青森市 |
八甲田ゴードライン
田茂萢湿原 |
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八甲田ロープウェイで田茂萢岳に上がり毛無岱へ降りる際に通過するルートで,
木道の周囲には湿原が点在する(田茂萢湿原,標高 約1290〜1300m)。
池塘も若干あるが,木道から遠く離れた場所にあるのみ。木道脇にあった池塘に見えなくもない水たまりで採集したのが
唯一のサンプル。原生生物はそれなりにいた。
観察された原生生物名一覧(現在 12 種) |
採集日:2006.09.13 | ウオッちず | で位置確認 |
ゴードライン入口付近(田茂萢岳山頂,青森市),09:13
1枚目:入口の左側にある展望所。
2枚目:ここがゴードラインの入口。左は北側のルート。右が南側のルート。
3枚目:その右隣にある案内板。ゴードラインは8の字状の遊歩道。
全体の形がひょうたんに似ているのでこの名前がついている。
ただし,今回は,左の北側ルートの手前(西)半分と,南側ルートの東半分が木道工事のため通行止めとなっていた(注)。
そのため,歩ける道は8の字ではなくSの字状になっていた。
注:はっきりとは覚えていないが,昨年(2005.7.17)も工事が行なわれていて,その時は,
今回とは逆で南側ルートの手前(西)半分が通行止めになっていたような気がする。
ゴードラインの南側ルートを東へ(田茂萢岳,青森市),09:13-09:14
上記のように,昨年(2005.7.17)は,こちらではなく北側ルートを歩いた。
最初は,そのことがはっきりとは思い出せなかったが,歩いていてどうも昨年とはあたりの様子が異なるので,
後になって気づいた。北側ルートはこちら(南側)ほどは樹木が多くない(はず)。
ゴードラインの南側ルートを東へ,09:14
南側ルートからは,これから訪れる毛無岱が俯瞰できる(はず)。
しかし,どこが毛無岱なのか確認しないまま撮影してしまった。
ゴードラインの南側ルートを東へ,09:15-09:16
既述したように,南側ルートは樹木が多い。また,木道の部分もあるが,完全にコンクリートで固められた場所もある。
少々興醒め。一般観光客向けの場所なのでやむを得ないが・・・。
ゴードラインの北側と南側ルートの交差点,09:18-09:19
2枚目:この先は,南側が工事中で通行止めのため,ここからは北側ルートへ。
ゴードラインの北側ルートを東へ,09:20
途中にある湿原展望台からの眺め(田茂萢湿原の一部)。
眼前には大きな池塘が(これが田茂萢池?)。ここでは遠くから眺めるだけ。近付くことはできない。
ただし,明瞭な踏み跡があるので,以前は自由に近付けたのだろう・・・。
ゴードラインの北側ルートを東へ,09:22-09:23
湿原展望台のすこし先で,木道脇に水たまりがあった。
池塘風なので,とりあえず採集(八甲田ゴードライン)。
あまり期待していなかったが,その割には意外といた。
観察された生物:
クリプトモナス(Cryptomonas),
ミドリムシ(E. mutabilis中型),
トラケロモナス(Trachelomonas volvocina)多数,
ディフルギア(
D. oblonga),
アミカムリ(Nebela sp. 1〜2種
初観察),
スパチジウム(Spathidium sp.?),
スチロニキア(Stylonychia),
珪藻各種,
ヒザオリ(Mougeotia)細い,
ツヅミモ(
C. globosum),
イボマタモ(
E. ampullaceum),
ハタヒモ(Netrium digitus),
フタボシモ(Cylindrocystis),
Stigonema,
センチュウ,
ワムシ,
注:採集してきたサンプルが多かったため,9/15には時間がなくなり光学顕微鏡で観察できなかった。
実体顕微鏡ではあまりいないように見えたが,翌日,光学顕微鏡で観察すると,上記のようにたくさんの微生物が観察できた。
ゴードラインの北側ルートを東へ,09:27-09:28
案内図からすると,ここが「高山植物展望台」?。
ここも田茂萢湿原の一部を遠くから眺めるだけ。池塘は見当たらない。
ゴードラインの東端,南北ルートの合流点,09:31
1枚目:右側からくる南側ルートとの合流点。既述したように,南側ルート(の東半分)は工事中で通行止め。
2,3枚目:同じ場所にある各種案内板。3枚目の地図は南北が逆になっている。
図中には「注意 この先は登山道となりある程度の登山装備と体力が必要となります。軽装では入山しないでください。」とある。