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2014.09.03, Part IV

川沿いコースとの合流点でしばし道に迷う

斜面を上がってみたが・・・その先に道はなかった(大館市),10:01-10:02
沢沿いの道に倒木があったので,斜面を上がって迂回するのではと予想したのだが, 斜面を上がるにつれ踏跡は姿を消してしまった。その上を見ても道らしき場所は見当たらない。 どうもおかしい。

沢近くへ戻り,倒木を跨いで先に進んでみた(大館市),10:04
もしかすると,倒木の先にルートが続いているのではと思い,沢際に降りてみると果してそうだった。 倒木を跨いで先(上流)へ進んだ。

倒木の先にも踏跡は続いていた,が・・・(大館市),10:05
踏跡の幅はすぐに狭くなり,先に進めなくなった。 こうなっては沢に降りるしかないか・・・。 とも考えたが,もしかすると,ふたたびここで沢を渡るのではと思い至った。

ということで,ここでふたたび沢を渡ってみた(大館市),10:07

沢の上流側にたしかに歩けそうな場所が続いていた(大館市),10:07, 10:11
1枚目:沢を渡った後で上流方向を撮影。 わずかだが,沢と右岸側の左斜面の間に,落ち葉が積もって,その上を人が歩いたような跡が上流に向って続いていた(注)。 2枚目:この辺は岩の上を歩くので足下が安定しない。 怪我をしないように,登山用の杖を使うことにした。

注:これはどうやら勘違いのようだ。怖い怖い。 この勘違いはしばらく続く。

左の斜面へ上がってみた(大館市),10:16
右岸側の沢沿いの踏跡らしき場所はすぐに途切れてしまった。 そこで斜面に上がってみたのだが,,,。 1,2枚目:斜面の上から右に見える沢を入れてパノラマ撮影。 斜面の上は灌木だらけで非常に歩きづらい。 人が通った跡はどこにもなかった。

斜面上を少し上流方向へ進んでから,ふたたび沢に降りた(大館市),10:17

右岸沿いの踏跡らしき場所がまたあった(大館市),10:18
1,2枚目:右岸際に降りて上流方向をパノラマ撮影。 1枚目:このように,人が歩いた跡のような場所がここからも続いてた。 しかし,これもまたすぐに途切れてしまった。 どうもおかしい。

ルートからますます離れていた(大館市),10:18, 10:20
1枚目:今度は,対岸(左岸側)に踏跡らしい場所があった。 しかし,ここは沢を渡りにくい。 2枚目:iPad mini で現在地を確認。 どうもおかしい。こんなに歩きづらい道のはずはない。 と思ってGPSが示す現在地を見ると,登山ルートから大きく南へ外れていた。 どうやら道を間違ったようだ。 慌てて元へ戻ることにした。

最初に沢を渡った地点まで戻った(大館市),10:26, 10:28
1枚目:この画像ではわかりにくいが,対岸,左前方の斜面の先に別の沢がある(後出)。 そして,画面右端が今いる沢と隣の沢の合流点だ。
2枚目:iPad mini で現在地を確認。 この時は気がつかなかったが,等高線をよく見ると,等高線の曲がり具合から登山道が沢に沿って続いていることがわかる。 一方,私が歩いたGPSの軌跡を見ると,これは登山道の南側へ向っているが, その先の等高線の曲り具合から,こちらにも沢がある可能性が読み取れる(そして,実際に沢があった訳だ)。
ややこしい所に2コース(川沿いコース,林内コース)の合流点を作ってくれたものだ。。

倒木でうまった隣の沢に赤いテープがあった(大館市),10:28
1枚目〜3枚目:パノラマ撮影。ここは2つの沢が合流する地点。
1,2枚目: 向い側の沢は倒木で埋まっているので,こちらではないと思ったのだが,,,。 しかし,左の枝から赤いテープが下がっているのを発見! どうやらこちらが登山道のようだ。 すなわち,林内コースを歩いた場合,合流点に到達するには, ここで2つの沢を渡る必要があったのだ(沢の合流点の下流側でなら1つの沢を渡ればいいはずだが,,)。
3枚目:合流点の下流側左岸沿いに登山道らしきものが見える。 おそらくあそこが川沿いコースだろう(と,この時は思ったが,実際は違うようだ)。
どうやらこの周辺には,登山道以外に沢の周囲を通るための踏跡やらルートがあちこちに通っているようだ。 標識が欲しい。どこかに立っていたのかも知れないが・・・。 少なくとも私の視界には入らなかった。

倒木でうまった沢へ(大館市),10:29
しかし,こちらの沢はこのように流路がたくさんの倒木で埋め尽くされている。 本当にここが登山ルートなのか,やや不安になった。

倒木の脇に足跡を発見!(大館市),10:29
ふと足下を見ると,太い倒木と左の斜面の間に,ヒトの足跡らしきものが1つだけあるのに気づいた。 どうやらここで倒木を跨いで対岸に移動するようだ(注)。

注:以前からこのような状態ではないのだろう。 昨年以前にこのルートを通った様子を紹介したwebpagesをいろいろ見たが,どこにもこのような場所あるとは書かれていなかった。 (ただし,2コースの上流側分岐点=合流点はややわかりにくいので注意という記述はあった) 昨年から今年にかけての大雪等でここでも大量の倒木が発生したのだろう。 その一部が沢を埋め尽くしたということのようだ。 今年7月(2014.07.26) に麦平を訪れた際にも倒木でルートが消えていたため道に迷い,あやうく遭難しかけたが, ここでまた同じことに遭遇するとは・・・。

沢の上流方向を撮影(大館市),10:30

倒木を跨いで対岸へ(大館市),10:30-10:31

登山道に復帰できた!(大館市),10:34
対岸へ移り,斜面を上がると,そこに登山道があった。

登山道の周囲を撮影(大館市),10:34-10:35
1枚目:これからの進行方向。 2枚目:斜面を上がってきたところにある案内。 「緑を大切に」道案内ではない。 3枚目:川沿いコース?を歩いてきた場合,こちら側から上がってくるのだろう?
4枚目:iPad mini で現在地を確認。 予想した合流点にほぼ一致している。 GPSは正確だ。

林内コースを通って,2つの沢の合流点に着いたのが09:57だったので, 2コースの合流点で道に迷い,およそ,40分(38分?,09:57-10:35)時間をロスしてしまったことになる。
復路のタクシーとは午後3時に荒沢登山口駐車場で待ち合わせることしているのだが(注), 当初の予想では,登山口に戻るのは午後2時頃で,タクシーが来るまでに,登山口近くにあるらしい湿地を 探してみるつもりだったのだが,もはやそれどころではない。
これ以上遅れたら復路のタクシーとの待ち合わせ時間に間に合わなくなってしまう恐れがある。 ここは携帯は圏外なので,あらためてタクシーを呼ぶ訳にはいかないし・・・。 よもやタクシーが私を置いけぼりにはしないだろうが, あまり遅れると,遭難したと心配されて警察沙汰になりかねない。

注:事前の調査では,田代岳に登った人の記録を見ると,多くは4〜5時間で戻ってきていた。 足の速い人は田代岳の頂上で多少休憩しても4時間余りで降りてきている。 私はそれほど健脚ではないのだが,それでも5時間あれば十分だろうと予想した。 そして,万が一を考えて余裕を持たせて6時間を滞在時間とした。 タクシーは午前9時に登山口駐車場に着いたので,午後3時に迎えに来てもらうように頼んだのだった。

Part V: 〜三合目〜四合目(大広手コース合流点)
2014.09.03, 10:38 - 10:57