平成10年度知的基盤整備推進制度
「生物系研究資材のデータベース化及びネットワークシステム構築のための基盤的研究開発」
2-1. 生物資材情報発信のためのWWWサーバ構築サポートシステムに関する研究

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2.成果の概要

2-3. 原生生物データベースの構築とネットワーク公開

 原生生物データベースは3年前から構築を始め,インターネット上で公開している。その画像数は,昨年度(1997年度)末で5000枚余だったが,今年度は,これまでに4000枚余を追加して総計9000枚余となった(原生生物 292属,780種)。また,それらの画像に関連した解説文を適宜修正・追加した。

 公開されたデータベースに対して様々な反響があった。中華人民共和国の研究者からはデータベースのミラーサイトを自国内に設置したいという申出があり,これを承諾した(http://www1.im.ac.cn/protistdb/index.html)。この結果,ミラーサイトは,石巻専修大,筑波大,農業生物資源研,法政大,総研大,中華人民共和国の計6つとなった。

 また,データベースを見た各分野の専門家から公開している生物の画像(クマムシ)や解説(菌類)に対する修正要求や種の同定への協力があった。この他,画像の学術・教育目的での利用許可願い,民間企業からも画像の商用目的での利用についての依頼があった。

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