米沢市〜福島県北塩原村
吾妻連峰の湿原群
Part VIII: 弥兵衛平湿原(1)
ここで採集されたサンプルの観察結果を Google で検索 お知らせ

採集日:2011.09.08 ウオッちず で位置確認

弥兵衛平湿原,わずかだが潅木地帯を通る(米沢市),11:37

弥兵衛平湿原(米沢市),11:38-11:39
右に小さな池塘がある。ここで採集(弥兵衛平湿原-2)。 前回もここで採集した。 前回はここに アンフィトレマ(Amphitrema stenostoma) がいたが,今回は観察できなかった。 共生藻を持つラッパムシ(Stentor pyriformis) はたくさんいた。 同じサンプルにいた トラケロモナス(Trachelomonas volvocina) が細胞内にいくつも取り込まれていた。餌にしているようだ。
観察された生物: ミドリムシ(Euglena mutabilis,中型), トラケロモナス(Trachelomonas volvocina)多数, ディフルギア( Difflugia bacilliferaD. oblonga), アミカムリ( Nebela carinata), 共生藻を持つラッパムシ(Stentor pyriformis)多数, 細胞内に複数のT. volvocinaがあった=T. volvocinaを食べていた, ハタヒモ( Netrium oblongum), タテブエモ(Penium polymorphum), クロオコッカス(Chroococcus turgidus), ワムシ, 共生藻を持つ渦虫類,


前回の様子(2007.07.01,11:56-11:57撮影)。

弥兵衛平湿原(米沢市),11:40
1,2枚目:パノラマ撮影。ここは木道からやや離れ過ぎている。採集不可。

弥兵衛平湿原(米沢市),11:40-11:41
1枚目:やや大きな池塘がある。前回は池の中に大きなミズゴケの塊が浮かんでいたが,今回は無かった。 水底に沈んだのかも知れない。 2枚目:ここで採集(弥兵衛平湿原-3)。 前回は,ここに アンフィトレマ(Amphitrema stenostoma) と 共生藻を持つラッパムシ(Stentor pyriformis) がいたが・・・。アンフィトレマは観察できなかった。 Stentor pyriformisは結構いた。
観察された生物: トラケロモナス(Trachelomonas volvocina), ディフルギア( Difflugia bacilliferaD. oblonga), アミカムリ( Nebela carinata), 共生藻を持つラッパムシ(Stentor pyriformis), ジクチオスフェリウム(Dictyosphaerium), ボツリオコッカス( Botryococcus sudetica), ミカヅキモ(Closterium abruptum), ハタヒモ( Netrium digitusN. oblongum), フタボシモ(Cylindrocystis), Bambusina brebissonii, クロオコッカス(Chroococcus turgidus), ワムシ, ミジンコ, ケンミジンコ,


前回の様子(2007.07.01,11:59-12:00撮影)。
1枚目:西側から撮影(今回と同じ), 2枚目:巨大なミズゴケの塊が浮かんでいた。 3枚目:通り過ぎて反対側(東側)から撮影。

弥兵衛平湿原(米沢市),11:42-11:43
1〜4枚目:木道近くでカメラのレンズを水面ギリギリに近付けて水底を撮影。 生きた草や枯草(腐食質)の表面に緑色のツブツブが見えるが,これが 共生藻を持つラッパムシ(Stentor pyriformis)だ。 鬼怒沼湿原ほどではないが,結構いるのがわかる。

弥兵衛平湿原(米沢市),11:43
1〜3枚目:視界が広がると,目の前にやや大きめの池塘が現れる。 前回(下段)同様, 水面にはホソバウキミクリSparganium angustifolium)?らしき草が浮かんでいる。


前回の様子(2007.07.01,12:00-12:02撮影)。

弥兵衛平湿原,池塘に近付く(米沢市),11:44

弥兵衛平湿原(米沢市),11:44-11:45
1枚目:ここは池端が深く落ち込んでいる。 2枚目:採集すべきかどうかやや悩んだが,とりあえず採集してみることにした (弥兵衛平湿原-4)。 この時は,前回もここで採集したのをすっかり忘れていた。 前回は結構いた。今回は種数は少ないが, 共生藻を持つラッパムシ(Stentor pyriformis) がいた。残念ながら, アンフィトレマ(Amphitrema stenostoma) は観察できなかった。
観察された生物: 渦鞭毛虫の一種, ディフルギア( Difflugia oblonga), アミカムリ( Nebela carinataN. collaris), 共生藻を持つラッパムシ(Stentor pyriformis), オフリディウム(Ophrydium), 珪藻各種, ミカヅキモ( Closterium abruptumC. idiosporum), カメガシラモ( Tetmemorus laevis), タテブエモ( Penium sp.), メリスモペディア(Merismopedia), ユレモ(Oscillatoria), Hapalosiphon

弥兵衛平湿原(米沢市),11:46
1,2枚目:パノラマ撮影。やや右に折れ,北西向きから北向きに変わる。

弥兵衛平湿原(米沢市),11:47
1,2枚目:パノラマ撮影。古い標柱らしき柱のところでさらに右に折れて,北向きから北東向きに変わる。 木道はこの先で,今度は,左折・左折・左折と左折を繰り返す。 そのため,ここから少し先へ行くと左折した前方の木道が左手に見えてくる(最初はこのことがわからずやや面喰らった)。

弥兵衛平湿原(米沢市),11:47
2枚目:前回の様子(2007.07.01,12:04撮影)。

弥兵衛平湿原(米沢市),11:48-11:49
標柱の少し先で小さな池塘が点在する場所を通過する。 前回はここで採集した後,帰路についた。 3枚目:ここで採集(弥兵衛平湿原-5)
観察された生物: 渦鞭毛虫の一種, ミドリムシ(Euglena mutabilis,中型), ディフルギア( Difflugia bacilliferaD. oblonga), ヘレオペラ(Heleopera), アミカムリ( Nebela carinata), 共生藻を持つチラキディウム(Thylakidium), スティピトコッカス(Stipitococcus sp.), 珪藻各種, ボツリオコッカス( Botryococcus sudetica), ミクロスポラ(Microspora), ヒザオリ(Mougeotia), ハタヒモ( Netrium oblongumN. pseudactinotaenium), クロオコッカス( Chroococcus pallidusC. turgidus多数), ラブドデルマ(Rhabdoderma lineare), ワムシ, ケンミジンコ, センチュウ,


前回の様子(2007.07.01,12:06撮影)。

弥兵衛平湿原(米沢市),11:49-11:50
上記のように,前回はここから先へは進まずUターンした訳だが,今回は前回より16分早い。 ので,もう少し先まで歩いてみることにした。 前回はリフトの終了時刻(16:00)の1時間前に乗降場に着いたので,仮に前回より多少戻るのが遅れたとしても, リフトの終了時刻までには十分間に合うはずだ。

弥兵衛平湿原(米沢市),11:50
1,2枚目:パノラマ撮影。 潅木地帯の手前で直角に左折する。その先で右折するが,すぐまた左折するので, ここから先は,北東向きから北西向きに変わる。

Part IX: 弥兵衛平湿原(2) 2011.09.08, 11:51 - 12:07

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