笊森山頂上から北東の尾根を下る(雫石町),09:30
隣を見ると広々とした道があったので,こちら側を通って降りることにした。
笊森山頂上から北東の尾根を下る(雫石町),09:30-09:31
降りる途中の道端に咲いていた
ミヤマリンドウ?(Gentiana nipponica)
靴の中にたまった水を減らす(雫石町),09:31-09:32
1枚目:ここからはかなり急な下り坂となる。
2枚目:熊見平の付近から靴の中に溜った水が気になっていた。
このまま放置すると足がふやけてしまうので,靴を脱いで水を出そうとした。
しかし,厚手の靴にしみ込んだ水は除去できず,結局,この後も水びたしのまま歩き続けるしかなかった。
笊森山頂上から北東の尾根を下る(雫石町),09:37-09:40
1枚目:丸太を利用した階段や,2枚目:砂利を敷いた坂道を下る。
傾斜がきつくなったので,後々のことを考え,ここから杖を使う。
笊森山頂上から北東の尾根を下る(雫石町),09:43-09:45
これもシロバナトウウチソウ(Sanguisorba albiflora)?
千沼ヶ原・烏帽子岳(乳頭山)分岐(雫石町),09:46
1枚目:急な傾斜が一旦終わって平らな場所が現れた。
ここは千沼ヶ原(右側)と烏帽子岳(別称:乳頭山)(左側)への分かれ道。
2枚目:千沼ヶ原方面は,傾斜のある滑り止め用の溝が掘られた木道。
千沼ヶ原・烏帽子岳(乳頭山)分岐(雫石町),09:46
1枚目:こちらは烏帽子岳方面。比較的平らで普通の山道。
2枚目:道標に近付いて撮影。
「→千沼ヶ原,0.5 km」,「←烏帽子岳(乳頭山)」とある。
笊森山頂上から北東の尾根を下る(雫石町),09:49
画面では分かりづらいが傾斜のある木道を降りる。
笊森山頂上から北東の尾根を下る(雫石町),09:51-09:56
1枚目:今度は,再び丸太を利用した土の階段が現れた。
この時,近くでクマの鳴き声らしき音がした。
ヤッケのフードを被っていたので,はっきりとは聞こえなかったが,
「クウ」?というやや可愛さのある鳴き声だった(注1)。
あきらかにこちらを威嚇しているというよりは,たまたま他の理由で声をあげたという感じがした。
とはいえ,近くにクマがいることには違いがないので,この声を聞いた時は,一瞬,足がすくんだ。
しばらくじっとして辺の様子を窺ったが,その後は何も変化がない。
一時は引き返そうかとも思ったが,ここまで来て,という気持ちもあり,
以後はクマ避けの鈴を手に持って大きな音を鳴らしながら先へ進むことにした(注2)。恐る恐る・・・。
3枚目:途中から再び木道に変わる。
注1:小グマの鳴き声だとすると,近くに母グマもいるはず。
子連れの母グマは一番危険という話を聞いているので,鳴き声はかわいいが,危険度は最大だったといえる。
注2:それまでも鈴は腰につけて鳴らしながら歩いていたが,周囲は小雨が降り,風もあった。
そのため,雨音と風に揺れる草木が出す音でときおり鈴の音がかき消されるほどだった。
なので,ここからは見通しの効かない薮の近くを通る際は,手に持って意図的に大きく,かつ激しく鳴らすことにした。
笊森山頂上から北東の尾根を下る(雫石町),09:58
傾斜が急な場所には,木枠と砂利で造った階段が続いていた。
霧がなければ,おそらくこの辺から千沼ヶ原が遠望できるはずだが,それどころではない。
あたりに細心の注意を払いつつ,鈴を鳴らしながら降りていった。
笊森山頂上から北東の尾根を下る(雫石町),10:00-10:01
笊森山頂上から北東の尾根を下る(雫石町),10:02-10:03
2枚目:霧がやや薄くなると前方に山裾が見えてきた。
地図によれば,あれは千沼ヶ原の北にある平ケ倉山の山裾のはず。
千沼ヶ原はその手前に広がっているはず(霧で何も見えないが)。
沢の音が聞こえてきた(雫石町),10:04
やがて右下方向から沢の音が聞こえてきた。
これはこの辺から南へ向かって流れる安栖沢(あずまいさわ)の音のはず。
とすれば千沼ヶ原はまもなくだ。
←音声
安栖沢(あずまいさわ)の脇を通って(雫石町),10:05
1枚目:木道の右手に沢へ降りる階段があった(2枚目)。ここはそのまま木道を辿って進む。
千沼ヶ原に到着(雫石町),10:07
ほどなく前方に烏帽子岳(乳頭山,1.5 km, 画面左)と平ケ倉沼(3.5 km, 画面右)への分岐が現れた。
ここから先,平ケ倉山へ向かうルート沿いに千沼ヶ原が広がっている。
やっと到着。スタート(駒ヶ岳八合目)からここまで3時間かかった(07:03-10:07)。
ほぼ予定通り。
Part V: | 千沼ヶ原(1):西側の湿原 2007.08.06, 10:07 - 10:23 |