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2009.08.26, Part IX

弥陀ケ原東の斜面沿い〜弥陀ケ原:東〜南側の木道

引き返す前に下方の水辺〜南側の月山方向をパノラマ撮影(庄内町,現在位置,推測),10:28
1〜3枚目:パノラマ撮影。 3枚目:雪渓の先にも月山に向かって踏み跡が続いているように見える。 かつては(今も?)ここも登山道だったのかも。

今度は反対(北)側をパノラマ撮影,下ってきた斜面を上がる(庄内町),10:29-10:33
1〜4枚目:パノラマ撮影。 1枚目:降りてきた方向。画面ではわかりにくいが,かなり急な傾斜。 これを上がっていく。 3枚目:この方向に前出の御浜池があるはず。

踏み跡を辿り弥陀ケ原へ戻る,??(庄内町),10:34

踏み跡を辿り弥陀ケ原へ戻る(庄内町),10:34
ニッコウキスゲHemerocallis middendorffii var. esculenta)。

踏み跡を辿り弥陀ケ原へ戻る(庄内町),10:35
ふたたび泥炭層が露出した場所を歩く。

池塘かと思ったら違った(庄内町),10:36-10:37
1枚目:右前方に水面があった。池塘かと思って近付いてみたが,,。 2枚目:池塘ではなかった。雪解け水の水路の一部のようだ。

卵を抱えたクモ?(庄内町),10:38
岩場の上を ハナグモMisumenops tricuspidatus)?が歩いていた。

前方の坂の上が弥陀ケ原(庄内町),10:40
急傾斜を降りる場所が2ケ所見える。 どちらでもよいはずだが,往路で辿った右側を上がることにする。

坂を上がる(庄内町),10:40

木道の先に人が立っていた(弥陀ケ原,庄内町),10:41
木道に戻ったところで湿原を入れて写真を撮ろうとしたが,木道の上に人が立っていたので, レンズを下方にずらして撮影。 右手にタチギボウシ(の花)が咲いていた。

東端の木道から弥陀ケ原の東側の木道へ( 弥陀ケ原,庄内町,現在位置),10:43
前方を横切るのが湿原の東側を南北に通る木道。 さきほどは右からこちらへ歩いてきた。 今度はここで左折(さらに南へ)。

東側の木道を南へ進む( 弥陀ケ原,庄内町),10:44-10:45
1枚目:ここは湿原の南東付近。この辺には池塘がない。 2枚目:ふたたび階段を上がる。 弥陀ケ原は南から北に向けてゆるやかに傾斜しているので,このような階段が所々にある。

ここで右に折れ,南側の木道を西へ向かう( 弥陀ケ原,庄内町,現在位置),10:45
1〜3枚目:パノラマ撮影。 ここが東側の木道の南端。木道はここで右に折れて湿原南側を西(ないし南東)へ向かう。


2006.8.3,10:16撮影。

南側の木道を西へ( 弥陀ケ原,庄内町),10:45
1枚目:前方から団体がやってきた。バスガイドらしき女性が案内をしていた。 昼近くになると急に木道を歩く団体の数が増えてきた。 ここは木道が複線になっているので問題ないが,1本しかない所が多いので, 訪問客が増えてくるとすれ違うのが大変になる。 2枚目:前回の画像( 2006.8.3,10:16撮影)。 前回はまだ緑色だったが・・・。

池塘の案内板と周辺の様子( 弥陀ケ原,庄内町,現在位置),10:45-10:46
1〜3枚目:パノラマ撮影。

水中に緑色をしたゼリー状の塊がいくつもあった,これは( 弥陀ケ原,庄内町),10:46-10:47
木道際にある池塘で採集しようと水中を覗くと,緑色で球形のゼリー状のものがいくつもあった。 これはおそらく共生藻を持ったオフリディウムの群体(翌日,確認済み)。 ゼリーの一部を吸い取ろうとしたが,かなり弾力があり,なかなかピペットの中に入らない。 これは昨年(2008.8.13), 八幡平にある三ッ石湿原でみたのと同じ(下段)。 2枚目:ここで採集(弥陀ケ原-8a)
観察された生物: ディフルギア( D. oblonga), ディレプタス(Dileptus,大核4個), 共生藻を持つオフリディウム(Ophrydium), シヌラ(Synura), ボツリオコッカス( Botryococcus braunii), ミクロスポラ(Microspora), カメガシラモ(Tetmemorus laevis), ウネリマクラ(Docidium undulatum), ミカヅキモ( Closterium abruptumC. idiosporum), イボマタモ( Euastrum ampullaceumE. crassumE. cuneatum), クロオコッカス( Chroococcus pallidusC. turgidus), ラブドデルマ(Rhabdoderma lineare), メリスモペディア(Merismopedia), ケンミジンコ, ミジンコ, ワムシ, イタチムシ,


2008.8.13,11:18撮影。

木道の下まで広がる池塘( 弥陀ケ原,庄内町),10:49-10:50
2枚目:水底に緑色のモヤモヤしたものがあるが,これらは ヒザオリ(Mougeotia), 3枚目:ここで採集(弥陀ケ原-8b)
観察された生物: 珪藻各種, ヒザオリ2種(Mougeotia), ツヅミモ( Cosmarium thwaitesii), ホシガタモ( Staurastrum wandae), イボマタモ( Euastrum ampullaceumE. gnathophorum, ハタヒモ( Netrium oblongum), フタボシモ(Cylindrocystis), クロオコッカス( Chroococcus pallidusC. turgidus), メリスモペディア2種(Merismopedia), シアノサルキナ(Cyanosarcina sp. ?,砂粒付き), ミジンコ,

途中のT字路の先には「月山天然記念物」と書かれた標柱がある( 弥陀ケ原,庄内町),10:51-10:52
国土地理院の地図だと,この辺に南へ伸びる遊歩道が描かれているのだが,実際には見当たらない。 地図によると,遊歩道は行き止まりになっているが,遊歩道沿いにいくつも池塘が描かれている。 池塘を訪れるためのものだったのだろう。今は廃道?
下段は前回(2006.8.3)の画像だが, これを見ると,「月山天然記念物」と書かれた標柱の右に潅木地帯が点々と山頂方向に続いている(下段3枚目)。 もしかすると,あの辺がかつての遊歩道だったのかも知れない。


2006.8.3,10:22-10:23撮影。

Part X: 弥陀ケ原:南側の木道〜月山登山道分岐〜西側の木道
2009.08.26, 10:52 - 11:05