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2006.06.17, Part V

袴湿原〜袴池

袴湿原,11:02-11:03
1枚目:湿原の入口に到着(注)。前方に木道が見える。2枚目:入口脇にある道標。

注:万坂峠からちょうど10分かかった(10:52-11:02)。

袴湿原,11:03
前回来た時は雨上がりの後で,全体に湿っていた。入口近くでも採集できた記憶がある。 しかし,今回はかなり乾いていて採集できるような水たまりはない。

袴湿原 ワタスゲEriophorum vaginatum),11:03-11:04

袴湿原,11:04-11:05
1枚目:木道は折れ曲がりながら,2枚目:まもなく前方の遊歩道に出る。

袴湿原,11:05-11:06
木道の出口近くに来ると,木道の周囲に水たまりがあった。まずは, ここで採集(袴湿原 No. 1)。 しかし,原生生物はまったく見当たらない。ここは水路のため,普段は結構な水流があって流し出されているのだろう。
観察された生物(6/18): ケンミジンコ,

袴湿原,11:07-11:09
すぐその隣でも採集(袴湿原 No. 2)。 ここもだいたい同じ。原生生物は,わずかな種類のみ。
観察された生物(6/18): スピロストマム(Spirostomum), Eunotia, 他の珪藻各種, ワムシ,

袴湿原,11:10
木道のすぐ下を見ると,イモリの幼生がゲルの中に浮かんでいた。 その周囲で採集(袴湿原 No. 3) してみたが,ここには何もいなかった。

袴湿原トレイルを北へ,11:11-11:12
2枚目:???,他でも見かけた。

袴湿原トレイルを北へ,11:16
1枚目:まもなく袴岳への分岐が現れた。既述したように,信越トレイルは斑尾山→万坂峠→袴岳というコースをとる。 ということは,ここから先の袴湿原トレイルは信越トレイルではない(?)。 2枚目:その分岐の向いに湿地があった。どうやらここが袴池の南端らしい。 この辺では,モリアオガエルRhacophorus arboreus)がやかましいほど鳴いていた。

袴池,11:17-11:18
池の南端が湿地状になっていた。そこで採集(袴池 No. 1)。 水があまりないため,サンプルは真っ黒なヘドロ状。
観察された生物(6/18): トゲフセツボカムリ(Centropyxis), クチビルケイソウ(Cymbella), ハネケイソウ(Pinnularia), 他の珪藻各種,

袴池,11:19-11:20
1枚目:池の西側に沿って遊歩道を北に進む。 2〜4枚目:すると道端近くの木々にモリアオガエルの卵塊がいくつもあった。

袴池 袴池 袴池 モリアオガエルの卵塊 袴池 モリアオガエルの卵塊

袴池,11:21-11:22
その卵塊の近くで採集(袴池 No. 2)
観察された生物(6/18): クリプトモナス(Cryptomonas), フロントニア(Frontonia vernalis), 小型繊毛虫数種, 珪藻各種, ミカヅキモ( C. intermedium ?), ケンミジンコ,

袴池 袴池

袴池,11:23
ここで,モリアオガエルRhacophorus arboreus)の鳴き声を記録するために,デジカメによる動画撮影を試みた。 わずか10秒ほどだが,ファイルサイズは6.8 MBになった。静止画約10枚分のメモリを消費した。 当初はそのまま公開しようとしたが,あまりに大きすぎるので,音声だけを抜き出した(80 K bytes)。

        ←音声

袴池,11:24
1枚目:池の北側にある木に卵塊がたくさんついていた。 私が近付くと十数匹のモリアオガエルが木から池の中へ飛び下りた。 2枚目:その飛び下りたうちの一匹。 ピントが合っていないが,おそらくオス?ここのモリアオガエルは体表に縞模様がないタイプのようだ。

袴池 モリアオガエルの卵塊 袴池 モリアオガエル

Part VI: 袴湿原トレイル〜赤池
2006.06.17, 11:26 - 11:52