昭和の森,管理道路を進む(豊田市),12:00
1枚目:ほどなく右から上がってくる道と合流する。
右が森林浴コースだ。
ここから先は管理道路と森林浴コースの重複区間となる。
2枚目:iPad mini で現在地を確認。
合流点に立つ道標(豊田市),12:00
1枚目:左は森林浴コースの一般コースがここで管理道路を通ることを示している。
2枚目:「←友好の森」が今歩いてきたルート。
「野鳥の森→」がこれから進むルート。
下に「←学習の森・湿地」とあるが,この湿地というのは,
さきほど訪れた「湿地保存地区」のことだ。
この写真を撮影した時点ではそのことに気づかなかった。
管理道路&森林浴コースとなっている尾根道を進む(豊田市),12:01
ここで左へ(豊田市),12:01-12:02
1,2枚目:パノラマ撮影。森林浴コースはここで管理道路から分かれて樹林帯に入る(1枚目)。
3枚目:iPad mini で現在地を確認。
昭和の森,森林浴コース,尾根道を進む(豊田市),12:02-12:03
1〜3枚目:パノラマ撮影。
4枚目:iPad mini で現在地を確認。
この図は低倍率なので消えているが,高倍率にすると「分岐」の部分で右へ入る。
最上段(12:00)の地図参照。
ここで右に入る(豊田市),12:03
1枚目:パノラマ撮影。
森林浴コースはここで右に折れる。
ちなみに,ここを直進すると,交流館の方へ戻ってしまう(はず)。
2枚目:分岐に立つ道標。
これから向うのは「野鳥の森・湿地→」。
ここで一つ疑問がある。
この道標に記してある「湿地」はどこを指すのだろう?
既出した「湿地保存地区」の可能性もあるが,
後出するように,その途中,森林浴コースは昭和の森の東縁を通る「東海自然歩道」近くの四阿を経由するのだが,
その四阿の脇に小さな砂防ダムがあり,その近くにも傾斜した「鉱質土壌湿原」(湿地?)がある。
よって,その「湿地」を示している可能性もある。
しかし,案内図等には,砂防ダム脇の湿地については何も記されていない。
昭和の森,森林浴コース,階段道を降りる(豊田市),12:04
昭和の森,森林浴コース,ふたたび尾根を歩く(豊田市),12:04
左右にくねりながら坂を下る(豊田市),12:06
2枚目:iPad mini で現在地を確認。
この辺までは地図に描かれたルートとGPSの記録がほぼ一致していた。のだが・・・。
3枚目:等高線と照らし合わせてみた。
今,尾根筋を歩いているのが確認できる。
階段を降りる(豊田市),12:09
2枚目:iPad mini で現在地を確認。
地図では,この先で二股に分かれているように描かれているが・・・。
地図とは異なる位置を降りてしまった(豊田市),12:12
途中に分岐はなかったはず。新しくルートを作ったのだろう。おそらく。
池の右手前に傾斜した湿地(湿原?)があった(豊田市),12:14
1,2枚目:パノラマ撮影。
池の手前で道は左右に分かれていた。
1枚目:左は砂防ダムの上流側に敷設された木道に似せて作られた踏み台(注)。
2枚目:右は蛇籠の上を歩くルートだ。
左側が池,右手前に傾斜した「鉱質土壌湿原」があった。
保護のためにロープ柵が張られている。
湿地の先に四阿(休憩所)がある。
注:写真を見るかぎり,木道と見間違うほどだが,木ではなく硬いコンクリート製だった。
昭和の森,東海自然歩道沿いの湿地(豊田市),12:15
1枚目:ロープ柵際に水がたまっていた。
2枚目:ここで
採集(昭和の森-04)。
ここにはたくさんの原生生物がいた。
100種以上(珪藻を除く)が観察できた。
一度の採集でこれだけ観察できたということは,採集を繰り返せばもっと多くなるはず。
これまでの例からすると,おそらく300種以上(場合によっては400種前後)まで増える可能性がある。
ここは今後も繰り返して訪れる必要がある。
また,観察された中には,
昨年,海上の森(
2013.05.12,
2013.12.01
)で初めて観察した
アワセオオギ(Micrasterias jenneri,注)
がここにもたくさんいた。
その他にこれまで観察したことのない
アワセオオギ(Micrasterias)
もいた。
頂端部は
Micrasterias truncata
に似るが,両側がまったく異なる。三角形の突出部が両側に2つずつあり,頂端部も含め各突出部には2,3個の小さな瘤状の突起がある。
手持ちの文献では該当する種が見つからない。
もしかしたら新種かも知れない???
観察された生物:
ミドリムシ(Euglena mutabilis),
ポリカオス(Polychaos dubium),
フセツボカムリ(
Centropyxis aculeata,
C. ecornis),
ディフルギア(
Difflugia bacillariarum,
D. elegans,
D. oblonga),
Lesquereusia,
クアドルレラ(Quadrulella symmetrica),
アミカムリ(
Nebela collaris,
N. penardiana or N. hippocrepis?),
ヒアロスフェニア(Hyalosphenia nobilis),
ユーグリファ(
Euglypha acanthophora?,
E. strigosa),
トリネマ(Trinema complanatum),
スフェノデリア(Sphenoderia lenta),
ウロトリカ(Urotricha),
ラクリマリア(Lacrymaria olor),
ウロレプタス(Uroleptus),
フロントニア(
Frontonia acuminata,
F. depressa),
ディセマトストマ(Disematostoma minor),
レンバディオン(Lembadion lucens),
ミドリゾウリムシ(Paramecium bursaria),
キネトキルム(Cinetochilum margaritaceum),
棘毛類繊毛虫,
シヌラ(Synura),
ハネケイソウ(Pinnularia),
他の珪藻各種,
フタヅノクンショウモ(Pediastrum duplex),
エレモスフェラ(Eremosphaera viridis),
小型エレモスフェラ(Eremosphaera sp.),
ヒザオリ2種(Mougeotia),
アオミドロ(Spirogyra),
コウガイチリモ(
Pleurotaenium kayei),
カメガシラモ(
Tetmemorus brebissonii,
T. granulatus),
ミカヅキモ(
Closterium lunula),
ツヅミモ(
Cosmarium amoenum,
C. connatum,
C. cucurbita,
C. hammeri var. elevatum,
C. pachydermum,
C. quadrifarium,
C. quadratum ?),
イボマタモ(
Euastrum gnathophorum,
E. sinuosum),
アワセオオギ(
Micrasterias jenneri,
M. truncata),
アワセオオギ(Micrasterias
初観察
頂端部はM. truncataに似る,両側面に大きな三角形の突起が2つずつ,頂端部・側面の各突起には2,3個の瘤状隆起がある),
ハタヒモ(Netrium digitus)多数,
タテブエモ(Penium exiguum),
ネジモ(Spirotaenia condensata),
メリスモペディア(Merismopedia),
Hapalosiphon,
ワムシ,
イタチムシ,
センチュウ,
注:最新なので,データベースにはまだMicrasterias jenneriの画像はありません。
Part XI: | 東海自然歩道沿いの砂防ダム 2014.02.23, 12:16 - 12:25 |