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2008.06.01, Part XII

親海湿原(1)

親海湿原が見えてきた(白馬村),13:59
左折すると前方右手に湿原が見える。

親海湿原に到着(白馬村),14:00
1,2枚目:坂を下って湿原前の広場へ。

親海湿原(白馬村),14:00
1〜3枚目:木道の入口付近から前(東)〜右(南)方向を撮影。 まずは東に向かって木道を歩く。

親海湿原(白馬村),14:01
ここは湿原北側だが,この時期,この辺の木道周辺には水たまりがない。 今回も同じだった。といってもあたり一面草で覆い尽くされているが,,。

親海湿原(白馬村),14:01
これはカンスゲCarex morrowii)?(かその仲間)

親海湿原(白馬村),14:01-14:02
これはさきほど訪れた 居谷里湿原にも咲いていたサワオグルマSenecio pierotii)。

親海湿原(白馬村),14:02
右に折れ南へ向かう。

親海湿原(白馬村),14:02-14:03
1〜3枚目:南向きに変わったところで左〜前〜右をパノラマ撮影。 カキツバタIris laevigata)の青と, サワオグルマSenecio pierotii)の黄色が目立つ。

親海湿原(白馬村),14:03-14:04
1,2枚目:少し進むと,わずかだが木道の支柱の近くに水たまりがあったので,とりあえず採集(親海湿原-1)。 昨年(2007.6.4)はたしかこの辺はほとんど乾いていたはず。 前日まで雨が降っていたせいで,前回よりは湿原の水位が上昇しているようだ。 観察結果は以下のとおり,乾燥していることが多い?ためか原生生物は少なめ。
観察された生物: クリプトモナス(Cryptomonas), トラケロモナス(Trachelomonas), ディフルギア( Difflugia oblonga), Lesquereusia, サイフォデリア(Cyphoderia ampulla), 珪藻各種, サヤミドロ(Oedogonium), ミクロスポラ(Microspora), ミカヅキモ(C. intermedium)?, アワセオオギ(Micrasterias rotata),

親海湿原(白馬村),14:04-14:05
カキツバタIris laevigata)を撮影。少し遠い。

親海湿原(白馬村),14:05-14:06
サワオグルマSenecio pierotii)を撮影しようとしたら, ウスバシロチョウ(ウスバアゲハ,Parnassius glacialis)が蜜をすいにやってきた。 このチョウはここではたくさん飛んでいた。 他の個体は近付いて撮影しようとするとすぐに逃げてしまったが, この個体は,蜜を吸い始めたためかカメラが近付いても逃げずにいてくれた。 途中からスーパーマクロで撮影。 近付いてみると,かなり毛深いチョウだった。

親海湿原(白馬村),14:07
少し歩いて,また支柱の近くで採集(親海湿原-2)。 ここも少なめ。この辺は,前々回来た時は水浸し状態だった。 水路もあることから,この辺は時期によって大量の水が流れる場所かも知れない。 原生生物が少ないのはそのせいかも。 結論としては,親海湿原は水位が安定せず,時期によっては乾燥し,あるいは,その逆に,大量の水が流れるために原生生物の多くは流し出されてしまう 等により原生生物が少ない可能性が高い。
観察された生物: クリプトモナス(Cryptomonas), ディフルギア(Difflugia sp.), 小型ウロトリカ(Urotricha), ホロフリア(Holophrya), ハルテリア(Halteria), マルロモナス(Mallomonas mesolepis), トリボネマ(Tribonema regulare), 珪藻各種, ホシガタモ(Staurastrum punctulatum),

親海湿原(白馬村),14:07
別の個体の上面を撮影。 2枚目:これはすぐに逃げてしまいそうだったので,焦ってシャッターを押してしまいピンぼけ。

親海湿原(白馬村),14:08
湿原の中央部付近に来ると木道周辺は花が終わった ミツガシワMenyanthes trifoliata)で溢れていた。 さきほどの居谷里湿原と異なり,ここのミツガシワはどれもしっかりとした実を付けていた。 前回同様,湿原の北〜中央部付近までの個体は花が終わって実をつけているものばかりだった。

Part XIII: 親海湿原(2)
2008.06.01, 14:09 - 14:29