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2015.12.05, Part XVI

塚ノ杁池を南岸から時計回りに周回する

崩れかけた階段を降りる(名古屋市),14:55

階段を降りたところでパノラマ撮影(名古屋市),14:55
3枚目:右に池端に近付ける場所がある。前回はあの先で採集した。今回も同じ場所へ。
前回(下段)は午前中だったので手前に日が射していたが,今回はまもなく午後3時。すべて日影になっている。 それだけ太陽が傾いているということだ。


2015年11月の様子(2015.11:51撮影)。

いたかの森,塚ノ杁池(名古屋市),14:56
ゆるい坂を降りる。

いたかの森,塚ノ杁池(名古屋市),14:56
わずか3週間前なので,景色は前回とほとんど変わらない。 左前方の茂みで紅葉が広がっているのが違うくらい。


2015年11月の様子(2015.11:51撮影)。

いたかの森,塚ノ杁池(名古屋市),14:57
今回の採集で(原生生物が)期待できるのはここくらいなので,今回は2ケ所で採集することにした。 まずは前回よりやや左寄りで 採集(いたかの森,塚ノ杁池-01a)
観察された生物: ミドリムシ(Euglena sp.), レポキンクリス(Lepocinclis salina), 小型鞭毛虫数種, フセツボカムリ( Centropyxis ecornis), スピロストマム(Spirostomum filum), コレプス(Coleps), ハルテリア(Halteria), フロントニア( Frontonia acuminataFrontonia CV が一列に並ぶ, Frontonia sp.), ヒスチオバランティウム(Histiobalantium natans), 珪藻各種, クンショウモ(Pediastrum angulosum), フタヅノクンショウモ(Pediastrum duplex), イカダモ(Scenedesmus quadricauda), Quadrigula, コウガイチリモ( Pleurotaenium trabecula), ツヅミモ( Cosmarium circulareC. depressumC. moniliforme), ヒザオリ(Mougeotia), ミカヅキモ( Closterium setaceum 大型, C. setaceum 小型, Closterium sp.), トゲツヅミモ(Xanthidium cristatum var. uncinatum), ワムシ, センチュウ,

いたかの森,塚ノ杁池(名古屋市),14:58
前回よりやや右寄りで 採集(いたかの森,塚ノ杁池-01b)
観察された生物: クリプトモナス(Cryptomonas sp.), リピドデンドロン(Rhipidodendron), 小型アメーバ, ディフルギア( Difflugia sp.), ユーグリファ(Euglypha sp.), ハルテリア(Halteria), シヌラ(Synura), タルケイソウ(Melosira), 他の珪藻各種, フタヅノクンショウモ(Pediastrum duplex), コエラストルム(Coelastrum astroideum), Dimorphococcus lunatus, ボツリオコッカス(Botryococcus braunii), オーキスチス(Oocystis), ヒザオリ3種(Mougeotia), ミカヅキモ( Closterium cornuC. dianaeC. gracileC. idiosporumC. pronumC. rostratumC. setaceum 大型, C. setaceum 小型), ツヅミモ( Cosmarium circulareC. contractum), ホシガタモ( Staurastrum connatumS. johnsoniiS. muticum), イボマタモ( Euastrum ansatum), トゲツヅミモ(Xanthidium cristatum var. uncinatum), タテブエモ(Penium margaritaceum), ダルマオトシ(Hyalotheca dissiliens), Sphaerozosma excavatum = Teilingia excavata, ワムシ, ケンミジンコ,

いたかの森,塚ノ杁池(名古屋市),14:59-15:00
1枚目:前回同様,水際近くにはたくさんの タヌキモUtricularia,タヌキモ科 タヌキモ属) があった(注1)。
2枚目: 少し先を見ると,白い水底が見えた。 これらはいわゆる真砂土?
3枚目:望遠撮影。 この頃,対岸の堰堤,および,その右側付近から人声が聞こえてきた。 その声が次第に右へ右へと移動していたので,もしかすると堰堤の先にも遊歩道が続いてるのでは? と思った。前回は,地図には堰堤の先にはルートが描かれていなかったので,堰堤より先には進まなかった。 今回は時間的にもやや余裕があるので(注2),堰堤の先まで歩いてみることにした。
前回同様,手前には オオバンFulica atra,クイナ科 オオバン属) の姿があった。

注1:後日(2016.05.10), イトタヌキモUtricularia exoleta,タヌキモ科 タヌキモ属) であることが判明。
注2:既述したように,途中でややきつくなったので,予定していたルートを止めて,短縮ルートを歩いた。 そのため,若干時間的に余裕があった。

堰堤の東側付近(名古屋市),15:01
よく見ると,堰堤の一部に池端まで降りられそうな場所があった。 草のない場所が堰堤の上から池際まで続いている。数カ所ある。 釣り場?

前回歩いたコースを逆向きに辿って車道へ出た(名古屋市),15:04
手前は駐車場。その先,右に若干見えるのが「森の集合所」。
下段は,前回,反対側から撮影したもの。


2015年11月の様子(2015.11:48撮影)。

近くにある「いだかの森」案内図(名古屋市),15:05
1,2枚目:。ここは何故か「いたか」ではなく「いだか」だ。古いのだろうか?
3枚目:これはさきほど「すり鉢池」近くで撮影した案内図。これの方が古そうなのだが「いたかの森」と表記されている。 4枚目:これは前回,北口近くにある「こもれび池」の手前で撮影した案内図。 かなり新しそうだが,これは「いたかの森」(2015.11.12,11:24撮影)。

塚ノ杁池の西端へ(名古屋市),15:06
左の建物が「森の集合所」(のはず)。

塚ノ杁池の西端(名古屋市),15:06
前回は対岸の右からやってきて,こちらへ来た。

塚ノ杁池,西端からの眺め(名古屋市),15:07
2枚目:望遠撮影。
前回は午前中だったので明るかったが,今回はすでに日が傾きつつある。


2015年11月の様子(2015.11:48撮影)。

塚ノ杁池,西岸沿いを北へ(名古屋市),15:08

塚ノ杁池,西岸沿いを北へ(名古屋市),15:08

堰堤の西端まで来た(名古屋市),15:10
1〜3枚目:パノラマ撮影。
1枚目:前方の階段を上がる。堰堤の上の通路を東へ進む。

堰堤の途中に,何ケ所か池際へ行き来した跡があった(名古屋市),15:11-15:12
1,2枚目:さほど傾斜は急ではないが,水際には平らな部分がないので,滑るとそのまま水に入ってしまいそうだ。

堰堤の先にも遊歩道が続いていた(名古屋市),15:13
あとでわかったが,この先の池際は遠浅になっていた。 おそらくそのためだろうが,数名の釣り人がいた。

塚ノ杁池の東岸を南へ(名古屋市),15:14, 15:15, 15:16
1枚目:この辺は竹が多い。 2枚目:右を見ると平坦な場所の先に水際があった。 ここに来るまでに2,3人の釣り人の姿があった。

塚ノ杁池,この辺には釣り人がいないので水際へ近付いてみることにした(名古屋市),15:16

塚ノ杁池(名古屋市),15:17
2,3枚目:水際には伐採した竹がたくさん置かれていた。 枯葉も多い。

いたかの森,塚ノ杁池(名古屋市),15:18
1枚目:枯れ葉の間で 採集(いたかの森,塚ノ杁池-02)
これまでの経験上,こういった場所はあまり期待できない。 結果は予想通りだった。
2枚目:現在地を確認。
観察された生物: 小型鞭毛虫数種, ナベカムリ(Arcella sp.), ディフルギア( Difflugia acuminata), ウロトリカ(Urotricha), 珪藻各種, サヤミドロ(Oedogonium), ヒザオリ(Mougeotia), コウガイチリモ( Pleurotaenium trabecula), ミカヅキモ( Closterium sp.), Sphaerozosma excavatum = Teilingia excavata

竹林内を進む(名古屋市),15:19-15:20
カメラだと結構明るく写るが,肉眼だとかなり薄暗い。まるで夜のようだ。
入り江部分を通っているので,大きく右にカーブしている。

その先はさきほど通った三叉路だった(名古屋市),15:21

本日,14:52撮影。

2015年11月の様子(2015.11.12,11:58, 11:58, 11:58, 12:00撮影)。

Part XVII: 塚ノ杁池〜本郷駅〜名古屋駅
2015.12.05, 15:24 - 16:33