寄居駅〜皆野駅〜上長瀞駅〜荒川左岸河川敷〜荒川左岸沿いの遊歩道〜岩畳〜長瀞駅〜寄居駅 (12:53 - 15:57)
Part I: | 寄居駅〜皆野駅〜上長瀞駅〜荒川左岸河川敷(寄居町/長瀞町) 2013.02.10, 12:53 - 13:43 |
Part II: | 荒川左岸河川敷〜荒川左岸沿いの遊歩道(長瀞町) 2013.02.10, 13:43 - 13:55 |
Part III: | 荒川左岸沿いの遊歩道〜岩畳南端(長瀞町) 2013.02.10, 13:55 - 14:05 |
Part IV: | 岩畳南端(長瀞町) 2013.02.10, 14:06 - 14:22 ??の卵塊 |
Part V: | 岩畳南端〜中央部(長瀞町) 2013.02.10, 14:22 - 14:34 |
Part VI: | 岩畳中央部(1)(長瀞町) 2013.02.10, 14:35 - 14:43 スミレ,キショウブ |
Part VII: | 岩畳中央部(2)(長瀞町) 2013.02.10, 14:44 - 14:55 |
Part VIII: | 岩畳中央部〜北端(長瀞町) 2013.02.10, 14:56 - 15:10 ??,コガマ |
Part IX: | 岩畳北端〜長瀞駅〜寄居駅(長瀞町/寄居町) 2013.02.10, 15:12 - 15:57 |
追加: | 採集したサンプルの観察(千代田区) 2013.02.11-02.15 |
今回は
長瀞町にある岩畳を訪れた。今年に入って2度目,昨年4月から訪れ始めて12度目になる。
土日月は世間的には三連休(月曜日は建国記念日)だが, 初日(02/09,土)は入試関連の業務があったので,採集に出る訳にはいかなかった。 幸い,気温が低くやや強い風が吹いた土曜日に比べて,日曜日の方がおだやかな天気が予想されていた。 出かけるには絶好のタイミングだった。 実際,訪れた岩畳は風もほとんどなく,気温もやや高めで手袋なしで作業ができた(注1)。 前回(2013.01.13) は岩盤にある水たまりの一部には氷が張っていたが,今回は氷はどこにも無かった。 驚いたのは,これまで干上がりかけていた岩畳南端近くにある水たまり,NT-01は水位が回復していたが(注2), そこにはカエル(あるいはイモリ?)の卵塊があった。各卵の中は尾芽胚まで発生が進んでいた。 気温はまだまだ低いが,すでに春が始まりつつあるようだ。 注1:アメダスによると長瀞の南に位置する秩父は,最低気温 -6.1℃(07:00),最高気温9.9℃(14:00)。 注2:この他にも,昨年夏以降,干上がっていた多くの水たまりでも水が回復していた。 どれも最近水がたまったばかりなので,水は澄んでいて水垢はまったくなかった。 しかし,そのうちの一つで念のために採集したところ,意外にもたくさんの原生生物が観察できた。 とくに増殖の早いクラミドモナスの仲間が目立った。 彼らは水たまりができた初期に姿を現わし,その後,他の原生生物が増え出すにつれて徐々に姿を消すようだ。 今後の採集では,この点にも注意して採集を行う必要がある。 |