昨年はここで道を見失う,10:40-10:43
次第に昨年の記憶がハッキリ甦ってきた。
昨年は2枚目あたりからほとんど道がどこにあるかわからなくなった。近くに沢もあったので,間違って滑り落ちては大変と焦ったことを覚えている。
なにより,今自分がどこにいるのかがハッキリしなくなってきたのが不安だった。と,その時,
上の方から自動車が車道を通る音がした。そこで,とにかく上へ進めば道へ出ると思い,左の林の中へ入って行った(注)。
3,4枚目:林の中は木の周囲(根元部分)だけ雪が溶けて空洞になっていた。近くを歩くと陥没して怪我をする恐れがあったので,
慎重に木々の中間地点を選んで上へ進んだ。そして,どうにか車道へ出ることができた。
当時は残雪がこれほどあるとは予想しておらず,雪で道を見失う経験も初めてだったので,この時は非常に焦った。
実際にはそれほど山の奥深くまで分け入った訳ではなかったのだが,,,。
注:昨年はこの周辺を歩くのは初めてだったので廻りの地理を十分に把握できていなかった。
勿論,地図は持参していたが,今自分のいる位置がわからなければ地図があっても役に立たない。
また,地図そのものも部分的に不正確なところがあるのはよくあることなので,焦ってくると,地図を信用することすらできなくなる。
そして,実際,今回も,この後で同じようなことが起きてしまった・・・。
県道97号 飯山斑尾新井線へ出る,10:44
1枚目:そんなことを思い出しながら坂を登っていると,ほどなく車道へ出た。
2枚目:車道へ出る手前に咲いていたコタチツボスミレ(Viola grypoceras var. exilis),
またはタチツボスミレ(Viola grypoceras)?
県道504号 信濃斑尾高原線を西へ,10:47-10:48
1枚目:県道97号 飯山斑尾新井線は,このT字路で右折する(注)。
前方に続く道は県道504号 信濃斑尾高原線(最初は,てっきりこちらが県道97号だと思っていた。ややこしい)。
2枚目:昨年(2005.5.15)は,この先にある袴湿原まで行った後,ここまで戻って右側の道へ入って赤池へ向った。
注:地図によって,このT字路で右折した先が県道97号のままのものと,県道69号に名称が変わるものとがある。
どちらが正しいかは現時点では不明。
県道504号 信濃斑尾高原線を西へ,10:48-10:49
ほぼ同じ場所で,空にピントを合わせ露出等を固定(シャッターを半分押し下げる)して撮影したもの(1枚目)と,
林にピントを合わせてから撮影したもの(2枚目)を比較。林が暗くなりすぎるかと心配したが,前者の方がよさそうだ。
後者は空の雲と蒼空が写っていない。
県道504号 信濃斑尾高原線を西へ,10:50
タニウツギ(Weigela hortensis),または,ニシキウツギ(Weigela decora)?
万坂峠 袴湿原トレイルへ入る,10:51
1枚目:万坂峠に到着。ここから道の進行方向右(北)側にある袴湿原トレイルへ入る。
2枚目:袴湿原トレイル入口にある案内板。
信越トレイルは,長野県と新潟県の境にある関田山脈を縦断する総延長約80kmのトレッキングコースとして比較的最近整備された。
この付近では,斑尾山からこの万坂峠を経由して袴岳までのルートがこの信越トレイルに含まれる。
袴湿原トレイルは,袴湿原を過ぎた後,袴池の手前で袴岳へ向うルートが分岐しているので,そこまでがこの信越トレイルということになる(?)。
しかし,名前が色々あってややこしい。
注:沼の原湿原西トレイルの入口から25分かかった(10:26-11:51)。
袴湿原へ,10:52-10:53
3枚目:従来からあった道標の上に信越トレイルの標識が張り付けられている。
前回来た時もあったような,なかったような・・・。
袴湿原へ,10:58-10:59
3枚目:西側に見える袴岳。
袴湿原の手前,11:01
2枚目:レンゲツツジ(Rhododendron japonicum)が咲いていた。
Part V: | 袴湿原〜袴池 2006.06.17, 11:02 - 11:24 |