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2009.04.19, Part VIII

旧新治村地区にある溜池〜林道須摩野線〜月夜野猿ヶ京温泉線

旧新治村地区にある溜池へ,左側にその小さな溜池が見えた(みなかみ町),13:17
1,2枚目:左〜前をパノラマ撮影。 分岐に入ってほどなく左前方にもう一つの池が現れた。 さきほどの溜池に比べるとかなり小さい。しかし,こちらはフェンスはないので,近付けそうだ。

旧新治村地区にある溜池へ(みなかみ町),13:18
T字路に出て左折。

旧新治村地区にある溜池へ(みなかみ町),13:18
左折した後の様子。画面右がこれから訪れる小さな池。 昇り坂の途中に車が停まっている。 坂の先にはさきほど林道須摩野線から見えたやや大きな(フェンスで囲まれた)溜池がある。 この後,私が右側の池の近くでウロウロしていると,2,3台の車と1台のバイクが上の大きな溜池へ向って行った。 既述したが,さらにその後,私がここを立ち去る頃,溜池に集まった人達は池の縁でなにやら作業をしていた。 (推測では田植えの準備?)

旧新治村地区にある溜池(みなかみ町),13:19
池は三角形?をしている。手前は堰になっているので,あきらかに人工的に造られた池であることがわかる。 堰の道路側にはシンプルな形の樋管がある。

旧新治村地区にある溜池(みなかみ町),13:19-13:20
1枚目:堰に近付くと,その樋管の近くに アズマヒキガエルBufo japonicus formosus)がいた(望遠撮影)。 もっと近付いて撮影しようとしたが,すぐに逃げてしまった。 2枚目:水は多少濁っているが,藻塊は見当たらない。とりあえず採集(旧新治村地区にある溜池-1)。 種数は少ないが,始めて観察したスピニフェロモナスという黄金色藻類がいた。
観察された生物: 小型鞭毛虫数種, クアドルレラ(Quadrulella symmetrica), ウロトリカ(Urotricha), 小型繊毛虫数種, マルロモナス(Mallomonas), スピニフェロモナス(Spiniferomonas, S. cornutus Balonow ?, Synuraceae)初観察, 珪藻各種, イカダモ(Scenedesmus),

旧新治村地区にある溜池(みなかみ町),13:21
1〜3枚目:堰の反対側(池の北側?)に移動して道路上からパノラマ撮影。 北岸はなだらかな斜面で水際は湿地状になっていた。 これなら多少は原生生物が期待できるかも知れない。

旧新治村地区にある溜池(みなかみ町),13:23
ということで,岸辺に降りて採集(旧新治村地区にある溜池-2)
観察された生物: クリプトモナス(Cryptomonas), 小型太陽虫, サイフォデリア(Cyphoderia ampulla), プルーロネマ(Pleuronema), ヒザオリ(Mougeotia), ワムシ, イタチムシ,

元来た道を戻る,結構急な坂を上がる(みなかみ町),13:26-13:27
2枚目:前方を右折し,林道須摩野線に入る。

元来た道を戻る(林道須摩野線,みなかみ町),13:29
1,2枚目:パノラマ撮影? 2枚目:往路と同様,林道須摩野線に入ると右側にフェンスで囲まれた溜池が見えるようになる。 右側にはバイクと軽トラックが写っている。それらでやってきた人が池の周囲に集まっていた (人の姿は木立に隠れて見えない)。 既述したように,池端からキイキイ金属が擦れる音がしていたので,水門を操作していたのではないかと思われる。 田植えの準備?

元来た道を戻る,沢沿いの急な坂を上がる,北へ(林道須摩野線,みなかみ町),13:30

元来た道を戻る,ヘアピンカーブまで戻った(林道須摩野線,みなかみ町),13:37

元来た道を戻る,路面が陥没している,危険!(林道須摩野線,みなかみ町),13:38

元来た道を戻る(林道須摩野線,みなかみ町),13:42-13:44

元来た道を戻る,遠くの草原で行なわれている作業は?(林道須摩野線,みなかみ町),13:46
1,2枚目:カーブの途中でパノラマ撮影。 往路でも音がしていたが,この時も前方の草地からガアガア音が聞こえてきた。

元来た道を戻る,遠くの草原で行なわれている作業は?(林道須摩野線,みなかみ町),13:46
その草地方向を望遠撮影。 草地の中に変わった形の車がいる。牧草の刈取り?

元来た道を戻る(林道須摩野線,みなかみ町),13:47-13:48
これはおそらくヒメカンスゲCarex conica)。 雄小穂に触るとたくさんの花粉が飛んだ。 このヒメカンスゲは道端のあちこちで咲いていた。

元来た道を戻る,道路脇にある水の出口(林道須摩野線,みなかみ町),13:49-13:53
ここでタオルを湿し顔を拭いた,ひんやりして気持ち良い。 管の中&外?で藻塊が育っていたので,これらを採集(林道須摩野線-2)。 糸状の藻塊の正体はクレブソルミディウムだった。 気生藻の一種で,乾燥に強い種だ。
観察された生物: キネトキルム(Cinetochilum margaritaceum), クレブソルミディウム(Klebsormidium), 珪藻各種,

月夜野猿ヶ京温泉線に戻る(みなかみ町),13:57
前方にT字路が現れた。右折して月夜野猿ヶ京温泉線に入る。

ふたたび月夜野猿ヶ京温泉線を下る(みなかみ町),14:01
1枚目:遠くに雪を冠った山々が見える。 方角的には川場村や片品村のあたりだと思うが・・・。 だとすると標高は2000m前後。あの山のさらにその先に尾瀬があるはず。 ここからだとだいぶ遠い。 2枚目:望遠撮影。肉眼だともう少しはっきり見えた。 春霞みの影響もかなりある。

Part IX: 月夜野猿ヶ京温泉線を下る
2009.04.19, 14:02 - 14:40