静岡市 |
麻機遊水地第1工区 |
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観察された原生生物名一覧(現在 35 種) |
採集日:2014.01.23 | ウオッちず | で位置確認 |
巴川側をパノラマ撮影(静岡市),11:53
左岸堤防の先に見える葦原が,これから訪れる麻機遊水池 第1工区だ。
少し進んで再度,麻機遊水池 第1工区をパノラマ撮影(静岡市),11:55
2枚目:奥に見えるのは,東名高速の「猿田川橋」(左)と「巴川橋」(右)。
ここからは 2.7 km ほど北にある。
右手前の茶色の建物は「静岡県立こども病院」。
北側に「中央特別支援学校」,東隣に「てんかん神経医療センター」がある。
この辺の地名は「静岡市葵区漆山」だが,
昭和初期に撮影されたこの付近の写真には現在「こども病院」がある場所に小山が写っている。
おそらくそれが本物の「漆山」だったのだろう。山を削ってこれらの施設ができたようだ。
3枚目:南漆山橋の手前,巴川左岸に見えるのは,遊水地の「排出口」。
後述するように,越流堤は第1工区の西側(ここより上流部)にある。
橋名の確認,「南漆山橋」(静岡市),11:56
2枚目:通行止めの案内。だいぶ先だ。今回は関係ない。
南漆山橋から巴川の上流方向を眺める(静岡市),11:57
1枚目:カメラを構えた直後,近くにいたサギが上流方向へ飛んでいった。
だいぶ敏感だ。
南漆山橋からの眺め(静岡市),11:57
少し先に移動したサギを望遠撮影。
これは
チュウサギ(Ardea intermedia,サギ科 アオサギ属)?
南漆山橋を渡り終え,巴川左岸沿いの堤防天端道路へ入る(静岡市),11:57
2,3枚目:右手に広がるのが麻機遊水地 第1工区だ。
麻機遊水地 第1工区(静岡市),11:59
湿地の中に敷設された直線道路を北へ進む。
1枚目:ここからは見えないが,第1工区の西側を流れる巴川左岸堤防には越流堤がある(予定?)らしい。
2枚目:右に道沿いの水たまりがあった。
麻機遊水地 第1工区,水たまりへ近付いて・・・(静岡市),12:00
麻機遊水地 第1工区(静岡市),12:00-12:01
1枚目:水際に近付ける場所があった。
2枚目:ここで
採集(麻機遊水地,第1工区-01)。
見た目は泥ばかりのようだが,ここには意外に原生生物がたくさんいた。
今回の採集ではここが一番種数が多い(原生生物が多様)。
他では比較的珍しい
ウチワヒゲムシ(Phacus gigas)
がいた。
3枚目:iPad mini で現在地を確認。
観察された生物:
ミドリムシ(Euglena sp.),
ウチワヒゲムシ(
Phacus gigas,
Phacus sp.),
スフェノモナス(Sphenomonas teres),
スポンゴモナス(Spongomonas intestinum),
小型鞭毛虫数種,
アクチノフリス(Actinophrys sol),
小型太陽虫,
ナベカムリ(Arcella sp.),
ディフルギア(
Difflugia sp.),
コレプス(Coleps),
ウロトリカ(Urotricha),
ロクソフィルム(Loxophyllum),
ラクリマリア(Lacrymaria sp.),
ウロスティラ(Urostyla),
ストロンビディウム(Strombidium armatum ?),
アンフィシエラ(Amphisiella),
ブルサリア(Bursaria truncatella),
オフリオグレナ(Ophryoglena),
レンバディオン(Lembadion lucens),
テトラヒメナ(Tetrahymena),
ゾウリムシ(Paramecium caudatum),
ミドリゾウリムシ(Paramecium bursaria),
棘毛類繊毛虫,
未同定の繊毛虫,
小型繊毛虫数種,
シヌラ(Synura),
アンソフィシス(Anthophysis),
タルケイソウ(Melosira),
他の珪藻各種,
ゴニウム(Gonium pectorale)
ミクロスポラ2種(Microspora),
アオミドロ2種(Spirogyra),
ミカヅキモ(
Closterium acerosum),
ケズネモ(Gonatozygon kinahani),
ワムシ,
センチュウ,
ふたたび右に採集できそうな水たまりがあった(静岡市),12:04
麻機遊水地 第1工区(静岡市),12:05
1枚目:人が出入りしたらしい場所があった。
2枚目:最初は用心しつつ左に足を置いたところ,靴が沈むことはなかった。
と,そこで安心して右足も出したところ!とたんにズブズブと沈みだした。
右足は膝近くまで泥水の中へ潜ってしまったのだ。
慌てて後ずさりして右足を抜いたが,時すでに遅し,トレッキングシューズの中まで泥水が入ってしまった。
足首までなら靴の表面から水が入ることはないが,靴全体が没してはどうしようもない。
ティッシュで泥を拭ったが,ビシャビシャになるほど水が入った訳ではないので,靴を脱ぐことはしなかった。
しかし,これが後で災いした。
というのは,この後,第3工区を1時間,そして,アスファルトの道路を1時間,計2時間近く歩いて
東静岡駅に戻ったのだが,次第に右足の裏が痛み出した。
それは足の裏にマメが出来はじめる前兆のような痛みだった。
帰宅して気づいたのだが,今回は寒さ対策のため,厚手の靴下を履いていたのだが,
その靴下が泥水で湿ってしまい,長時間湿った靴下に触れていたため,足の裏の皮膚がふやけてしまったのだ。
ふやけたことで,皮がやわらかくなり,歩く際に起きる摩擦に耐えられなくなったのだった。
もともと,硬いアスファルトの道路を長時間歩くとマメができやすいのだが,
それが皮膚がふやけたことで速まったようだ(濡れなかった左足は何でもなかった)。
3枚目:せっかくなので,私の右足で開いた穴で
採集(麻機遊水地,第1工区-02)。
ここはさきほどと異なり,原生生物はほとんどいない。
やれやれ。
観察された生物:
コレプス(Coleps hirtus),
珪藻各種,
線状バクテリア 多数,
センチュウ,
さらに少し北へ進んでみたが・・・(静岡市),12:11
右足が泥だらけになったことで,これ以上進もうという意欲が失せた。
ここでUターン。
なお,ここから先,第1工区の北半分には「あさはた緑地」という自然公園の整備計画が進行中らしい。
「自然観察施設,水田ビオトープ,自然体験施設」などが整備される予定,だそうだ。
南半分はハス畑として残され,現在歩いている道に観察デッキ,ハス畑内に木道が敷設される,
と2012年の「計画平面図(案)」には描かれている。
麻機遊水地 第1工区,元へ戻る(静岡市),12:12
ガマ()?