戦場ヶ原,12:57
湯川は大きく蛇行しながら流れているため,この後,木道と湯川は近付いたり離れたりを繰り返す。
ここは湯川が近付いている場所。
1,3枚目:そこにある「日光自然ふれあいの道(戦場ヶ原ウォッチングコース):谷地坊主」の案内板。
2枚目:木道の西側。湯川は水位が下がっているため,谷地坊主の様子がハッキリ見える。
戦場ヶ原,12:58-12:59
1枚目:木道は湯川から離れて湿原の中を行く。
2枚目:前方の枯れ木を,最初はその手前で撮影しようとしたが逆光でうまく撮れなかったので,
通り過ぎてから振り返って撮影。
戦場ヶ原,13:00-13:01
1枚目:前方にまた休憩所?が見えてきた。前回(2003.9.3)はこの周辺に水たまりができていたため採集したところ,
結構な数の原生生物が観察された。
2,3枚目:木道に近くに咲いていたハクサンフウロ(Geranium yesoense var. nipponicum)と
ヒロバスゲ?(Carex insaniae var. insaniae)?
戦場ヶ原,13:01-13:04
残念ながら,今回は,この休憩所付近に水たまりはほとんどなかった。しかし,木道の支柱の間にわずかながら泥水があった。
ので,これを採集(戦場ヶ原 No. 5)したが,
以下のように前回ほどは多くは観察できなかった(とはいえ,ここは今回の戦場ヶ原のサンプルの中では一番多い。
いいかえると,戦場ヶ原全体の原生生物の種類はかなり少なかったことになる。前回は9月(2003.9.3)だったが,
今回よりは多かったはず。いずれ正確な数を比較したいが,9月にも再度調べてみる必要がある。)
観察された生物:
ミドリムシ(Euglena spirogyra),
ナベカムリ(Arcella),
フセツボカムリ(Centropyxis),
ディフルギア(
Difflugia sp.),
ハネケイソウ(Pinnularia),
他の珪藻各種,
エレモスフェラ(Eremosphaera viridis),
ツルギミドロ(Draparnaldia),
アワセオオギ(Micrasterias truncata),
アオミドロ(Spirogyra),
戦場ヶ原,13:04-13:05
ハクサンフウロ(Geranium yesoense var. nipponicum)。
1,4枚目:ハクサンフウロはどれも茎が途中で二股に分かれて,それぞれに一輪ずつ花が咲く。
しかも,必ず片方が先に咲いて,それが咲いている間は残りは蕾みの状態でいる。
この株は一輪目の花がもうすぐ終わるらしく,二輪目の蕾みがふくらみだしている(5枚目)。
戦場ヶ原,13:06
戦場ヶ原,13:06
ハクサンフウロ(Geranium yesoense var. nipponicum)。
1枚目:この株は,一輪目が咲いたばかりのようで二輪目の蕾みはまだ小さい。
花弁の形も上の株に比べて幅広で元気が良いようにみえる。
戦場ヶ原,13:07-13:08
戦場ヶ原,13:09
晴れていれば前方に男体山(4枚目)が見えて景色の良いところなのだが,,,。残念。
曇っていると湿原の緑も鮮やかさを欠いてしまう。これはこれなりに味わいがあるともいえるが,,。
ワタスゲ(Eriophorum vaginatum)だけが目立っている。
Part VII: | 戦場ヶ原(5):自然研究路の中間点〜赤沼・小田代ヶ原分岐 2006.06.25, 13:10 - 13:31 |