途中にある左へ入る道も通行止めだった(小山市下生井),15:01
左の先でも「ゾーニングに基づいた第二調節池の計画レイアウト」にしたがって工事が行われているのだろう。きっと。
調べたところ
「
渡良瀬遊水地湿地保全・再生基本計画(PDF)」(国土交通省 関東地方整備局,利根川上流河川事務所)
というのがあった。ここに第二調節池の計画レイアウトの詳しい説明がある(注)。
基本計画によると,この道の左側にも「深い池」ができることになっている。
よってここも左奥で掘削工事が始まっているか,ないし,近未来的に始まるはずだ。
注:上記のPDFによると,
2002年(平成14年)6月に「渡良瀬遊水地湿地保全・再生検討委員会」が設置され,
2002年6月〜2004年12月まで委員会を4回開催,
2005年11月〜2008年2月までワーキンググループによる現地調査を6回開催,
2008年7月〜2010年2月まで委員会を6回開催,
というのがこれまでの経緯らしい。
この文書は2002年〜2010年までの検討結果をまとめたもの。
利根川上流河川事務所のHPによると,
2010年以降は「
順応的管理
による段階施工」で掘削が始まっているらしいが,
これに合わせて地元有識者による「モニタリング委員会」というのが昨年までに5回開催された模様。
掘削現場を見てみたいものだ。
斜面を上がる途中,右への分岐があった(小山市下生井),15:03
1,2枚目:パノラマ撮影。
1枚目:右の道には色付きのタイルが敷き詰められている。だいぶ古そうだ。
詳細モードで地図を見ると,右へ進んだ場合,第2調節池内を通って南東側の堤防に上がり,その先で思川を渡るように描いてある。
しかし,標準の地図では思川にかかる橋は描かれていない。
航空写真を見ても橋は写っていない。
ということで,右の道はかつては遊水地の先まで続いていたが,現在は行き止まりのようだ。
2枚目:右の施設は何だろう?階段がついている。何かの測定装置があるのかも知れない。
堤防に上がったところで周囲をパノラマ撮影(小山市下生井),15:04
ここは右(3枚目)へ進んでもよいのだが,地図を見ると,左の先にある水田地帯に池が描いてある。
そこへついでに立ち寄ってから野木駅へ向かうことにした。
なお,7年前に,この後出てくる「なまいふるいさと公園」を訪れた際は,
公園を訪れた後,この堤防に上がり堤防上を進んで松原大橋へ向かった(下段)。
2006年11月の様子(2006.11.12,14:22-14:23撮影)。
1,2枚目:公園を出て堤防に上がる途中の様子。下段の白いガードレールが写っている。
3枚目:堤防に上がったところ。上段の4枚目とほぼ同じ場所(松原大橋と筑波山が重なっている)が写っている。
4枚目:堤防沿いを東へ進もうとしているところ。
上段の2,3枚目の境にある標識が写っている。7年前から変わっていないようだ。
ただし,7年前,標識の先は未舗装だった。現在は上段の画像でわかるように舗装されている。
どこまでかは不明だが。
左(西)へ進み,前方で右へ堤防を降りる(小山市下生井),15:05
堤防を降りてその先で右折しようとすると見覚えのある景色が現れた(小山市下生井),15:07
右前方は7年前(2006.11.12)に訪れたことのある「なまい ふるさと公園」だ。
7年前は第2調節池の北東側の堤防天端道路を南下してここへ到達した。
今回はここを目指して来た訳ではないが,せっかくなので立ち寄ってみることにした。
2006年11月の様子(2006.11.12,14:01-14:02撮影)。
1〜3枚目:これは現在より先に進んで水路の正面(南端)から撮影している。
4枚目:駐輪場脇にある公園の案内図。
なまい ふるさと公園(小山市下生井),15:07
ここは,旧思川の流路跡で,池のようになったところを公園化したところだ。
なまい ふるさと公園,駐車場の先にある入口へ(小山市下生井),15:08
なまい ふるさと公園,階段を降りて水辺へ近付く(小山市下生井),15:09
ここから見るかぎり前回とほとんど変化はなさそうだ。
2006年11月の様子(2006.11.12,14:05撮影)。
なまい ふるさと公園(小山市下生井),15:10
前回と同じ場所で採集することにした。池?の西側へ。
2006年11月の様子(2006.11.12,14:12-14:13撮影)。
なまい ふるさと公園(小山市下生井),15:11
池端で採集(なまいふるさと公園-1)。
観察された生物:
渦鞭毛虫の一種,
クリプトモナス2種(Cryptomonas sp.),
トラケロモナス(Trachelomonas intermedia),
ノトソレヌス(Notosolenus sp.),
小型鞭毛虫数種,
ウロトリカ(Urotricha platystoma),
ストロンビディウム(Strombidium),
バラディナ(Balladyna),
プルーロネマ(Pleuronema marinum),
ヒスチオバランティウム(Histiobalantium natans),
棘毛類繊毛虫,
小型繊毛虫数種,
マルロモナス(Mallomonas),
シヌラ(Synura),
珪藻各種,
イカダモ(Scenedesmus),
アオミドロ(Spirogyra),
ワムシ,
ケンミジンコ,
なまい ふるさと公園,さらに西へ移動して・・・(小山市下生井),15:14
なまい ふるさと公園(小山市下生井),15:14
採集(なまいふるさと公園-2)。
観察された生物:
クリプトモナス(Cryptomonas sp.),
トラケロモナス(Trachelomonas intermedia),
小型鞭毛虫数種,
小型太陽虫,
ウロトリカ(Urotricha sp.),
コレプス(Coleps hirtus),
珪藻各種,
イカダモ(Scenedesmus quadricauda),
ここは右へ(小山市下生井),15:16
この先の田圃の中に池があるはずだが・・・。
この時,現在地を確認するために iPad mini を取り出し手にとった。
それで右へ行くことがわかったのだが, iPad mini をしまう際に,誤って「現在地追従」のモードの「一時停止」ボタンを押してしまった(注)。
この時は気付かなかったが,この後,田圃の中にある池の位置を確認しようとして,再度取り出したところ,
「現在地追従」モードが停止していて,軌跡が記録されていないことに気付いた。
結局, 1.2 km ほど軌跡が途切れてしまったようだ。
注:「一時停止」ボタンは画面の端にあるためiPad mini を手に持つ際にうっかり触ってしまったようだ。
以前から使っているGPS専用機のボタンは硬く指で触った程度では影響がないようにできている。
野外でかなり荒っぽく使うものなので,その辺を考えて作ってあるのだろう。
iPad mini を野外でGPSとして荒っぽく使うのは少々無理があるのは当然といえば当然。。。
水田地帯を東北東へ(小山市下生井),15:18
前方に思川にかかる松原大橋(県道174号 南小林松原線)が見えてきた。これからあの橋を渡る。
のだがその前に,事前にチェックしていた田圃の中にある(はずの)池(沼)で採集を試みようと右を見ながらペダルを漕いだ。
後でわかったが,前方右にこんもり盛り上がった場所がある。
目指す池はあの右手にあった。
しかし,道路沿いからはその池が見つからず,そのまま通り過ぎてしまった。
橋へ通じる道路(県道174号)の前まで来て,通り過ぎたことに気づき,あわてて元へ戻った。
水田地帯にある池があるはずの場所を撮影(小山市下生井),15:24-15:25
1,2枚目:この画像は,水田地帯にある脇道(農道)へ入り,西側(西南西側?)を向いて撮影した(下段の地図参照)。
2枚目:右手にさきほど車道側から撮影したこんもり盛り上がった場所がある。
その左に池があるようなのだが・・・。
どこを見ても近付けそうなルートがない。採集を諦めた。
iPad mini で現在地を確認(小山市下生井),15:25
前方に見える枯れた葦原の場所が池であるのは間違いない。
なお,画像でわかるように,ここへ来る少し先で池の位置を探すためにiPad mini を取り出した際,
軌跡の記録が止まっていたことに気付いた。
あらためて「現在地追従」をONに戻して記録を再開した。
元へ戻り直進,前方の県道174号 南小林松原線へ入り右折する(小山市下生井),15:28
県道174号 南小林松原線を南南東へ(小山市下生井),15:29-15:30
2枚目:途中に「なまいこうかきょう」と書かれたプレートがあった。
ここはさきほどの旧思川の水路を越える場所らしい。
思川にかかる松原大橋へ(小山市下生井→野木町友沼),15:31
橋名の確認「松原大橋」(小山市下生井→野木町友沼),15:31
Part XVIII: | 松原大橋〜JR野木駅 2013.02.17, 15:33 - 15:50 |