千沼ヶ原/途中にある池塘(雫石町),10:25
東側の湿原はまだ少し先だが,その途中にも小さな湿原が点在している。
千沼ヶ原/途中にある池塘(雫石町),10:25-10:26
まずはここで採集(千沼ヶ原-8)。
観察された生物:
クリプトモナス(Cryptomonas),
ミドリムシ(Euglena mutabilis),
ナベカムリ(Arcella vulgaris),
ディフルギア(
Difflugia oblonga),
フセツボカムリ(Centropyxis),
共生藻を持つプラチオフリア(Platyophrya similis),
珪藻少々,
ヒザオリ(Mougeotia),
ミカヅキモ(
Closterium rostratum),
コウガイチリモ(
Pleurotaenium minutum),
ツヅミモ(
Cosmarium parvulum,
C. quadrifarium),
ホシガタモ(
Staurastrum simonyi),
イボマタモ(
Euastrum ampullaceum,
E. cuneatum,
E. sinuosum),
トゲツヅミモ(Xanthidium armatum),
ハタヒモ(Netrium digitus),
ボツリオコッカス(
Botryococcus sudetica),
クロオコッカス(
Chroococcus turgidus),
シネココッカス(Synechococcus),
イタチムシ,
ワムシ,
千沼ヶ原/途中にある池塘(雫石町),10:27
ここは池塘の土手が崩れて木道下の水たまりと繋がっている。
こうなると水の流れが起きて池塘にいた原生生物の多くは流し出されている可能性がある。
ので,ここでの採集はパス。
千沼ヶ原/木道を辿って東側の湿原へ(雫石町),10:27
1,2枚目:再び樹林帯(ないし潅木地帯)へ入る。
3枚目:すぐにまた小さな湿原が現れた。
千沼ヶ原/食事中のトンボ(雫石町),10:28-10:29
湿原へ入ってまもなく目の前のニッコウキスゲの葉に
ノシメトンボ(Sympetrum infuscatum)?が止まった。
近付いてみると,他の昆虫を食べている最中だった。
空中で獲物を捉え,それを食べるために草に止まったのだろう。
食事に夢中になっているためか,カメラを近付けても逃げない。クローズアップで撮影できた。
千沼ヶ原/木道を辿って東側の湿原へ(雫石町),10:29
ニッコウキスゲ(ゼンテイカ,Hemerocallis middendorffii var. esculenta
or H. dumortieri var. esculenta)
千沼ヶ原/木道を辿って東側の湿原へ(雫石町),10:30-10:31
1枚目:木道がカーブする隣に池塘があった。
2,3枚目:ここで採集(千沼ヶ原-9)。
4枚目:カメラの位置を地面すれすれに下げてミツガシワ(Menyanthes trifoliata)を撮影。
観察された生物:
トラケロモナス(Trachelomonas volvocina),
小型珪藻少々,
コウガイチリモ(
Pleurotaenium minutum),
ウネリマクラ(Docidium undulatum),
カメガシラモ(Tetmemorus granulatus),
ツヅミモ(
Cosmarium globosum),
ホシガタモ(
Staurastrum simonyi,
S. wandae,
Staurastrum sp.),
イボマタモ(
Euastrum ampullaceum,
E. crassum,
E. cuneatum),
フタボシモ(Cylindrocystis brebissonii),
ユレモ(Oscillatoria),
ワムシ,
千沼ヶ原/木道を辿って東側の湿原へ(雫石町),10:31
1枚目:キンコウカ(Narthecium asiaticum)の群生。
千沼ヶ原/木道を辿って東側の湿原へ(雫石町),10:32
1,2枚目:前方で左にカーブしつつ林の中へ入っていくがすぐにまた狭い湿原が現れる(後述)。
なお,写真を撮り忘れたが,林に入る手前に小さな沢があった。
千沼ヶ原/木道を辿って東側の湿原へ(雫石町),10:33
1枚目:上述のように,林はすぐに終わり,前方に木道沿いに狭い湿原が現れる。
ここには池塘はない(そのはず)。
2,3枚目:木道沿いに咲いていた
コバギボウシ(Hosta albo-marginata)
千沼ヶ原/木道を辿って東側の湿原へ(雫石町),10:34
その狭い湿原の終点付近にこのような道標があった。
向い側(平ケ倉沼方面)から来た人のための案内のようだ。
千沼ヶ原/木道を辿って東側の湿原へ(雫石町),10:35-10:37
まもなく東側の湿原だが,その手前はこのような薮というか林になっている。
3枚目:ここまでの木道は往復2本とも滑り止めの溝が掘られていたが,この林から先は片側が古いタイプの木道のままとなっている。
古い方は霧と雨に濡れて表面がぬるぬるしている(注)。
注:後述するが,戻る途中,油断して古い木道の上で転んでしまった。幸い尻餅をついただけで外傷なし。
千沼ヶ原/木道を辿って東側の湿原へ(雫石町),10:37
1枚目:前方が開けてきた。まもなく東側の湿原。ここはその手前の小湿原。
2枚目:木道から離れたところに池塘があった。離れ過ぎているので採集不可。
Part XI: | 千沼ヶ原(3):東側の湿原 2007.08.06, 10:38 - 10:48 |