西和賀町
湯川沼
沢コース入口〜尾根
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採集日:2007.05.04 ウオッちず で位置確認

湯川沼の沢コース入口へ(林道小俣沢線,西和賀町),12:10-12:11
1枚目:林道中湯川線の終点から先は大きく左にカーブしつつ登り坂となる。 2枚目:そのカーブが終わり,しばらく直進すると,今度は右へ曲るが,その曲り角に湯川沼の沢コース入口がある。

湯川沼の沢コース入口に到着したが・・・(林道小俣沢線,西和賀町),12:12
標柱や案内板があるので,ここが沢コースの入口に間違いないはずだが・・・。 案内板とその周辺には大量の残雪があり,どこに入口があるのかまったくわからない。

湯川沼の沢コース入口付近のフキ(林道小俣沢線,西和賀町),12:13
道路脇に咲いていたフキPetasites japonicus)。

沢沿いに湯川沼を目指す(西和賀町),12:14
どうしたものかと思案した挙げ句,とりあえず隣を流れる沢沿いは雪がないので,この沢に沿って登れるところまで登ってみることにした。 沢から離れなければ,途中で道に迷うこともないだろうと考えたからだ。 沢沿いには人が歩いたような平らな場所が続いていたが,もしかしたらここが沢コースなのか?と思ったりもした(これはまったくの勘違いだった)。 しかし,それにしては小枝や倒木が行く手を遮り,なかなか先へ進めない(3枚目)。

沢沿いに湯川沼を目指す(西和賀町),12:15-12:17
沢から少し離れると木々の間にはかなりの残雪がある。 沢と残雪の間をぬうようにして登っていった。

砂防ダム(西和賀町),12:17-12:19
途中にあった砂防ダム(または砂防堰提)。 じつは復路で歩いた小俣沢沿いの道(上述の林道中湯川線)沿いにも同じような砂防ダムがある。 地図には後者しか描かれていないのだが,この時は眼前のダムがその地図にある砂防ダムだと一時勘違いしてしまった。 この時は,沢沿いを歩きはじめて間もないのだが,すでに「もし途中で道に迷ったらどうしよう」とかなりの不安と戦いつつ歩いていた。 そのためだろうが,昨年,斑尾高原で道に迷った時と同様, 地図等の情報ソースを正確に理解して状況判断する能力がだいぶ低下していた模様。 かなり危険な状態だったと後になって反省。

沢沿いに湯川沼を目指す(西和賀町),12:19-12:20
1,2枚目:途中,このような赤い記号や番号がプリントされたテープが打ち付けられた木々が所々にあった。 これも当初は「これは道に迷わないための道しるべ」かと勝手に思い込んだが,それにしては,これまで見てきた道しるべに比べるとテープがだいぶ短い。 それに記号や番号は意味不明で道しるべにはなりそうにない(注)。

注:これらはおそらくなんらかの目的(伐採?)で木々を管理するために付けられた印だろう。

沢沿いに湯川沼を目指す(西和賀町),12:20-12:22
1,2枚目:しばらく登ってから,,, 3枚目:さきほどの砂防ダムを振り返って撮影。

沢沿いに湯川沼を目指す(西和賀町),12:22

対岸を行けばよかったか?(西和賀町),12:24
沢の対岸をパノラマ撮影。 この時も一時頭が混乱していた。 隣の沢を林道中湯川線沿いの沢(小俣沢,注1)と取り違えてしまったのだ。 林道中湯川線は沢の東側にあるが,現在自分は沢の西側を歩いているので,これは道を間違ったのではと一時的に思い込んでしまった。 しかし,よくよく考えると,自分が歩いているのは林道中湯川線ではないし,隣を流れている沢も地図にある沢とは異なるので, 対岸(沢の東)に沢コースがあるはずはなかった(注2)。

注1:途中に林道小俣沢線があるためはっきりしないが,ここの沢の水もおそらくは小俣沢に流れこんでいるものと思われる。 もしかすると,ここも小俣沢の一部と言ってもよいのかも知れない。地図には描かれていない沢だが・・・。
注2:後でわかったが,沢コースはこの時の現在地よりもかなり西側にあった。 しかし,林道中湯川線沿いの沢と混同していたため,この後も湯川沼はこの沢の上にあるはずと思い続けていた。

沢沿いに湯川沼を目指す(西和賀町),12:25
倒木。

沢沿いに湯川沼を目指す(西和賀町),12:30-12:32
斜面を登るにつれ,沢はいくつかに分かれて左右に広がるようになった。 そのため,沢沿いを歩くというのが実際には難しくなってきた。

尾根が見えてきたが・・・(西和賀町),12:34-12:45
やがて前方に尾根らしき場所が見えてきた。 後少し・・・。と思いつつ登っていく。

あたり一面が残雪となる(西和賀町),12:46
しかし,尾根が近付くにつれ,あたりは一面が残雪に覆われだした。 もはや沢沿いを辿ることはできない(沢は雪の下に隠れてしまった模様)。 この頃だったと思うが,残雪の下から顔を出していた小枝の脇に足を降ろしたとたん,雪が陥没して右足が雪の中にずっぽりと入り込んだ。そして,その際,右足首を雪の下に隠れていた岩に強く当ててしまった。 この後,しばらくはそれほどの痛みはなかったが,山を降り,駅に戻るころになると徐々に痛みが強まってきた。

スキーの跡?を辿って登る(西和賀町),12:47-12:55
雪解け時期は,樹木の周辺は積雪の下から雪が溶けて雪と地面の間に空洞が出来る。そのため,木々の近くを歩くのが危険なことは理解していた。 しかし,上記のようにわずか4,5cm幅の小枝であっても同じように雪の下に空洞ができるとは想像していなかった。 雪の上を歩く危険をあらためて感じた次第だが,そこでどうやって先へ進もうかと思案したところ, 木と木の間がある程度幅広い場所では中央付近の雪の色が黒ずんでいて何かに踏み固められたように見えた。 これはもしかすると山スキーの跡か?などと勝手に思い込んで(これも勘違いだろう),その上を歩くことにした。 また,この辺は傾斜がかなり急な場所もあり,滑らないように靴先や踵を使って雪を突き固めながら登っていった。
4枚目:シカの糞?

Part II: 途中〜沢コース入口

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