次第に荒れた道に変わる(八幡平市),09:47-09:51
この辺からは大きな岩が露出した道となる。歩きにくい(注)。
注:後述するように,この辺から登山道は尾根筋ではなく,南にある大松倉山の北側斜面に沿って歩くようになる。
ここはその斜面を流れ落ちる水の通り道にもなっているようだ。
三ッ石山登山道を登る(八幡平市),09:51
ムシカリ(Viburnum furcatum)。実をつけていた。
三ッ石山登山道を登る(八幡平市),09:55
所々にこのような水路が道を横切っていた。
この辺から登山道は尾根筋から大松倉山の北側斜面を南南西に向って登って行く形になる。
そのため,左側にある大松倉山の北側斜面を流れ下る水路が,あちこちで登山道を横切るようになる。
松川大橋経由の登山道との合流点を通過(八幡平市),09:56
1,2枚目:T字路が現れた。右は,松川地熱発電所の先にある松川大橋を渡って登ってくるルートらしい。
国土地理院の地図にはこのルートは描かれていないが,後出する三ッ石山荘(三ッ石避難小屋)に掲げられている
案内図
にはしっかり描かれている。
三ッ石山登山道を登る(八幡平市),09:56
道標に近付いて撮影。
ここは松川温泉から1.8 km,三ッ石山荘まで 1.9 km,ということで登山道のほぼ中間地点。
一方,国土地理院の地図によると,この合流点の標高は 1136 m 。
松川温泉の標高は約780m なので,ここまでで356m標高を上げたことになる。
三ッ石湿原の標高は1281m。残りあと 145 m。ここから先の傾斜が緩やかなことがわかる。
三ッ石山登山道を登る(八幡平市),09:58-09:59
1枚目:平坦な道があるかと思えば,,
2枚目:再びこのような岩だらけの道もある。
三ッ石山登山道を登る(八幡平市),10:00
ピンぼけだが,これは??シャクナゲ()。
三ッ石山登山道を登る(八幡平市),10:01-10:03
1,2枚目:木立が減って明るい場所が現れたが,この後,また薄暗い樹林帯の中に入った。
3枚目:これはコバギボウシ(Hosta albo-marginata)。
三ッ石山登山道を登る(八幡平市),10:03
雨が降るとぬかるむのだろう。木の横断片や小さな木道などが所々に配置してある。
木道が現れた(八幡平市),10:04-10:06
1〜3枚目:そしてついにやや長めの木道となる。
これは比較的最近設置されたものだろう。横方向に滑り止めの溝が削ってある。
これは昨年,この八幡平(
黒谷地湿原,八幡沼湿原,
千沼ヶ原)
を訪れた際によく見かけた。他ではまだあまり見ていない。
長く歩かれた道(八幡平市),10:06
左が古い道。これがV字状に抉れて歩きにくくなると,そこを避けて脇の樹木の根元を歩くようになる。
このままいくと根が枯れて登山道周辺が荒廃していくだろう。
三ッ石山登山道を登る(八幡平市),10:07
モミジカラマツ(Trautvetteria caroliniensis var. japonica)。
三ッ石山登山道を登る(八幡平市),10:08
これはミヤマセンキュウ(Conioselinum filicinum)?
三ッ石山登山道を登る(八幡平市),10:11-10:12
これは,当初,ハリガネワラビ(Thelypteris japonica)としていましたが,
日本シダの会の佐藤淳様よりオオバショリマ(Oreopteris quelpaertensis)であると教えていただきました。
ありがとうございます。
Part V: | 三ッ石山登山道(4) 2008.08.13, 10:13 - 10:34 |