長時間使用する場合,ビ−カ−内の水が蒸発してなくなるので,絶えず水を補給する必要がある。そのためには,ハトの水飲みの形式で,2リットルの三角フラスコにたっぷりと水をいれ,これを他の水の入ったビ−カ−に逆様に立てる。立てる方法は,まず,フラスコの口をアルミホイル等で塞ぎ,この状態でビ−カ−の水の中にいれる。そうすれば,フラスコ内の水をこぼすことなく,さかさに立てることができる。つぎに,これとヒ−タ−で熱しているビ−カ−をつなぐ「コ」の字型に曲げたガラス管を用意し,これに水を満たして,両端を両ビ−カ−に入れる。これで,サイホンの原理で,過剰に水のあるビ−カ−の方からヒ−タ−で熱しているビ−カ−の方へ水の移動が起き,蒸発によって失われた水を補給できることになる。