HOME | 研究資料館 | 地域検索 | 採集の記録 | 2008 . 09 . 29 | お知らせ

2008.09.29, Part II

竜ヶ原湿原

竜ヶ原湿原(由利本荘市矢島町城内),08:31
1枚目:さらに「竜ヶ原湿原」の看板?に近付く。 2枚目:木道脇の水底を見ると,糸状藻類の固まりがたくさんあった。

竜ヶ原湿原(由利本荘市矢島町城内),08:31
水のない場所に来るとオヤマリンドウGentiana makinoi)があちこちで咲いていた。 葉はすでに変色しているが,,。

竜ヶ原湿原(由利本荘市矢島町城内),08:32-08:33
今度は木道の左(東)側で採集(竜ヶ原湿原-3)
観察された生物: クリプトモナス(Cryptomonas), ヒスチオバランティウム(Histiobalantium natans), シヌラ(Synura), アオミドロ(Spirogyra)多数, ミカヅキモ( Closterium dianaeC. rostratum), ダルマオトシ(Hyalotheca dissiliens),

竜ヶ原湿原(由利本荘市矢島町城内),08:33
1,2枚目:「竜ヶ原湿原」の看板?から少し進むと水辺はまったくなくなった。 リンドウに混じってササらしきものも木道沿いに育っていた。 木道周辺は乾燥化が進みつつあるようだ。 湿原の中央部あたりは草紅葉状態。あの辺はまだ湿原らしい雰囲気。だが池塘らしきものはまったく見えない。

竜ヶ原湿原(由利本荘市矢島町城内),08:33-08:34
ふたたびオヤマリンドウGentiana makinoi)の群生に出会う。

竜ヶ原湿原(由利本荘市矢島町城内),08:35
1〜6枚目:木道の中央部付近に来たところで,前方(南)から右回りに後方(北)までをパノラマ撮影。

竜ヶ原湿原(由利本荘市矢島町城内),08:36
足下にはコケの群生が。これは??)。

竜ヶ原湿原(由利本荘市矢島町城内),08:37-08:39
1枚目:ほどなくして湿原の南端に到達。 2枚目:登山道はぬかるんではいないが,昨日も降った雨のため水浸し状態。 3枚目:しばらく進んでみたが,これより先に湿原はなさそう(注)なのでここで引き返すことにした。

注:七合目の御田まで行けばあるらしいが,そこまで行っている余裕はない。

竜ヶ原湿原(由利本荘市矢島町城内),08:40
1〜3枚目:湿原に戻ろうとしたところ,その手前右(東側)に踏跡があった。 そこへ入ってみると湿原というか草原があった。踏跡はずっと先まで続いているようだが,はっきりした道にはなっていない。 おそらくここを下っていくと,後で出てくる祓川キャンプ場近くの湿原まで降りていけるのだろうが, 草は湿っているし,池塘らしきものは見当たらない。 なにより踏跡がわずかしかない湿原を歩いて荒らすのも気がひけたので,これ以上先に進むのを止めて引き返した。

竜ヶ原湿原(由利本荘市矢島町城内),08:42
1〜3枚目:ということでふたたび竜ヶ原湿原を縦断する木道へ入る。

竜ヶ原湿原(由利本荘市矢島町城内),08:43-08:44
1,2枚目:さきほどは気づかなかったが,木道の右(東)側に,やや池塘のようにも見える水たまりがあった。 3枚目:ここで採集(竜ヶ原湿原-4)。 してみたが,ご覧のように水垢はほとんど入らなかった。 結果は以下の通り。原生生物はごくわずか。 昨年(2007.08.23) 八幡平沼湿原の池塘でも,同じように水垢がほとんど入らなかったが, そこにはたくさんの原生生物がいた。やはり池塘と水流のある場所ではまったく違う。
1枚目:前方にこちらへ向ってくる人影が写っているが,この湿原にいる10〜15分ほどの間に,この人を含めて2名の男性とすれ違った。 また,この後,自転車を停めてある駐車場へ戻ると,車で来た初老の夫婦が登山の準備をしていた。 今日は月曜日だし,天気もあまり良くないが結構な人が登山に訪れているようだ。 さすがは鳥海山。
観察された生物: ウチワヒゲムシ(Phacus pyrum), ディフルギア( Difflugia oblonga), ユーグリファ(Euglypha ciliata or E. strigosa ?), 小型繊毛虫数種, ミクロスポラ(Microspora), ヒザオリ(Mougeotia), ユレモ(Oscillatoria), ケンミジンコ,

Part III: 竜ヶ原湿原〜祓川キャンプ場近くの小湿原
2008.09.29, 08:46 - 09:03