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2013.05.25, Part IX

大峰沼東岸沿いを北へ〜北岸沿いを西へ

大峰沼,東岸第2の採集ポイント(みなかみ町),14:05
1枚目:前方の浮島を撮影。 2枚目:2011年10月の様子(2011.10.16,13:50撮影)。

大峰沼,望遠撮影(みなかみ町),14:05

大峰沼,北東端にある堰へ(みなかみ町),14:06

大峰沼,堰の上を通って北岸沿いへ(みなかみ町),14:06
水位が下がっているので,堤を越えて流れる水はなかった。 これは大峰沼の手前にある沢を水が流れていなかったことと符合する。 が・・・。
2枚目:2012年10月の様子(2012.10.14,13:44撮影)。 わずかだが水が流れ出ていた。 3枚目:2011年10月の様子(2011.10.16,13:51撮影)。 滔々と水が流れ出ていた。

大峰沼,堰の上を通って北岸沿いへ(みなかみ町),14:07
どういう訳か,堰の外側からサラサラ?という水音が聞こえていた。 堰の内側を見ると,中央付近にバルブがあった。どうやらそこを操作して堰の下の方から水を抜いているようだった。 今は田植えの季節なのでそのために大峰沼の水を利用しているのだろう。 既述したが,ここに堰があるということじたい,ここが農業用の溜池であることを示唆しているはずだ。 しかし,実際に農業用水として利用されている場面に遭遇したのは今回が初めてだ。

大峰沼,堰の上を通って北岸沿いへ(みなかみ町),14:08
堰の上から沼方向をパノラマ撮影。


2012年10月の様子(2012.10.14,13:44-13:45撮影)。

大峰沼,堰のすぐ近くが北岸沿いの第1採集ポイント(みなかみ町),14:08

大峰沼,堰のすぐ近くが北岸沿いの第1採集ポイント(みなかみ町),14:09
ここで採集(大峰沼-06)。 この時期なのか,ジュンサイとオヒルムシロは少ない。
観察された生物: キストディニウム(Cystodinium), Gymnodinium, クリプトモナス(Cryptomonas sp.), ウチワヒゲムシ(Phacus suecicus), アニソネマ(Anisonema), エントシフォン(Entosiphon), ディフルギア( Difflugia sp.), ユーグリファ(Euglypha acanthophora), 共生藻を持つラッパムシ(Stentor fuliginosus), コンディロストマ(Condylostoma), パラコンディロストマ(Paracondylostoma setigerum), トラケロフィルム(Trachelophyllum), ウロレプタス(Uroleptus), コレプス(Coleps hirtus), プロロドン(Prorodon sp.), ヒスチオバランティウム(Histiobalantium natans), 棘毛類繊毛虫, 未同定の繊毛虫, 小型繊毛虫数種, バキュオラリア(Vacuolaria virescens), 珪藻各種, イカダモ( Scenedesmus acuminatusS. quadricauda), コエラストルム(Coelastrum reticulatum), ブルボケーテ(Bulbochaete), ヒザオリ2種(Mougeotia), アオミドロ(Spirogyra), ツヅミモ( Cosmarium subtumidumC. zonatum), ホシガタモ( Staurastrum iotanum), ワムシ, ミジンコ, イタチムシ,

大峰沼,北岸沿いを西へ(みなかみ町),14:10
1,2枚目:パノラマ撮影。 3枚目:昨年(2012.10.14)撮影した2枚目と同じ場所。 下段のように,左奥に立っていた2本が倒れていた。

大峰沼,北岸沿いを西へ(みなかみ町),14:10
倒木が2本あった。 手前の木は根元が裂けるようにして倒れている。 奥の木は幹には変化はないが,根の部分から転倒している。 いったいどうしたのだろう?どちらも老木ではない。

倒木の根元(みなかみ町),14:10

大峰沼,北岸沿いの第2採集ポイント(みなかみ町),14:11
昨年まであった岸辺の葦原?がきれいに刈り込まれ, 石でできた祠の両側に笹竹を立てて注連縄?のようなものが張られていた。 ここでなんらかの行事が行われたのだろう。豊作祈願?


2012年10月の様子(2012.10.14,13:49撮影)。

2011年10月の様子(2011.10.16,13:56撮影)。

大峰沼,北岸沿いの第2採集ポイント(みなかみ町),14:11-14:12

大峰沼,北岸沿いの第2採集ポイント(みなかみ町),14:12
ここで採集(大峰沼-07)
観察された生物: 渦鞭毛虫の一種, ペラネモプシス(Peranemopsis granulifera), カリキモナス(Calycimonas physaloides), スポンゴモナス(Spongomonas intestinum), 小型太陽虫, ナベカムリ(Arcella sp.), ディフルギア( Difflugia pyriformisDifflugia sp.), ユーグリファ( Euglypha acanthophora), フレンゼリナ(Frenzelina), 共生藻を持つラッパムシ(Stentor fuliginosus), パラコンディロストマ(Paracondylostoma setigerum), ウロトリカ2種(Urotricha), プロロドン(Prorodon sp.), トラケリウス(Trachelius subtilis), ストロンギリディウム(Strongylidium), レンバディオン( Lembadion bullinum), ミドリゾウリムシ(Paramecium bursaria), バキュオラリア(Vacuolaria virescens), 珪藻各種, クンショウモ(Pediastrum angulosum), イカダモ( Scenedesmus quadricaudaScenedesmus sp.), ヒザオリ2種(Mougeotia), アオミドロ(Spirogyra), ミカヅキモ( Closterium dianae), ツヅミモ( Cosmarium zonatum), ケズネモ(Gonatozygon kinahani), ハタヒモ( Netrium digitus v. lamellosum), Achromatium oxaliferum, ワムシ, ミジンコ, ケンミジンコ, イタチムシ, センチュウ,

大峰沼,北岸沿いを西へ(みなかみ町),14:14-14:15
沼岸に立つこの木は? 葉の形からは クロビイタヤAcer miyabei) ,あるいは, シバタカエデAcer miyabei var. shibatae) のいずれかだと思うが・・・。前者は絶滅危惧種らしい。後者かも。

大峰沼,北岸沿いを西へ(みなかみ町),14:16-14:18
小さいながらも レンゲツツジRhododendron japonicum,ツツジ科 ツツジ属) が咲いていた。他でもいくらか咲いていたが,数は少ない。


Part X: 大峰沼北岸〜大峰山登山口〜見晴荘北の溜池
2013.05.25, 14:18 - 14:55