるため,図にあるカラマツの道Jへ入ることにした。

Part VI: 桁倉沼・木地山キャンプ場
2009.06.27, 14:41 - 15:04