HOME | 研究資料館 | 地域検索 | 採集の記録 | 2006 . 08 . 23 | お知らせ

2006.08.23, Part I

電鉄富山駅〜立山駅〜美女平駅〜弥陀ケ原バス停

早朝,ホテルを出て電鉄富山駅へ向かう(富山市新富町),06:56

電鉄富山駅改札前(富山市明輪町),07:08
改札前にある案内所で電鉄富山−室堂の往復切符(後述)を購入し, 改札を通ってホームへ入ろうとしたが入れてくれない。出発間際(正確には13分前)まで改札前で待たされた。 ちなみに出発予定時刻は07:27。

発車間際に1番線に立山行きの電車が入線。改札を通って乗車(富山市明輪町),07:14
2番線の電車(岩峅寺行き,注)には大勢の乗客が乗ったが,この立山行き乗車したのはわずか。 電車で立山へ行く人はあまりいないようだ。後でわかったが,多くの訪問客は,ケーブルカーのある立山駅まで車で来る模様。 あるいは,室堂平まで直接,観光バス等でやってくる人も大勢いた。

注:岩峅寺=いわくらじ

電鉄富山駅で購入した往復切符(富山市明輪町),07:21
1枚目:表面。トータル6530円。片道分3265円(注)。 改札を通った後なので,富山地鉄/電鉄富山駅のスタンプが押してある。 2枚目:裏面。最後に「立山黒部貫光」とあるが,これは誤記ではないらしい。社名。

注:この切符は,電鉄富山ー立山間の電車代(約1時間),立山ー美女平間のケーブルカー料金(7分), 美女平ー室堂間(50分)の高原バス料金を含んでいる。 かつ,バスは途中下車1回まで有効。便利なので購入することにした。 発売日共5日間有効とあったので,前日(8/22)に案内所で購入しようとしたところ「当日発売なので明日来てください。 明日は午前7時から開きますので,,」とのこと。5日間有効の意味がわからなくなってしまった。 午前5,6時台にも立山行きの電車があるのだが,それに乗車したい場合はどうするのだろうか? その場合は,この往復切符は利用できないということか・・・。 この後も,電鉄富山〜室堂間では辻褄が合わないというか,アバウトというか,理解に苦しむシステム(or 出来事)に色々遭遇した。

出発直後の車内の様子(富山市明輪町),07:28
ガラガラというほどではないが,かなり空いた状態で出発。 この列車は各駅停車なので,途中駅で通勤客の乗り降りは結構あったものの混雑することはなかった。 立山が近付くにつれて乗客の数はかなり減った。

電鉄富山駅の隣にある稲荷町駅(富山市稲荷町),07:32
この駅のすぐ北側は稲荷公園という公園になっている。 稲荷公園は以前訪れたことがあるので,この時は,時間があれば再訪したいと思った。 この後,立山から若干早めに戻れたので,観光レンタサイクルで実際に再訪することになった。 ここは公園の中を川(赤江川)が流れている(2枚目)。

立山駅へ(富山市→立山町),07:49-08:15
1枚目:市街地を抜けるとしばらく田園地帯が続く。 2,3枚目:やがて山が近付く。頂上部はどこもガスがかかっている。先が思いやられる・・・。 4枚目:山間部に入ると電車は常願寺川沿いを走るようになる。画面に写っているのは「立山大橋」の下流にある橋(今のところ名称不明)。

立山駅へ(立山町,注),08:17-08:26
7枚目:立山駅手前。ここは常願寺川がその支流である称名川と合流する地点。前方に見えるのが称名川。 常願寺川は手前で右折しており,電車はその上を通って立山駅へ着く。

注:立山駅の手前で一部大山町を通る(有峰口駅〜本宮駅〜立山駅の手前まで)。
        本宮駅 常願寺川 常願寺川 常願寺川 常願寺川 常願寺川

立山駅に到着,ケーブルカーに乗換え(立山町),08:28-08:32
1,2枚目:定刻(08:29)よりやや早めに到着。 ケーブルカーの切符売り場へ行き,往復乗車券を見せたところ「乗車整理票」というものを乗車券にクリップ(ホチキス)で留めて手渡された。 3枚目:どうやらこれが往復乗車券の裏に書いてある「ケーブル時間指定券」らしい。 ただし,この券にはそのような名称はないが・・・(注)。 4枚目:ピンボケになってしまったが,ここが改札口。一般と団体で別になっている。この後の高原バスも同様。 立山には基本的に団体で来る人の数が圧倒的に多いためのようだ。私のような単独行動の訪問客は少数派らしい。


注:この「乗車整理票」の意味がどうにもよくわからない。 受け取る際にも,これをどう扱うか説明はなかった。 乗車整理票には,これから乗車するケーブルカーが08:40発の084便であることがプリントされてある。 したがって,これが084便に乗車する際に必要なものであることはよく理解できた。 しかし,それ以外の意味があるとは,この時は夢にも思わなかった。
改札を通る際,他の乗客(おそらく電車でなく車で立山駅まで来た人々)は券らしきものを駅員に手渡していた。 それを見て,私は「乗車整理票」は,乗車する際にのみ必要なものだと思い込んでいたので,あわててクリップを外して駅員に手渡した。 駅員はそのまま受とったので,その時はそれでよいのだろうと思ったままケーブルカーに乗車したが, ケーブルカーが美女平駅に着いて,高原バスに乗換えようとしたところ,この券が戻ってきた(後述)。 どうやら,この「乗車整理票」は,ケーブルカー乗車のためだけでなく, 立山駅から美女平,室堂等へと北アルプスに入山?する人の移動をチェックするためのコード票のような役割を持つようだ。 なぜなら,立山駅→美女平駅→弥陀ケ原→室堂ターミナル→美女平駅→立山駅と移動するすべての過程でこの票のチェックを受けたからだ。 それならそうと,わかりやすく票に書いておいて欲しいものだ。 ケーブルカーの便名と発車時間だけプリントしておいて,そこまで理解できるはずがない!

立山ケーブルカーに乗車(立山町),08:36

美女平駅に到着,高原バスに乗換え,08:49-08:54
1枚目:ここでは室堂までの直行便(2番)と,途中の弥陀ケ原,天狗平で停車する便(3番,ただし,終点は2番と同様,室堂,書いてないが・・・)に分かれて乗車する。 ほとんどの訪問客は2番に並んだ。1番はよく覚えていないが,おそらく団体用?
2枚目:3番に並んでバスの発車を待っていると,立山駅で駅員に手渡したケーブルカーの乗車整理票が戻って来た。 理由は既述したとおり。

高原バスに乗換え(濃霧の中,立山町),08:56-09:01
1枚目:この時点で3番に並んだ乗客は,私を含めて数名しかいなかった。その数名がバスに乗車して発車を待っていると, 発車真際に,室堂へ向う団体の一部?と思われる人々がゾロゾロと乗車してほぼ満員になった。空席を無駄にしない工夫のようだ。 2枚目:やっと発車。辺一面は濃霧で見通しが効かない。 しかし,標高の高い室堂(標高 2450 m)あたりは晴れているらしい。 そのためか,室堂行きの団体客に不安(不満?)の色はない。 ちなみに出発地点の美女平の標高は977 m。1473 mの標高差がある。 問題は標高1930 mの弥陀ケ原・・・。

弥陀ケ原へ,09:20-09:31

弥陀ケ原で途中下車 (現在位置,立山町) ,09:34
1枚目:定刻(09:30)よりやや遅れて弥陀ケ原に到着。 バスを降りると,待合所の係員が待ち受けていて,次にどのバスに乗車するかを尋ねられた。 乗客が多いのでバスの運行調整をするのが目的らしい(注1)。 2時間後の11:30発の便に乗る予定であることを告げる(注2)。 2枚目:前方に弥陀ケ原の看板があるのだが,濃霧でよく見えない。


注1:復路では室堂から美女平へ戻る直行便に乗車したが,どういう訳か, 直行便のはずが途中でこの弥陀ケ原にも停車した。 そこでは何名かの人々がバス待ちをしていた。バスが停まると, 待合所の係員が運転手に向って「4名だけ乗せてくれないか」と相談していた。 バスは満員に近い状態だったが,通路の部分に座席を降ろしてなんとかその4名を乗せて動きだした。 しかし,バス停にはまだ何名かが残されていた。果たして残された人々は他のバスに乗車できたのだろうか・・・。 もし,満員で乗車できない場合,予定していた時間に戻ることができないこともあり得るのだろうか,,。 などと色々気になった。
注2:この時は,すでに天狗口では降車できないことがわかっていたので,天狗平で降車することも伝えた。だが, 後述するように,途中から濃霧に混じって小雨模様になったので,天狗平を歩くのは諦めて,直接,室堂まで行くことにした。

Part II: 弥陀ケ原(1):高原バス待合所〜天狗平分岐前
2006.08.23, 09:37 - 09:56