公開講演会:生物多様性研究・教育を支える広域データベース
アサガオ類画像データベース  米田芳秋
back 1)データベースの作成経過と現状 -その1- back

 1997年度に総研大企画の共同研究「生物形態資料画像データベースの構築」が発足し,筆者はアサガオの画像データベース作成を目的に参加し,編集を法政大の月井雄二氏が担当した。この時点での基本方針として日本の伝統的な園芸花で多数の遺伝子突然変異体をもつアサガオを中心に近縁種およびアサガオとの種間雑種およびヒルガオ科の園芸植物の画像データベースを作成し, 各画像に説明と関連文献を添付し,アサガオ関連著書, 論文などの分野別リスト, および古文献などのリストを作成し, アサガオ関係事項のリンクを整備することとし,画像は手持ちのカラースライドの中から筆者の「原色朝顔検索図鑑」(1981)および「アサガオ江戸の贈りもの」(1995)での使用分と可能な限り重複しないものを選択することとした。その後,アサガオ入門としてすでに絶版となっていた 筆者監修, 竹村嘉夫写真 「アサガオ」 講談社パノラマ図鑑(1991刊)をディジタル化して加え(図2),「アサガオ類画像データベース」として法政大(http://protist.i.hosei.ac.jp/Asagao/Yoneda_DB/J/),総研大(http://taxa.soken.ac.jp/Asagao/Yoneda/menu.html)より1998年8月にWeb上で公開した。なお,2001年度には「世界各地のアサガオ」を追加した。 
図2 講談社パノラマ図鑑「アサガオ」

URL, http://protist.i.hosei.ac.jp/Asagao/
Yoneda_DB/J/Introduction/htmls/cover_front.html


図3 画像一覧の例:花模様「曜白」

URL, http://protist.i.hosei.ac.jp/Asagao/
Yoneda_DB/J/species/F_patterns/06.html

 各サムネイル画像をクリックすると図4のような「アサガオ類画像データベース」の基本画面が表示される。

図4 「アサガオ画像データベース」の基本画面

URL, http://protist.i.hosei.ac.jp/Asagao/
Yoneda_DB/J/PCD2521/htmls/34.html

系統名,遺伝形質(表現型),著作権者名,説明,画像から構成される。画像はサムネイル画像とその2 x 2倍,4 x 4倍の画像が表示されているが,その他に, 8 x 8倍,16 x 16倍の画像へのリンクがある。

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