志賀山登山道・四十八池分岐が迫る(山ノ内町),11:18
ピンぼけてしまった。丁寧にシャッターを押したつもりだが,
今日は曇りで薄暗いので,ときおりピンぼけが起きる。
志賀山登山道・四十八池分岐の前でパノラマ撮影(山ノ内町),11:18
2枚目:下り坂のこちらが志賀山登山道へ向うルート。志賀山を降りるとその先に四十八池湿原がある。
3枚目:上り坂のこちらがダイレクトに四十八池湿原へ向うルート。
南にある鉢山(標高 2041m )の山腹を通る。
さて,これまでは右へ入ってダイレクトに四十八池湿原へ向っていた。
しかし,今回は左へ入って志賀山を登ることにした。
志賀山の山頂付近には3つの池(お釜池,鬼ノ相撲場池,志賀ノ小池,注1)があるが,
調べた限りでは登山ルートから外れているので近付くのは難しそうに思えた。
実際,ネットで調べてもこれらの池を遠望する写真ばかりで池端で撮影した写真はまったくない。
また,登山道はかなりの急登で険しいらしい,というのも登るのを控えていた理由だ。
しかし,最近は航空写真を調べて湿原らしい場所を探して訪れているのだが,この志賀山の登山ルート沿いにも湿原がありそうで,
とくに上記の3池の周辺には湿原が多少なりともあるように見えた。
それで今回は思い切って登ってみることにした。
駄目かどうか,やはり一度は自分の眼で確かめないと,という気持ちもあった。
幸か不幸は今日は前日の天気予報(注2)が外れて生憎の曇り空だが,日射しがない分,体力的なダメージも少ないはずだ。
写真を撮るのには良くないが,山を登るのには都合が良い。
注1:「志賀ノ小池」については,ここを「黒姫池」と呼んでいるサイトが結構ある。
両方の呼び方があるらしいのだが,これまでに得た志賀山周辺について詳しく紹介しているサイトでは
「志賀ノ小池」としてあるので,今回はそれに従った。
さらに調べると,この先,四十八池湿原に出る少し手前の登山道の西側に小さな池があった(
国土地理院の地図では窪地として描かれているが,航空写真ではしっかり池が写っている)。
どうやらそこが本当の「黒姫池」らしい。
注2:今週は始めの頃は日帰りで行ける範囲の天気はどこも良くなかった。
しかし,週の後半になって予報が変わり,長野周辺の天気が「土曜日の日中は晴れ」,「日曜日は曇り」となった。
梅雨前線が北上した,というのがその理由(そのためこれまでわりと天気のよかった東北が雨になっていた)。
それで急遽,ここへ来ることに決めたのだが・・・。
ここから熊避けの鈴を付けた(山ノ内町),11:19
この直前,私の後から若者が左へ入っていったのだが,用心してここから鈴を付けることにした。
志賀高原では熊の糞はあまり見ないが,この後,志賀山山頂近くで熊の糞らしいものをみかけた。
志賀山山頂へ(山ノ内町),11:20
最初はやや下った後,すぐに平坦な道となる。
志賀山山頂へ(山ノ内町),11:20-11:21
ほどなく木道が現れた。
志賀山山頂へ(山ノ内町),11:21-11:22
水路沿いを歩く。三度ほど水路を横切った。
笹原の間を進む(山ノ内町),11:24-11:25
航空写真ではこの辺に草地らしき場所が写っている。
もしかしたら湿原かと期待したのだが違った。
ここもかつては湿原だったのかも知れない。次第に乾燥して笹が進入してきたのだろう。残念。
ぬかるみを通る(山ノ内町),11:26
やや傾斜が出て来た。と思ったら・・・。
志賀山山頂へ,急傾斜が現れた(山ノ内町),11:27-11:28
1枚目:志賀山の登山道は険しいとは聞いていたが,こんなに早くこんな場所が現れるとは思わなかった。
この辺はまだ日本足で歩いて通ったが,,。
2枚目:かなりの段差がある岩場が現れた。
この辺からは大部分,両手両足を使って上がるようになる。
志賀山山頂へ(山ノ内町),11:28-11:29
1〜3枚目:
ゴゼンタチバナ(Chamaepericlymenum canadense,ミズキ科 ゴゼンタチバナ属)
があちこちで咲いていた。
4枚目:これは
オオシラビソ(アオモリトドマツ ,Abies mariesii,マツ科 モミ属)??
志賀山山頂へ(山ノ内町),11:29-11:30
1枚目:木の根と大岩が混じった場所が続く。平坦な足場はどこにもない。
2枚目:iPad mini で現在地を確認。
志賀山山頂へ(山ノ内町),11:31
オオシラビソ(アオモリトドマツ ,Abies mariesii,マツ科 モミ属)??
iPad mini で現在地を確認(山ノ内町),11:33
1枚目:航空写真(1974-1978年撮影)と,
2枚目:地図で比較。
この時は気づかなかったが,ここまではGPSの現在地は,地図にある登山道とぴったり合っていた。
しかし,この辺から地図上の道とGPSの測位がずれていった(3枚目,本日11:47撮影)。
後述するが,この先しばらくはGPSが示す現在地は地図上の道より西にずれていた。
そして,お釜池を臨める位置に来ると両者はピッタリと合うようになった(4枚目,本日12:17撮影)。
これは何を意味するのだろう。この辺だけGPSの測位が狂うというのは考えにくい。
ありえるのは,地図にあるルートは古い登山道(急斜面をジグザグに進む)で,
現在はその西側にあるやや傾斜のゆるい尾根筋を直登するようになったのではないか?
ということ。
今のところ可能性でしかないが,それしか考えられない。。。
Part V: | 志賀山登山道を登る 2013.07.06, 11:34 - 12:00 |