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2007.11.04, Part VIII

どじょう池〜一の瀬川沿いのサイクリングロード分岐

どじょう池へ(松本市),13:20
道標にしたがい右へ折れる。

どじょう池(松本市),13:20
右へ入って少し進んでから前方をパノラマ撮影。

どじょう池(松本市),13:21
さらに近付いて池の様子をパノラマ撮影。 ここもすでに水が減って泥状態になりつつあった。 前回(2006.6.8)とはだいぶ雰囲気が異なる。 当然だが,,,。

どじょう池(松本市),13:21-13:23
1枚目:前回採集した場所はかなり乾燥化していたので,どこかに水はないかと探したところ, 右手(南)の土手際に多少水が残っているのが見えた。 2枚目:そこへ近付くと,土管が土手の下に埋設されていた。水位調節用だろう。 3枚目:その土管の近くで採集(どじょう池-1)
観察された生物: 渦鞭毛虫の一種, クリプトモナス(Cryptomonas), スポンゴモナス(Spongomonas intestinum), 小型鞭毛虫数種, ユーグリファ( Euglypha acanthophora), ヒスチオバランティウム(Histiobalantium), オクロモナス(Ochromonas), 珪藻各種, クンショウモ(Pediastrum angulosum), イカダモ(Scenedesmus), AnkistrodesmusAsterococcus, コウガイチリモ( Pleurotaenium trabecula), ミカヅキモ( Closterium cynthiaC. dianaeC. pronumC. intermedium), ホシガタモ( Staurastrum connatumStaurastrum lunatumS. pseudosebaldi), トゲツヅミモ(Xanthidium antilopaeum), ダルマオトシ(Hyalotheca dissiliens var. dissiliens), ワムシ,

どじょう池(松本市),13:23-13:24
1枚目:カメラの位置を水面すれすれにして撮影。 2,3枚目:その近くにある泥を採集(どじょう池-2)。 後で調べてわかったが,この泥に砂粒はほとんど含まれていない。 大半は珪藻や腐食した草の破片など。 まだ完全に乾燥した訳ではないので,実験室に戻り水を加えると泥の中からたくさんの原生生物が現れた。
観察された生物: 渦鞭毛虫の一種, トラケロモナス(Trachelomonas), エントシフォン(Entosiphon), コクリオポディウム(Cochliopodium), ディフルギア( Difflugia bipesDifflugia sp.), Lesquereusia, ヒスチオバランティウム(Histiobalantium), レンバディオン(Lembadion lucens), 珪藻各種, クンショウモ(Pediastrum sp.), ミクロスポラ(Microspora), コウガイチリモ( Pleurotaenium trabecula), アオミドロ(Spirogyra), ホシミドロ(Zygnema), ミカヅキモ( Closterium dianaeC. intermediumClosterium sp., intermediumに似るが縦筋の幅が広い, Closterium sp.), ツヅミモ( Cosmarium connatumC. pachydermum), アルスロデスムス( Arthrodesmus convergens 今回は本来両底部にある突起が片側にしかないもの等多し), ホシガタモ( Staurastrum connatumS. pseudosebaldiS. vestitum?), イボマタモ( Euastrum denticulatum,ないし類似種), アワセオオギ(Micrasterias sp.), ダルマオトシ(Hyalotheca dissiliens var. dissiliens), チリモ(Desmidium sp.), Cylindrospermum

車道を下る(松本市),13:25-13:28
1枚目:どじょう池での採集を終えて元来た道を戻る。 2,3枚目:途中目についたのがヤドリギViscum album)。 宿主の木が葉を落としてもヤドリギは葉を落とさないため,かなり目立つ。

車道を下る(松本市),13:28-13:29
道路際で撮影。枯葉の形と背の高さから,これはおそらくレンゲツツジRhododendron japonicum)?

車道を下る(松本市),13:30
またヤドリギViscum album)が・・・。

車道を下る(松本市),13:30
さきほど訪れた「まいめの池」が右側に見える。

車道を下る(松本市),13:31-13:32
1,2枚目:左前方に一の瀬園地の駐車場と座望庵が見えてきた。 3枚目:ここにもヤドリギViscum album)が。

座望庵前を通過(松本市),13:32-13:33

一の瀬川に架かる橋を渡る(松本市),13:34

橋からの眺め(松本市),13:35
1枚目:上流側。ここは園地の一部。 2枚目:進行方向。 3枚目:下流側。

鈴蘭まで1.8KM(松本市),13:35
橋を渡った先の道路脇に立っている道標。

一の瀬川沿いのサイクリングロード入口(松本市),13:36-13:37
少し進むと右への分岐が現れた。 左の車道をこのまま進むと主要地方道84号 乗鞍岳線に合流するが, 今回はその途中にある大曲池というところに立ち寄ろうと考えていた。 しかし,車道を歩くよりは,車道に沿って作られている遊歩道(自転車道を兼ねる)を歩いた方が安全だし景色もよい。 ここがその遊歩道への分岐だと思い込んで右へ入ってしまったが,それは勘違いだった。 2枚目の案内板をよく見ればわかるが,大曲池へ行く途中にある車道沿いの遊歩道は, この先の一の瀬園地の入口の先から分岐していた。 ここは一の瀬川(注)沿いに東にある番所方面へ向かう道だった。
間違いに気づいたのは,この少し後で,このまま行くと大曲池に立ち寄ることはできない。 しかし,当初から時間があれば大野川学校バス停前にある池(御池)で採集をしたいと考えていたので, このまま川沿いを東へ下っていくことにした。 なによりここは景色が良い。大曲池は次回。

注:手持ちの地図(昭文社)にはこの川の名前を「伊奈川」(38左)としてある。 しかし,2枚目の画像にあるように,現地の案内板では「一ノ瀬川」となっているので,この表記にしたがった。 色々調べるとここより南の大桑村というところに伊奈川(伊奈川渓谷として知られている模様)という名前の川があるようだが,,。

サイクリングロードへ入る(松本市),13:37
1,2枚目:ということでこの時はまだ間違いに気付かぬまま右へ進んだ。 1枚目:分岐には色々な看板が立っていた。 「階段区間,降りて歩け」命令調だが,これは自転車に乗った人向けの案内。 その隣に立つ道標には, 「至,楢の木経由,鈴蘭」, 「サイクリングロード,いがやレクリエーションランド方面,Igaya Recreation Land,L=2 km,約10分」 とある。

Part V: 一の瀬川沿いのサイクリングロードを下る
2007.11.04, 13:37 - 14:07