採集地で出会った生き物達 

ミツガシワ Menyanthes trifoliata

ミツガシワ科(リンドウ科 ミツガシワ亜科)ミツガシワ属

田代平(仙北市), 2015.08.30, 10:59
1枚目:日射しが弱いので,あまりくっきり写らないが, 水底に見える小さな緑色の粒々が 共生藻を持つラッパムシ(Stentor pyriformis) だ。 水中から顔を出ているのは ミツガシワMenyanthes trifoliata,ミツガシワ科 ミツガシワ属)
2枚目:ここで 採集(田代平-04a, -4b)。 念のため,位置をずらして2サンプルを採集した。2本目は,Stentor pyriformisの細胞密度を低めにして採集(注)。
これまで同様,ここには 共生藻を持つラッパムシ(Stentor pyriformis) がたくさんいた。 同時に,その細胞質(体液?)を吸い込んで食べるワムシ(吸血ワムシ?)もいた。 これは以前,鬼怒沼湿原にもいたワムシだ。このワムシを一緒にしておくと, またたくまにワムシに食い尽くされてしまう。 現在,このワムシを駆除する作業中。

注:1本目はStentor pyriformisの細胞密度がやや多かった。 以前(2010.07.18)鬼怒沼湿原で採集した際,Stentor pyriformisの細胞密度が高すぎたため,おそらく酸欠が原因と思われるが, 翌日,大学で観察する頃にはすべて死滅してしまったことがあった。 そのため,以後,Stentor pyriformisの採集の際は細胞密度が高くなりすぎないように気をつけている。

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